『ゼルダの伝説 トライフォース3銃士』にボイスチャットを搭載しなかった理由をディレクターの四方宏昌氏が明かしています。
海外メディアThe Vergeによると、Nintendo Desital Eventで同タイトルが発表された時にはあまり印象に残らなかったものの、ディレクターの話を聞き、任天堂スタッフと共に実際に協力プレイをしてみたところ、エキサイティングでオリジナリティ性に溢れており、記憶に残っている『ゼルダ』タイトルの中でも群を抜く面白さではないかと感じたということです。
協力プレイにはコミュニケーションをとるための手段が必須となりますが、『トライフォース3銃士』の場合は3DSの下画面に配置された8つのボタンがその役割を果たします。 それぞれのボタンは「楽しい」や「がっかり」などの感情を表しており、それを使って意志疎通を図るという仕組みです。
しかし、ボイスチャット搭載についても、かつて検討したことはあったようです。
結果的に非搭載になったのは、もしボイスチャットがあると、同じゲームをプレイしているにも関わらず、プレイヤーのレベルによってそれぞれ異なる経験をしてしまうということが明らかになったためで、たとえば高レベルは低レベルプレイヤーに何をするかの指示を出すようになり、一方の低レベルプレイヤーは「どうして彼らは指示ばかりするんだろう」と思うようになってしまうと四方氏は語っています。
そこで全く新しいコミュニケーションツールを搭載し、感情ボタンによって仲間が何を言いたいのかを探り、想像することもゲームの楽しみの一部に取り入れることとなったようです。
《菜種》
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