人生にゲームをプラスするメディア

『フリーダムウォーズ』気持ちいいアクションを生む裏話を更に公開 ─ 体験版や操作方法の新情報も

PS Vitaソフト『フリーダムウォーズ』のディレクターを担当している塚本高史氏が、本作のアクション部分に関してどのように取り組んだのか、更なる解説を行いました。

ソニー PSV
『フリーダムウォーズ』気持ちいいアクションを生む裏話を更に公開 ─ 体験版や操作方法の新情報も
  • 『フリーダムウォーズ』気持ちいいアクションを生む裏話を更に公開 ─ 体験版や操作方法の新情報も
  • 『フリーダムウォーズ』気持ちいいアクションを生む裏話を更に公開 ─ 体験版や操作方法の新情報も
PS Vitaソフト『フリーダムウォーズ』のディレクターを担当している塚本高史氏が、本作のアクション部分に関してどのように取り組んだのか、更なる解説を行いました。

本作の開発に携わっているディンプスは、これまでアクションゲームを数多く制作しており、「モーション」と「エフェクト」、そして「ヒット音」が生み出す爽快感に熟知していたため、本作に関してもその3要素を重視して心地よさを追求していることを塚本氏が以前語りましたが、その続きとも言えるさらなる秘話が公式ブログにて飛び出しました。

キャラクターモーションと効果エフェクト、そしてヒット音の3つが、ゲームの気持ちよさを握るカギであると述べた前回の内容を振り返りつつ、ここまでの要素は「グラフィック的な、見て気持ちいい部分」であり、これだけでは完成とは言えないと前置きし、「溜め続けていたものを一気に解放する様な、この流れが昇華された時に得る“気持ち良さ”がゲームの一番楽しい瞬間」と、更なる要点を明かします。

そしてこの、総合的な気持ちよさ」に関しては、プレイヤーキャラクターの身体のカスタマイズが絡むと調整が一段と難しくなるようで、プランナーやデザイナー、プログラマーの間で「リアルバトルが度々勃発」するほどの難問だと述べています。

例えば、キャラクターのダッシュ挙動ひとつでも、カッコよさや手触りの実感、そして移動速度を追求すると、身体カスタマイズからくる足運びや姿勢との違和感、通信時での絵の飛びや当たり判定処理などが問題になるとのこと。こういった点に関して、バランスを気をつけながら、どこを落とし所にするか考え、時には「荒ぶるスタッフたちをなだめつつ」アクション調整を繰り返す日々を送っているようです。

動かし始めるのはもちろんのこと、動いたのちにどの行動を繋げるのかという動的な部分は、ユーザーが自ら選択する部分。「モーション」に「エフェクト」、「ヒット音」といった、いわば受動的な気持ちよさだけでなく、能動的に選び行動するアクション部分に関しても心地よさを追求する本作の苦悩と進歩が、公式ブログから如実に伝わってきます。詳細が気になる方は、直接ブログをチェックしてみてください(URL:http://freedomwars-tsukamoto.tumblr.com/post/86292851230/2

こだわりをもって制作に当たる本作の発売日まであと一ヶ月となりますが、リリースに先駆ける形で、期間限定体験版が6月12日より一般配信されます。その魅力をいち早く味わえるこの体験版では、都市国家対戦の運営テストとなる「第0次47都市国家対戦“βテスト事変”」が行われることが判明しました。これは、製品版発売後に始まる都市国家対戦のテストバージョンであり、製品版での安定した運営のためには欠かせないテストとなるので、より多くの方にプレイして欲しいと広く呼びかけています。

また本作には、マルチプレイアクションユーザー向けの「ハンタータイプ」や、FPSおよびTPSプレイヤー向けの「シュータータイプ」をはじめ、全5種類の操作タイプが用意されており、これによりユーザー個々人が遊びやすい操作スタイルを選びやすくなっています。なおこの操作タイプ5種類は、体験版で選ぶことができるので、自分の手に馴染む操作方法を発売前に見つけておくことも可能です。

開発秘話が飛び出し、体験版に関する新たな情報も明かされた『フリーダムウォーズ』。アクションの心地よさを追求した本作が、どのような手応えを味わわせてくれるのか。まずは体験版で、その片鱗を確かめてみてはいかがでしょうか。

『フリーダムウォーズ』』は、2014年6月26日発売予定。価格は、パッケージ版が5,800円(税抜)、ダウンロード版が4,800円(税抜)です。

(C)Sony Computer Entertainment Inc.
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ソニー アクセスランキング

  1. 『Fall Guys』ガチで勝ちたいあなたにおくる12のテクニック!ショートカットやID表示で差をつけよう

    『Fall Guys』ガチで勝ちたいあなたにおくる12のテクニック!ショートカットやID表示で差をつけよう

  2. 『FF7 リメイク』のモブや広告から見えてくるミッドガルの恐るべき社会状況と文化─本当にプレート上層は裕福で幸せなのか【特集】

    『FF7 リメイク』のモブや広告から見えてくるミッドガルの恐るべき社会状況と文化─本当にプレート上層は裕福で幸せなのか【特集】

  3. 昭和78年に失踪?『SIREN』主人公“SDK”の行方不明写真が怖すぎー今年の夏にもファンイベントを実施

    昭和78年に失踪?『SIREN』主人公“SDK”の行方不明写真が怖すぎー今年の夏にもファンイベントを実施

  4. 『第3次スパロボ大戦Z 時獄篇』に「エディットBGM」機能が搭載 ― 戦闘BGMを好きなMP3に設定可能に

  5. 『モンハンワールド:アイスボーン』下手くそでも「ソロ用ムフェト・ジーヴァ」に勝てるのか? 新規救済に見えた“(ある意味)辛い狩猟”をレポート

  6. 『バイオハザード』の「クリス」って顔が変わりすぎ!?今と昔では“完全に別人”レベルだった【『バイオハザード』25周年特集】

  7. 『バイオハザード ヴィレッジ』名言・迷言集! まったくよくない「よし」をはじめ、本作はスゴいセリフで溢れているぞ【ネタバレ注意】

  8. PS5までの歴代PlayStation据え置きハードを振り返る!これまでの進歩とこれからの進歩を見比べよう

  9. 『ELDEN RING』覗けるのは「フィアのパンツ」だけじゃない―さらに「下乳」と「お尻」も見てみた

  10. 『モンハン:ワールド』アステラ祭【開花の宴】開催直前!見どころや限定装備などをご紹介

アクセスランキングをもっと見る