iPhoneアプリで二つのキャタピラを自由に制御し、前進や回転・後退などを可能とする「走るiPhone」が作れる教育用ロボット「Romo」。これにプロジェクションマッピングを組み合わせ、見慣れた部屋に有名レースゲーム風のサーキットを再現する試みが行われました。この意欲的な取り組みを行った河本氏は、自身のサイト「河本の実験室」にて、「中学生のころ時間も忘れてロケットスタートを極め、バナナを置き、甲羅を投げた思い出」を自分の部屋で再現すべく、プロジェクションマッピングと「Romo」を用いて、拡張現実型のシステムを構築することに成功。そのシステムは「RomoCart」と名付けられました。このRomoCartは、部屋のレイアウトをカメラで測定し、最適なコースを自動生成。プロジェクションマッピングが、実にそれらしいコースを描き出してくれます。もちろんレース中には様々なアイテムを拾い、活用することが可能。例えば相手を妨害できるバナナを置いたり、ダッシュキノコ的なもので加速することができるのです。またミサイルで相手を吹っ飛ばすという攻撃手段もありますが、例えばそのミサイルを足で踏んで壊す、といったゲーム要素への直接干渉まで実現されています。ただのラジコン操作に留まらず、拡張現実として日常とゲームを融合させたこの「RomoCart」。その興味深い挑戦を分かりやすく知りたい方は、公開中の動画をご覧になってみてはいかがでしょうか。YouTube 動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=OHOJpzuaJ74日常の一部をゲーム空間にしてくれる「RomoCart」。ゲーマーであれば夢に見てもおかしくないその光景が、現実のひとつとして形になりました。更に詳細を知りたい方は、河本氏のブログ「河本の実験室」を併せてチェックしてみることをお勧めします。■河本の実験室URL:http://kawalabo.blogspot.jp/2014/10/romo.html