
前回のあらすじ:実家の帰省中にベセスダ・ソフトワークスのオープンワールドRPG『The Elder Scrolls V: Skyrim VR』をプレイしていた吉田おじさんは、ゲーム内で殺害した女性の遺体から金品をかっぱいでたところを母親に目撃される。バーチャルの向こう側に行ってしまった息子(34歳)の姿を見た母親は、その時何を思ったのだろう……!

『The Elder Scrolls V: Skyrim VR』
おじさんのスカイリム好き勝手放浪記 第2話
おじさんのスカイリム好き勝手放浪記 第2話
うっかり魔界帰りのババアを惨殺してしまったのだが、幸いにも川沿いにポツンとババアの家があるだけで目撃者はおらず、この凶行は闇へと葬り去る事に成功し、おじさんの好き勝手放浪記は無事再開された。
魔界ババアの家の鍵を入手したので、とりあえず魔界ババアの家を訪問する。

意外と質素な暮らしをしていたので「ああ、こんなババアを殺してしまったのか……」と後悔の念を抱くも、それはそれ、これはこれなのでババアの家のアイテムを物色開始。

盗めるアイテムを全て盗んだ結果、ババアの家から生活感がなくなってしまった。

〈魔界帰りのババア謎の失踪!自宅は恐ろしいまでの生活感の無さ…ババアの謎に迫る!〉みたいな週刊誌の記事タイトルが頭に浮かぶ。
ババアの家から大量窃盗したおじさんだったが、アイテムを盗みすぎて重量制限に引っかかった。

おじさんが個人的に驚いたポイントその4「重量制限に引っかかってもPS Move なら割と動ける」
PlayStation Move モーションコントローラー(以下:PS Move)での移動は、コントローラーを指し示した方向にワープ(数メートルくらい)するタイプがあるのだが、重量オーバーになっても小刻みにワープすれば意外と普通に動けるのだ。
重すぎて立って歩けないながらもワープ移動する事により……

怪奇!深夜の街道でハイハイしながらワープするおじさん!!が誕生した。
大量のアイテムを抱えてようやく町に辿り着く。

盗んだアイテムを処分して身軽になったおじさんは、とりあえず町に来たらやりたかった事をする。

おじさんが個人的に驚いたポイントその5「ピッキング超楽しい!超やりたかった!」
実際のピッキングがどうなのかわからないが、PS Moveを使ったピッキングは臨場感がやばい。ルパンが金庫を開けているシーンや、映画でスパイが解錠しているシーンを頭に浮かべるとわかりやすいだろう。ピンをミリ単位で微調整し、カチッとはまるポイントを探す。
俺はスタイリッシュプロフェッショナルスーパースパイ、吉田輝和!なのだ。

……が、はたから見ればただの変質者である。
ドアを開けておじゃまします……。気分はアイドルの寝起きドッキリ……だったのだが、寝ていたのはおっさん1人。寝息をたてるおっさんを見ていてもつまらないので、寝ているおっさんに色んな物をぶつけて遊んでみる。

りんご

瓶

巨大な壺
こいつ……起きねえな。
「このおっさんは何をぶつけられたら起きるのか」という実験コーナーを始めるおじさん。掴める物を手当たり次第にぶつけていく内にテンションが上がり、武器装備のボタンを誤って押してしまい、うっかりおっさんを斬りつけてしまった。
流石に斬られたら起きたようで、寝起きおっさんとおじさんの2人のガチバトルがスタートした!……と思いきや衛兵が駆けつけてきて2対1の戦いになり、パニックになるおじさん。

あわわわわわわわわ!

大パニック!
この世界に来て全くレベルを上げてなかったので、さっくり殺されてしまった……。
Bad End
~ドキッ!深夜のおっさん寝起きドッキリ!誤チェストでごわすもあるよ!~
おっさんの家に入る前のデータをロードする。切った張ったの野蛮な生活はやめだ。悪事をする事なく真っ当にこの世界で生きたいのだ。鍛冶や仕事をするのもいいだろう。お金を貯めて家を買うのもいい。そう、町娘と恋だってしてみたい。

そう

町娘と

…………

そして……

町娘A「今日は朝からおかしかった。誰かに見られている感じがしたの……旦那に相談しても自意識過剰だって言われたけど……明日衛兵さんに相談してみよう」

町娘A「そう、今日はずっと嫌な予感がしていたの……」

嫌な予感がして目がさめるとそこには……

Bad End その2
~普通に不法侵入で通報されて豚箱行き~
2回続いた『The Elder Scrolls V: Skyrim VR』~おじさんのスカイリム好き勝手放浪記~ も一旦中断で、次は別のVRゲームのプレイ絵日記を描きます。本作のプレイ絵日記は、気が向いたらまたちょくちょく描く予定です。
ここまでプレイした感想としては「このゲームだけで一生遊べるんじゃねえの?」です。僕自身通常版は1000時間程プレイして「まあ大体遊びつくしたかな」と思っていたのですが、VR化した事によりフィールドの広さに驚き、クエストのボリュームに驚き、自由度の高さに驚き、まるで初めて遊んだゲームのように楽しめました。通常版を遊んでない人は勿論、遊びつくしたという人にも新たな驚きが待っていると思います。
『The Elder Scrolls V: Skyrim VR』は、PlayStation 4を対象に発売中。価格は5,980円(税別)です。
吉田輝和のプロフィール:17年以上にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」をはじめとした人気漫画のモブキャラとして登場しており、日々その存在感が高まっている。ちなみに、巨大な食べ物を作っていく企画でカルト的な人気を誇る個人ホームページ「吉田が巨大な物を作ってますよ」も運営している。