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【CEDEC 2014】ホームエンターテイメントを変える一石となるかー「Android TV」ブースレポ

先日9月2日(火)から9月4日(木)の3日間、パシフィコ横浜にて開催されていたCEDEC 2014(コンピューターエンターテイメントデベロッパーズカンファレンス)。

ゲームビジネス 開発
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先日9月2日(火)から9月4日(木)の3日間、パシフィコ横浜にて開催されていたCEDEC 2014(コンピューターエンターテイメントデベロッパーズカンファレンス)。

今年で15回目を迎える本カンファレンスは昨年実施されたCEDEC2013と比べ、来場者数が3割増加するなど非常に活気があり、事実、会場は多くの人でごった返していました。

ゲーム開発者向けのセッションがメインで行われる中、会場には各出展社がブースを構えて自社のサービスや製品を熱心にアピールしているのが本カンファレンスの特徴です。

「アンリアルエンジン」を引っさげ、日本でも耳にすることが非常に多くなったEpic Games Japanをはじめ、日本アイ・ビー・エム株式会社、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントなど著名な企業もブース出展およびトークセッションを行いました。

また、昨年度からブース出展をしているFacebookをはじめとしたソーシャルメディアマーケティングソリューションを提供している株式会社セプテーニやadjust GmbH、App Annieなどのいわゆるマーケティング関連の会社も数多く出展していました。

そんななか、多くの人だかりができていたブースが「Google」です。



Googleと言えば、IT業界に務めいている人間でなくとも知っている、超大企業である。基本的には、検索エンジン事業が主軸であるが、ここ最近ウェアラブルデバイスである「Android Wear」やAndroid 端末をカーシステムに統合した自動車プラットフォーム「Android Auto」などさまざまなジャンルに進出していきている。

そんなGoogleは、CEDECのようなゲーム開発のイベントに出展するのはほぼ初めてだとのことですが、かなりの人がブースに集まっていました。筆者は「Google Play」関連の出展を展示していると想定していましたが、実際に足を運んでみるとそこに展示されてたのは「Android TV」と呼ばれるAndroid OSを多面展開するためにGoogleが用意したプラットフォーム。今までスマートフォンやPCに展開されていたプラットフォームをTVでも展開するというもの。こちらは、先日サンフランシスコで開催された「Google I/O 2014」にて発表されたものです。



Googleが繰り出すスマートTVでいうと「Google TV」が記憶に新しいのですが、思ったように展開ができずどこにいってしまったのだろう…と筆者は思っていましたが、形を変えてGoogleは再度スマートTV事業にも力を入れていくようです。



「Android TV」では、YouTubeはもちろんのこと、Google Playで購入したアニメや映画なども閲覧することが可能。また、Google playのプラットフォームにのせたネイティブアプリも対応可能のようで、今回はAndroid TV試作機であるADT-1とAndroid TV上のGoogle Play 経由で配信されている各社のゲーム作品をデモ展示されていました。







今回デモで展示されていたものは『RIPTIDE2』と呼ばれる水上バイクで水面を駆け抜けるスポーツゲーム、「広島の雄」株式会社ケムコが送るRPG『alphadia genesis』、ナムコ(現:バンダイナムコゲームズ)が1998年に発売した『ソウルキャリバー』。





プレイ前はストリーミングでのゲームプレイ感覚に近いと筆者は考えていたのだが、実際にプレイをしてみるとさすがネイティブアプリ、サクサクぬるぬると通常の家庭用ゲームと変わらぬ形でゲームを体験することができました。特に『ソウルキャリバー』は、3Dも非常に鮮明に表現されており、担当者曰く「現時点では試作段階だが、PlayStation2とほぼ同等のゲームプレイ環境である」とのこと。



今回のCEDEC2014出展の狙いとしては、現時点ではゲームデベロッパーとの繋がりを構築している段階のようで、今後、さらにいろいろなタイトルをAndroid TV上でプレイをしていけるよう動きを進めているようです。



またAndroidTV以外にも展示がされていたのが、つい先日発表されたダンボール製の手作りVRゴーグル「Cardboard」。



VRヘッドセットといえば、Oculus Rift(オキュラス リフト)を筆頭にSCEがプロジェクトを進めている「Project Morpheus(プロジェクトモーフィアス)」が目立っていましたが、GoogleもGoogle Play上で本アプリを展開しています。

AndroidOSを搭載したスマートフォンであればアプリをダウンロードし、専用ダンボールさえ準備すれば、だれでもどこでも、3Dの没入感を得ることができるという代物。



今回のCEDEC2014では数量限定でこの専用ダンボールキットを配布しており、筆者もなんとか入手することに成功し自身でも作成してみました。専用ダンボールの中に自身のAndroidスマフォを設置し、レンズを通して覗くと、筆者が想像していた異常の没入感が待っています。現時点では、グーグルストリートビュー等のコンテンツのみですが、グーグルは対応コンテンツの開発を呼び掛けていて、増えていきそうです。

ただし、会場にいたGoogle担当者に話を伺ったところ「ゲームというよりは、まずはGoogle EarthやGoogleストリートビューできちんと使えるような状態に持って行きたい」とのこと。

気になるユーザーは下記URLより「Cardboard」のアプリがダウンロードができるので試してみるのもいいかもしれません。※専用ダンボール無しでもコンテンツを見ることはできますが、あまりオススメはしません。

Google は『Cardboard』の製作に必要な素材リストや型紙ファイルも公開しているようなので、時間のある読者は「手作りVRヘッドセット」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
《森 元行》

森 元行

海外のゲームショウにてeスポーツの大会に出会い衝撃を受け、自身の連載「eスポーツの裏側」を企画・担当。プロプレイヤーはもちろん、制作会社や大会運営責任者、施設運営担当者など「eスポーツ」に携わるキーマンに多くのインタビューを実施。 2022年3月 立教大学大学院 ビジネスデザイン研究科 博士課程前期課程(修士/MBA)修了。

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