10月に『夜廻』をリリースし、今月は『クリミナルガールズ2』を発売予定。また来年早々となる1月には『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』を世に放つ日本一ソフトウェアは、この年始年末にかけてPS Vitaに注力します。

そして、PS Vitaへのリリースラッシュは来年2月にも予定されており、2007年にケータイアプリとして登場した『勇者死す。』が装いも新たに帰ってきます。フルリメイク版となる本作は、ビジュアルや音楽のブラッシュアップ、メインキャラクターのフルボイス化のみならず、数多くの追加要素が用意されています。

物語に刺激を加える新たな登場人物も見逃せない新要素のひとつですが、このたび彼女たちの詳細などが明らかとなりました。“勇者”の宿命を背負う少女・ヨナと、謎多き“魔王の娘”・ベラナベル。どちらも、主人公である“勇者”と浅からぬ縁を持つ相手。それだけに、彼女たちの存在が物語にどのような影響を与えるのか、実に気になるばかり。

また、彼女たち以外の登場キャラクターや、世界を救った英雄の最期を飾る“葬儀”に関する続報も到着しました。いずれも見逃すことなくチェックし、PS Vitaに訪れる個性的なタイトルの来訪に備えておきましょう。
■“勇者”の宿命を背負った少女・ヨナ(CV:高垣 彩陽)
「あなたのように国を守りたいんです。私を・・・いえ、ぼ、僕をあなたのよう強くしてください!」

ヨナは勇者の死後、勇者の代わりに急遽育てられることになった少女。勇者が魔王と差し違えて命を落とした時、突然天界からの啓示を受けて“次の勇者”として選ばれ、その使命を背負うことになった。勇者に対する憧れから、勇者の恰好を真似している。

ヨナはこれまで戦いとは無縁な生活を送ってきたが、啓示を受けたことをきっかけに国の将来を担う勇者になることを決意。そして蘇った勇者に、5日間で自分を真の勇者に鍛え上げて欲しいと迫る。日を追うごとに弱る勇者に対し、ヨナは魔物との戦闘を経ることでメキメキと成長する。いつか真の勇者になるために。

そんな「勇者になる」という難題に苦戦するヨナをよそに、世間は新たな勇者の誕生に大きな期待を寄せ、王族も教会もヨナを次の勇者よして祭り上げた。またヨナは、勇者が数年かけて得た力を数日で手に入れるほどの無理を強いられていた。こうしたプレッシャーと勇者にならねばという使命感、そして無理に促された成長がヨナの心と身体を蝕んでいく・・・。

■謎多き“魔王の娘”・ベラナベル(CV:金元 寿子)

勇者に討たれた魔王ギールのひとり娘である魔界の姫。その姿を目撃したものはおらず、容姿や目的など、全てが謎に包まれている。しかし、もし勇者と出くわしたならば、戦いは避けられないだろう。

魔王の娘が戦後どこかにひっそりと隠れ、逆襲の機会をうかがっている・・・という噂が、人々の不安を煽っている。中には、魔王ギールの復活を企んでおり、戦争に備え人間と魔物の間に生まれた戦災孤児を兵士として育てているといった物騒な噂も。
