人生にゲームをプラスするメディア

宮本茂から驚きのアイデアも?元レア社代表が『ゴールデンアイ 007』開発秘話を語る

英国ゲームイベントにて『ゴールデンアイ 007』開発者Martin Hollis氏のトークセッションが行われました。『ゴールデンアイ』開発を巡る宮本茂氏とのやりとりについても言及。お蔵入りになった驚きのアイデアも飛び出ています。

任天堂 その他
 
  •  
  •  
英国ノッティンガムのゲームイベントGameCityにて、ニンテンドウ64向けタイトル『ゴールデンアイ 007』を手掛けたゲームデザイナーMartin Hollis氏のトークセッションが行われました。その中でHollis氏は『ゴールデンアイ』開発を巡る宮本茂氏とのやりとりについても言及。任天堂の姿勢が感じられるコメントも飛び出ています。

Hollis氏によれば、ファミリーフレンドリーなスタンスであり続ける任天堂に、暴力的とも言える「007」フランチャイズを馴染ませるのは非常にチャレンジングな試みだったようです。「血の噴水」とまで語られる開発段階のゴア表現はHollis氏にとっても大のお気に入りだったようですが、「少し赤いものが多過ぎたかもしれない」とも述べられていました。

ある日、Hollis氏を始めるレア社開発チームは『スーパーマリオ』生みの親・宮本茂氏からFAXを受け取ります。そこで宮本氏が修正依頼として伝えたのは、『ゴールデンアイ』が“人を殺す”ことにクローズアップし過ぎている点。更に、“人を殺す”ことに焦点を当てるゲーム性が悲惨に感じられたとも言及していたようです。「ゲームの終わりに病院ですべての敵と握手しているようであれば良い、ともアドバイスをもらった」とHollis氏はコメントしています。

当然ながら「握手」要素はゲーム内に実装されていませんが、Hollis氏は代替案として「スタッフクレジット」を加えました。これはキャラクターを役者として紹介しながら「実際の殺人ではない」という旨を語るための「映画的表現」だったとのこと。FPS史に名を残す重要作『ゴールデンアイ 007』ですが、人気アクション映画をゲーム化、そして任天堂ハードでリリースするに当って様々な配慮が図られていたようです。

宮本氏から驚きのアイデアも!元レア社代表が『ゴールデンアイ 007』開発秘話語る

《subimago》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

任天堂 アクセスランキング

  1. 『モンハンライズ』で手強いモンスターは?読者が選んだ投票結果ー苦しめられたハンターの生の声をお届け

    『モンハンライズ』で手強いモンスターは?読者が選んだ投票結果ー苦しめられたハンターの生の声をお届け

  2. 【特集】『スーパーマリオ オデッセイ』小ネタ12選!知ればマリオの旅がもっと楽しくなる!?

    【特集】『スーパーマリオ オデッセイ』小ネタ12選!知ればマリオの旅がもっと楽しくなる!?

  3. 『あつまれ どうぶつの森』風呂やプールに入る裏技が発見される!?いろいろな家具の中に入ってみた

    『あつまれ どうぶつの森』風呂やプールに入る裏技が発見される!?いろいろな家具の中に入ってみた

  4. 元ドット職人が教える『あつまれ どうぶつの森』マイデザインお役立ちテクニック!描き方の初歩から独特な「なめらか補正」まで幅広く解説

  5. 『ポケモン ダイパリメイク』ペラップの失われた個性は戻ってくる?人気ポケモンを襲った悲劇とは…

  6. 立体感のある大迫力サウンドをスイッチに追加せよ! 簡単取り付けでテーブルモードの利便性も向上するパイオニア「ポータブルゲーミングスピーカー」の魅力に迫る

  7. 『スプラトゥーン3』で真っ先に慣れたいジャイロ操作のコツ―初心者はまず、思わず傾く体をこらえて!

  8. アルセウスイベント実装か!? 追加要素モリモリの『ポケモン ダイパリメイク』を買うべき5つの理由

  9. 『ポケモンレジェンズ アルセウス』激ムズな「マナフィ」捕獲、そのヒントは『ダイパリメイク』にあった!時代を超えた伏線がアツい

  10. 『スマブラSP』勇者の「パルプンテ」は何が起こる!? 100回検証して効果をまとめてみた

アクセスランキングをもっと見る