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【オトナの乙女ゲーム道】第30回:恋の駆け引きにコンサート運営!やり応えバッチリの『金色のコルダ4』プレイレポ

インサイドをご覧の皆様、こんにちは。独断と偏見で乙女ゲームについて語り尽くす「オトナの乙女ゲーム道」第30回では『金色のコルダ4』のプレイレポートをお届けします。

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インサイドをご覧の皆様、こんにちは。独断と偏見で乙女ゲームについて語り尽くす「オトナの乙女ゲーム道」第30回では『金色のコルダ4』のプレイレポートをお届けします。



◆初回ノーマルエンドに愕然!恋とコンサートの両立に奮闘




コーエーテクモゲームスが手掛ける『金色のコルダ』シリーズ最新作として、3月10日に発売した『金色のコルダ4』。新たな攻略キャラクターとなるオーケストラ部の顧問「須永巧」や新システム「片思い」、他校のキャラクターも交えたアンサンブルの作成やコンサートの開催など、さまざまな要素を楽しむことができます。



前作『金色のコルダ3』では、星奏学院へ転校してきた主人公・小日向かなで(名前呼びあり/変更可)ちゃんが「全国学生音楽コンクール」の優勝を目指し、仲間やライバルたちと切磋琢磨する姿が描かれました。本作ではコンクールに優勝し、すっかり気持ちが落ち着いてしまいますが、小さなコンサートの成功をきっかけに年末までに「ジルベスタ―コンサート」の開催を目指すこととなります。


これまでは参加する側だったコンサートの主催側になり、演奏の完成度だけでなくスケジュール管理やメンバー集め、来場者の確保まで自分たちで何とかしなくてはなりません。意中の彼との恋人関係を目指すか、より大きなコンサート開催に向けて奮闘するか、どんな12月31日にするかはプレイヤー次第となります。




さて、私もネオロマンサーの端くれ。色々とユニークなシステムが増えても今までの経験もあるし、どうにかなるだろうと深く考えずにゲームをスタートしました。その結果、初回はまさかのノーマルエンドという現実に愕然とし、2回目は数値上は満たしていたもののイベントを起こすために必要な日数が足りず失敗。いくつかのセーブを漁った結果、受け入れてくれたのが須永先生だけという体たらく。あまりの惨敗ぶりに情けなくなりつつも、3回目は「今度こそ!!絶対に!!ちゃんとクリアするぞー!!」と燃え上がり、以降はきっちりイベントを回収しながら駆け抜けています。


改めて思えば、1周目こそが「チュートリアル」だったのではないでしょうか。まず1度クリアし、コンサートの予定の立て方やアンサンブルの育て方、秋~冬の時期ならではの文化祭やクリスマスなどのイベント時期を把握。そしてクリア後にリズムゲームを10回ほど練習して追加アイテムを手に入れ、1周目から引き継いだポイントも惜しみなくアイテムに消費し、彼から&彼への想いを上昇させていく。恋とは、こうした入念な準備があってこそ成就するものだと身の引き締まる思いでした。大変じゃないかって?いいえ!こうした困難を乗り越えてこそ、エンディングがいっそう際立つんです!感動するんですよ!



◆目指すは伝説「ジルベスタ―コンサート」の再来


ひとまず、かつて星奏学院のOBが成功させたというジルベスタ―コンサート開催にむけ、3カ月間しっかりと準備を積み重ねていきます。平日は主人公の技術レベルなどを向上させ、土日・祝日はアンサブルの練習、そしてコンサートを開いて合奏団の知名度を高め、さらなる集客を目指します。




アンサンブルを披露するフィールドには、ネオロマファンにはお馴染みの船鬼一夫さんがデザインした可愛いミニキャラが出現。出来るだけ多くの人に向けて練習曲を聴いてもらったり、どんな曲が流行っているのかコメントから探ったり、ファンからアイテムを貰ったりと、ここでもやることがたくさんありますよ。


コンサート当日は、リズムゲームで高評価を貰えるように頑張りましょう。本作のクラシック曲は秋や冬にちなんだ作品がだいぶ増えてますし、CMなどで聞いたことのある曲も登場。曲名だけではピンとこなくても、練習してみると「これだったのか!知ってる!」と、より身近に感じます。操作が苦手な人は設定でスキップすることもできるので、お好みで。




機種がPS Vitaへ移行したので、フィールドも見やすく、ミニキャラの動きもさらに可愛くなりました。スチルのきらめきやマエストロフィールドも美しくなり、リズムゲームの譜面の見やすさも格段にアップしているので、じっくり画面を見ていたくなりますよ。

◆彼を想いたい?想われたい?ドキドキの「片思い」を堪能


そして、本作の特長となるのが「主人公からの想い」「彼からの想い」というパラメータ。彼が主人公に片思いしているか、主人公が彼に片思いをしているか、どちらの状態に寄っているかで発生するイベントが変化します。このパラメータはイベント中の選択肢などで増減し、彼への思いはピンク、彼からの思いはグリーンで光るのですぐ分かります。


彼への片思いが強いイベントではアピールしても気付いてもらえなかったり、「ひょっとして…いやまさか…」とかわされてしまったり、「もうちょっとこっちを向いて!」と思うようなものも。逆に、彼からの想いが強いイベントでは「明らかにこれは主人公への好意だだ漏れだろ!!好きだろ!!」という言動にニヤニヤできます。


このパラメータがイベント発生のトリガーになるので、できるだけ意中の相手と2人で練習したり、アンサンブルのメンバーに加えたりしたいところ。その際、アイテムを使うと一気に数値をプラスできますし、差し入れもこまめにすると安心です。正直なところ、どんどんアイテムを使わないとジルベスターコンサートまでに間に合うか物凄く不安になるので、手に入れたら即使うくらいをオススメします。

◆一味違う彼の一面が垣間見えるイベントシーン


恋愛イベントでは、前作ではあまり見えなかった音楽以外のシーンもたくさん見ることができます。卒業後の進路や家族、先輩が引退した後の学校・部活への思いなど、ドキドキだでけなく「こんな風に思ってたんだ」と改めて感じることができました。皆が一つの目標に向かっていたコンクールとは違い、ジルベスタ―コンサートという目標はあっても、それぞれが違う道を歩み始めていて、ちょっとセンチメンタルな気分になりますね。




このほか、コンサートのアンサブルを通して親しくなった彼らが、独自に交流しているシーンも見ることができます。これまでは主人公以外、もともとの知り合いでもなければ他校の生徒同士がコミュニケーションを図る機会はありませんでしたが、本作では意外な組み合わせによるイベントも発生。冥加部長や天宮って思ったより普通の会話もできるんだ…とか色々な発見があったので、組み合わせをどんどん試してみたくなりました。




◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

個人的なイチオシは、攻略対象キャラクターではないものの、オーケストラ部の副顧問として登場した小倉宗一郎さんです。須永先生と同じく星奏学院のOBなので、熱心なシリーズファンは名前に見覚えがあるかもしれませんね。


一見、男性とは思えないような美貌の持ち主ですが、言動は夢でうなされそうなほど厳しく、初登場の時点でだいぶ「こ、怖ええ…!」となりました。ただ、食べ物の趣味には意外と親近感がわいたり、須永先生の背中を押したりといった一面もあり、もっと親しくなってみたいなと思わされましたね。ぜひ小倉先生にも注目してください!


乙女ゲームとして恋愛要素を楽しむのは当然ながら、好きな組み合わせでアンサンブルを作り、より大きな会場でのコンサート成功を目指せるのも『金色のコルダ4』の魅力。いつか聖地「パシフィコ横浜」や最難関「横浜アリーナ」でのコンサート開催を目指し、まだまだ頑張りたいと思います!
《近藤智子》
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