■プロローグ

宇宙の深淵は、人間たちの平穏を許さないのか──
地球を飛び出して数世紀、幾多の苦難を乗り越えた人類は、「銀河連邦」の設立と拡大により、統一された秩序と平和を手に入れようとしてきた。しかし、ここにまた、新たな争いの火種が燻り始めたのだ。
地球から6,000光年以上離れた未開惑星「フェイクリード」。多くの事例がそうであるように、歴史のうねりは辺境の一惑星かたら起ころうとしていた。
■キャラクター
●フィデル・カミューズ(CV:石川界人)
「失敗してもいつでも支えてやる! だから、僕を信じて立つんだ!」

性別:男性
年齢:23歳
武器:片手剣
出身:惑星フェイクリード、レスリア王国スタール村

レスリア王国内でも有数の剣術士である父を持つ本作の主人公。父親は国内でも有数の剣術士であり、彼もその才能を受け継いでいる。ここ数年の「暗黒の7年間」と呼ばれる不安定な時期の中では、スタールの治安を守るために重要な役割を果たすようになっている。
●ミキ・ソーヴェスタ(CV:東山奈央)
「フィデル兄、昨日も助けてあげたでしょ。私だって役に立つんだから!!」

性別:女性
年齢:18歳
武器:杖
出身:惑星フェイクリード、レスリア王国スタール村

スタール村でフィデルとともに育った幼なじみ。歳が離れていて、友人というよりは兄弟のように育ってきたため、フィデルのことを兄のように慕っている。いつもフィデルに甘えていて、気が強い方ではないが一方で責任感は強く、芯はしっかりとしている。スタール村では数少ない回復能力を持った呪印術士でもある。
■世界観

●惑星「フェイクリード」
地球から6,000光年ほど離れた銀河連邦未探査領域にある惑星。ヴェスティール大陸が惑星状で最も広大な大陸で、この大陸に惑星人口の半分が集中。文化・技術レベルは地球の15、16世紀頃であるが、呪印術という魔術を使い独自の発展を遂げている。
●レスリア王国
ヴェスティール大陸にある肥沃な大地に覆われ、恵まれた大国。四方は大きく長い山脈群に囲まれているため、自然の要塞と化している。300年以上に渡り、王族バーリフ一族による統治が行われ、大陸一の富める強国として発展してきた。しかし「暗黒の7年間」に陥ってからは平和と富の象徴と言われた面影はなく、恐怖と貧困の王国と化している。
●スタール村


フィデルとミキが暮らす王国の南端に位置する村。海岸に面しているため住民のおもな生業が漁業に依存している集落。「暗黒の7年間」と呼ばれる不安定な時期はスタールにも及び、フィデルは秀でた剣術により村の治安を守り、ミキは治癒の呪印術により人々を助けている。
●呪印術

惑星フェイクリードに伝わる、体に刻む一種の紋様「呪印」を持つものだけが使える特殊な魔術。呪印術を使えるものは呪印術士と呼ばれ、刻まれた呪印に応じた様々な魔術を行使できる。複雑な呪印ほど高度な魔術となるが、暴走しないようにコントロールできる精神力も必要となる。
●暗黒の7年間

7年前を境に、突如として動物が凶暴化。呪印を持つ動物“呪印生物”も現れ人々を襲うようになる。王は原因を探るため調査団を派遣したが、根本的な原因は掴めなかった。徐々に治安は悪くなり、強盗や暴力等の犯罪も増え、国力は低下の一途。さらには治安維持に奔走している隙を隣国に狙われ戦争状態となる。この不安定な時期はいつしか「暗黒の7年間」と呼ばれるようになっていた。
◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆