
■ユーザーの視点に立った、よりパーソナライズ化された次世代インターフェース
PS4を起動することで登場するUI。PS4ではこれまでのPS3にて採用されていた「クロスメディアバー」を撤廃。新たなメニュー「PlayStation Dynamic Menu」にて様々なコンテンツを管理することができます。PlayStation Dynamic Menuで初めに表示されている「コンテンツエリア」では、まずは「What’s New」がお目見え。PS3の「What’s New」欄には「プレイしたコンテンツ」やPlayStation Storeへのリンク、ウェブページへのリンクなどが掲載されていましたが、新たな「What’s New」では、よりユーザーの視点に立った「新しい」と思える情報が反映されることになります。簡単に挙げても、獲得したトロフィーやフレンドのプレイ状況、シェア機能を活用した履歴など、ほとんどの状況が把握できるスペースとして、今後多くのユーザーが目を留めるスペースとなりそうです。

What’s Newエリア

コンテンツインフォメーションエリア
What’s Newの横には、これまでプレイしたタイトルや利用したアプリケーションなど、最後に起動したコンテンツが左から順番に並びます。これにより、さっきまでプレイしていたタイトルや再生した映像など、コンテンツのジャンルを問わずすぐに再開することが可能に。また、特徴的な要素としては、各タイトルに「コンテンツインフォメーションエリア」が登場。ゲームのマニュアルページや追加DLCへのリンク、そのゲームで獲得したトロフィー情報などへ簡単にアクセスすることが可能になり、販売/配信されているゲームソフトとオンラインコンテンツとの繋がりが、現行機と比べ段違いに密接になります。またコンテンツエリアから上ボタンを押すと表れるのが「機能エリア」。ここにはPlayStation Storeページへのリンクから始まり、アップデートやインストール情報の一覧がチェック、フレンドや自身のプロフィールの閲覧などができます。

プロフィール画面
■新たなユーザー・インターフェースの快適さ
これらがPS4における基本的なUIとなりますが、全てにおいて共通して言えるのは、画面の切り替えスピードの向上。レスポンシビリティについては実際体感するのが一番ですが、起動中のゲームやPlayStation Storeからコンテンツエリアへの画面遷移などは、PS3では感じられなかった早さで切り替えることが可能なため、ストレスが大幅に軽減されました。
過去に公開された新UI紹介映像
PlayStation Storeを例に挙げると、これまではPSボタン→「終了」ボタン→確認ボタンと複数の段階を経てホーム画面へ戻るところを、PS4ではPSボタンひとつで戻ることが可能。ゲーム起動中の場合も、同じくPlayStation Dynamic Menuへの行き来が楽になりました。これにより、例えばひとつのゲームをプレイ中に友人がログインしたときに「What’s New」スペースに移り友人がプレイしているタイトルをチェックしてマルチプレイを誘ったり、プレイしているゲームで獲得したトロフィーを見逃したときに「コンテンツインフォメーションエリア」に戻ってトロフィーの内容をチェックしたり、とPS3では手順が多く感じられた動作が、PS4では大幅に少なくなっています。
海外では既に多くのユーザーが手にし、ゲーム史においても最も満足度の高いゲーム機のひとつとなっているPS4。よりユーザーの目線に立ったUIは、ゲーム生活において自然となじむハードとなる予感がひしひしと伝わってきます。