
コーエーテクモゲームス、アトリエ、大阪の工場……中々話が見えない本件ですが、インサイドでは指定の場所に行ってみる事にしました。

無事に現地に到着すると、「クラシエ」の工場を発見。クラシエといえば、「甘栗むいちゃいました」や「フリスク」を手かげる食品メーカー。そして忘れてはいけないのが、かの有名な知育菓子(R)「ねるねるねるね」です。水をいれて混ぜると、色が変わってふわふわふくらむ不思議なお菓子「ねるねるねるね」は、今なお愛され続けており、夢中で混ぜまくった少年少女時代を過ごした方も多いことでしょう。
ねるねるねるね、混ぜる、アトリエ……まさか!と思った刹那、一緒に来ていたコーエーテクモゲームス担当者から「実は3DS『新・ロロナのアトリエ』と『ねるねるねるね』がコラボします!」という驚きの発表が。そう、この工場は「ねるねるねるね」の生産工場であり、今回は工場見学のために呼ばれたのです。

最初に目に入ったのは、「ねるねるねるね」に入っている1番と2番の粉の原料。最初の工程としては、この原料を専用の機械で混ぜ込んでいきます。その後、出来上がった粉をホースで吸出し、袋に詰めていきます。

あのタンクが豪快に回転

出来上がった粉を吸いだします

そして袋に入れます


次々と完成

最後にトレイやスプーンと一緒にパッケージに入れれば完成です。既に原料が出来ている状態からのスタートですが、その工程はいたってシンプル。これらのポイントは機械にあり、的確な量で大量生産できるのはクラシエフーズならではだとか。





詳しい仕組みなどは企業秘密ということですが、シンプルが故に、高い技術力とノウハウを感じました。


そんな「ねるねるねるね」ですが、『新・ロロナのアトリエ はじまりの物語 ~アーランドの錬金術士~』には回復アイテムとして登場。ゲームで使われる画像を見ても違和感はありませんね。




実際にロロナが笑顔で混ぜているシーンを想像すると、なんだか和みますね。
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せっかくなので工場の関係者に話を伺うと、「ねるねるねるね」はリトマス紙の原理を転用した世界初のお菓子だとか。昔は「メロン味」がダントツの人気でしたが今は「ぶどう味」が一番人気に。昔は甘いだけで喜んでもらえたそうですが、甘い食べ物が増えたため、酸味と甘味のバランスがいい「ぶどう味」が好まれるそうです。
近年は売り場の拡張や、安全性の認知を向上させる活動をしつつ様々な派生商品が誕生しています。今回のコラボに関しては、「ゲームに登場するということで、非常に嬉しかったです。またプラットフォームが3DSなので、幅広い層に訴求できることを期待しています。」とコメントしており、『アトリエ』シリーズとコラボしたお菓子の商品化も検討していきたいと語ってくれました。筆者としては、「ねるねるねるね」の公式キャラクター「ねるる」を使った「ネルルのアトリエ」が実現すると面白いと思います。
『新・ロロナのアトリエ はじまりの物語 ~アーランドの錬金術士~』は、2015年3月26日発売予定で、通常版が5,800円(税抜)、ダウンロード版が5,143円(税抜)、プレミアムボックスが8,800円(税抜)です。
※「知育菓子」はクラシエフーズの登録商標です。
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