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【特集】原作者から「やりすぎ」のツッコミも―原作愛から産まれた『リ・モンスター』の“これまでとこれから”

前世で不運な死を遂げた主人公は、目覚めると最弱ゴブリンに転生していた──そんな驚きの幕開けから始まる下克上ファンタジー「Re:Monster」。金斬児狐氏が手がけるこのライトノベルは、累計で55万部を超える人気を博しています。

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前世で不運な死を遂げた主人公は、目覚めると最弱ゴブリンに転生していた──そんな驚きの幕開けから始まる下克上ファンタジー「Re:Monster」。金斬児狐氏が手がけるこのライトノベルは、累計で55万部を超える人気を博しています。

7月21日には、第一部の節目となる第9巻が発売。コミカライズも順調に巻数を積み重ね、2016年2月にはiOS/Android向けのゲームアプリ化も実現しました。更に、ゲーム版『リ:モンスター』はPC向けのサービスも後日開始し、ゲーム業界においても“下克上”を果たす活躍ぶりを見せています。


1周年も優に超え、ゲーム版『リ:モンスター』の更なる発展に期待と関心が集まっていますが、ライトノベルが原作となる「Re:Monster」をどのようにゲームに落とし込んだのか、その歩みや開発秘話などを、ゲーム版『リ:モンスター』開発会社の村石英晃ディレクターに伺いました。

また今回のインタビューを行うにあたり、原作者・金斬氏へメールインタビューを事前に実施。その際にお答えいただいた内容やゲームへの要望なども、村石氏に直接訊ねてみました。本作の“これから”について迫る内容にもなっているので、どうぞお見逃しなく。

◆「Re:Monster」ゲーム化の立ち上がりから開発秘話まで―原作者から「やり過ぎ」とのツッコミも!?


――まずはインサイド読者の方々に向けて、自己紹介をお願いします。


村石氏:ゲーム版『リ・モンスター』の開発・運営ディレクターをしております村石と申します。特に原作となる『Re:Monster』という作品をどのようにゲームへ落とし込むか、という部分は私がメインで見ております。

過去には、スマートフォンやパソコンのソーシャルゲームなどを作っていました。基本的に「遊ぶもの」を作っており、ゲームやエンタメ系のものを幾つか世に出させていただきました。

――『リ・モンスター』を1年以上前にリリースされていますが、「Re:Monster」をゲームアプリにしようと決まった最初のきっかけや経緯を教えてください。

村石氏:最初、アルファポリスさんの作品をゲーム化するというお話を伺った際に、その中のひとつである「Re:Monster」は自分自身好きな作品だったので、是非これをやりたいと思ったことがきっかけです。

あと、自分はRPGが1番好きなんです。RPGって、スタート直後の状態にすごく制限があるじゃないですか。レベルは足りないしお金も装備もないし。その制限がある状態の中で、苦労しながらレベルを上げて装備を手に入れ、少しずつ強くなっていく。その感覚が1番好きなんですよ。そういうゲーム体験が好きという点も、理由のひとつだと思います。


「Re:Monster」は、主人公が死んでしまうという状況から始まるのですが、元々すごく強かった人が最弱の「ゴブリン」に生まれ変わり、そこから強さを取り戻していきます。その世界に合わせて発展をしていくのが第1巻の面白いところで、そこをうまくゲーム化出来るといいんじゃないかなと思い、「Re:Monster」を是非ゲーム化したいと提案させていただきました。

――では、村石さんがRPGに惹かれる理由として挙げた「苦労して少しずつ強くなる感覚」が、「Re:Monster」と相性がいいと考えられたのですか?

村石氏:そうですね。ただ最初の頃は、「この作品をゲームにしたい」という情熱だけで、具体的な面についてはその後に詰めた部分になります。なので、細かい部分までは考えていませんでしたが、この作品なら面白く出来ると思いました。

――なるほど。


村石氏:開発初期段階では、敵は左から現れて、右側にいる主人公達に襲いかかるだけだったんです。いわゆる従来型の、ポピュラーなスタイルですね。ですが、敵の襲撃を全方向にして、敵に囲まれるようなバトルに切り替えてみたところ、「これは面白くなる」と実感しました。予想通り、今のゲームシステムの柱となりました。

――確かにあのゲームシステムは特徴的ですし、やり甲斐を感じます。敵の動きに合わせて慌てて配置を変えたり、たまに失敗したり(笑)。

村石氏:そう言っていただけると嬉しいです(笑)。

――ゲームを開発するにあたって、原作者の金斬先生とはどのようなやり取りをされたのでしょうか?

村石氏:都度やり取りさせて頂く形では無く、一定期間ごとに「今、こんな感じになっています」とか、元々はこういう設定なんだけど、ゲーム的にこう変えたいという時に「こうしたいです、その理由はこれです」みたいな形で、頻度は3,4ヶ月に1回ほどですね。基本的にはお任せいただいていました。

やり取りといっても直接ではなく、こちらからアルファポリスさんの方に連絡をして、そこからお返事をいただく形ですね。「それはダメです」みたいなものをいただいた事は無く、「そのままお願いします」ということの方が多かったです。

――「アプリ化される際にこだわりやお願いした点はありますか?」との質問を金斬先生に投げかけたところ、「たまに気になった部分は言いますが、その頻度は少ないです」とのお答えをいただきまして。この「たまに気になった部分」について、よければお聞かせ願えますか?


村石氏:気になった部分ということでいただいたのは、キャラクターの外見ですね。1巻辺りに出て来るモンスターの色について、黒と茶色を間違えてしまった時があって、「これは黒ですよ」と指摘していただいたり。

原作小説の中で、このキャラクターはこういう外見でこういう服を着ていて、こういう技で戦う……みたいな情報が書いてあるものと書いてないものがあり、書いてある場合は基本的に踏襲するよう心掛けていたんですが、ちょっと取り違える所もありまして。最初に140体ほど初期ユニットを作ったんですが、3体か4体ほどご指摘いただいた感じです。

むしろ、原作の描写を忠実にやりすぎて「やりすぎです(笑)」って言われた事があります。(笑)

――(笑)。やり過ぎたというのは、見た目ですか?

村石氏:見た目ですね。サブキャラクターの中に変態の女性がいて、全身ラバースーツで真っ青なんですよ。しかもずっと悶えているっていう(笑)。それを悶えたまま青いラバースーツを着せたところ、これだけだと体格でしか性別が分からないので、一応ピンクのツインテールの髪型にしたのですが、文章で読む時と絵で見る時では、おそらく印象が違ったのでしょう。「これは凄く変態だ」と言われた事があります(笑)。


――(笑)。そのほかに先生からいただいた回答の中に、「好きな部分は絵が可愛い所」というお話もありました。

村石氏:原作の1巻やコミックで、「ゴブリンというキャラは可愛くない」とずっと書かれていて、ホブゴブリンになってようやく可愛くなるんです。ですが、ゲームを始めて最初に手に入るユニットが可愛くないのはちょっとな、というのがあり、可愛くさせて下さいということを最初にお願いしたんです。そこでもしNOと言われていたらちょっと困っちゃったんですが、逆に絵は良いと言っていただけたので、大変有難いと思っています。

■金斬氏への質問:自己紹介をお願いします。

金斬氏:金斬児狐と申します。今回はよろしくお願いします。本業の傍ら、ポチポチと創作活動させてもらってます。

■金斬氏への質問:「Re:Monster」をオンライン小説に投稿しようと思った、きっかけはなんですか?

金斬氏:単純に、リモンの前に書いていた作品が終わりに近づいていたので、新作を書こうと思ったからです。元々設定的にも作品の続編といいますか、時代的には後の話になります。まあ、前作との関りはチラホラと、裏設定にしているだけなので、そこまで重要ではありませんが。

■金斬氏への質問:「Re:Monster」をアプリ化する際に、ここだけは譲れなかったこだわりやお願いなどはありましたか?

金斬氏:そこまで強いこだわりとかは、正直ありませんでした。アプリ化について詳しくなかったというのもありますが、気になった所は説明してもらったりしたら納得できたので。不満に思う事はあまりありませんね。たまに気になった部分は言いますが、その頻度は少ないです。

■金斬氏への質問:アプリ『リ・モンスター』をプレイした感想はいかがですか?

金斬氏:基本的にアプリゲームはしなかったのですが、面白いと思います、個人的には。ただ万人受けするかというと、どうかなー、と小首を傾げますが。好きなんですけどねー。絵が可愛いですし。


次ページ:ゲーム版『リ・モンスター』でこだわったポイントとは?
《臥待 弦》
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