この日は、「日経トレンディ」の伊藤健編集長、今年の「ヒット人」に選出された俳優のムロツヨシと、橋本環奈(Rev.from DVL)、さらに来年のブレイクが見込まれる「2015年の顔」として女優の杉咲花も出席した。
『アナと雪の女王』は国内興行収入歴代3位の254億円を稼ぎ出し、ブルーレイは発売初日に66万枚の売り上げを記録する大ヒットとなり「関連商品も次々と売れた」(伊藤編集長)。
2位の「妖怪ウォッチ」はメダルの出荷数が1億枚に到達する勢いで、妖怪メダルや特典付きの映画前売り券を求めて親子で奔走する“社会現象”となり、劇場版アニメは第1弾公開を前に既に第2弾の製作が発表されるなど、今後「ポケットモンスター」のような“定番コンテンツ”への道を歩み始めたと言える。
「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」はその再現性の高さでUSJの月ごとの入場者数を更新し続けており、来年にかけても多くの人が全国から詰めかけることになりそうだ。
上位3位までをアニメ・ファンタジー関連のコンテンツが占める結果となったが、伊藤編集長は過去の、消費税の導入や税率アップのタイミングで「ちびまる子ちゃん」「ポケモン」などのヒット商品が生まれたことに言及し、「固くなりがちな財布の紐を子ども向けのキャラクターがこじ開けたが、その中でも過去最高のヒット」と解説。「現実からかけ離れたものに消費者が惹かれた。『楽しみたい』心理の表れ」と語る。
この他、ディズニーキャラクターを起用し2,800万ダウンロードを誇ったスマホゲームを引き金に生まれたぬいぐるみ「TSUM TSUM」が7位、1,000円という格安で子どもを狙った商品として未来の万年筆ユーザーを醸成したのに加え、“美文字”ブームから大人の女性をも取り込んでヒット商品となった格安の万年筆「カクノ」が25位に入るなど「大人の女性と子どもの掛け合わせ」、「子どもを狙って大人にも買わせる商品」もヒットの鍵となった。
食品では「トクホ茶は苦い」という概念を覆した「伊右衛門 特茶」が6位、新食感の「クロワッサンドーナツ」が8位、吉野家の中でも異例のメニューとして女性やシニアの人気を集めた「牛すき鍋膳」が14位にランクイン。それ以外では4位に「ジェルボール洗剤」、9位に「格安スマホ」、大阪・天王寺に開業した日本一の高層ビル「あべのハルカス」が10位に入った。
来年2015年のヒット予測では、1位に食品への新表示解禁により、野菜や鮮魚といった日常で口にする食品にも「睡眠に良い」「肌・目に良い」といった効き目が訴求される「グルメ“健効”系フーズ」を選出。「自撮り」仕様に進化したスマホ「セルフィースマホ」が2位に、新幹線の延伸を引き金に金沢・能登・富山を巡る新ルートに観光客が殺到するという「北陸トライアングル」が3位に挙げられた。
これらのランキングが掲載された「日経トレンディ12月号」は11月4日(火)発売。
日経トレンディヒット上位に『アナ雪』「妖怪ウォッチ」など子ども向けコンテンツ!
《text:cinemacafe.net》編集部おすすめの記事
その他 アクセスランキング
-
2024年7月発売おすすめタイトル5選!名作『プリンセスメーカー2』や「パワプロ」シリーズ最新作などゲーマーの熱い夏が始まる
-
ニンテンドーダイレクトで発表された注目タイトル5選!ゼルダやマリオ&ルイージの新作などビッグタイトルが続々登場
-
「アニポケ」リコ役・鈴木みのり、進化したニャローテの愛情表現に「ジーンとくる!」―ポケモンセンターのレジに並ぶ“ガチファン”な一面も【インタビュー】
-
ポケモンをシルエットで当てる絵本が鬼難度!大人でも絶対分からない難問に、「笑うしかない」
-
『ダンガンロンパ2』をアニメ化しない理由とは? 小高和剛「あのキャラ達の物語はあれでお終い」
-
「FFXIV 光のお父さん」原作者・マイディーさんの父親こと「インディ」さんが死去
-
『モンハンライズ』人気武器No.1はどれだ! 1,600人以上の読者が選んだ投票結果ー選ばれたのは?
-
2,000人の読者が選んだ“『FF7 リメイク』ヒロイン”ベスト10を発表! バレットがまさかの7位、女装クラウドの順位は?【アンケート】
-
『真・女神転生V』“美人&美少女”悪魔のオンパレード! お預け小悪魔からチラ見せ美女までお届け【フォトレポ】
-
「『FGO』あなたが一番好きな“信長”は誰?」結果発表─足軽から魔王まで並んだ“オール信長総選挙”、1位は“4割”を占める圧倒的な支持!【アンケート】