
人気シリーズの最新作なのはもちろん、これまでの過去作にはなかった多彩な要素を盛り込み、世界的な大ヒットを遂げた『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(以下、ゼルダの伝説 BotW)。2018年3月3日に、発売から1周年を迎えました。
売上面で成功を収めただけでなく、2017年を代表するゲームのひとつとして好評価を博した『ゼルダの伝説 BotW』が歩んだのはどんな1年だったのか。その展開や売上の推移などを含め、今回振り返ってみたいと思います。
◆発売されるまでの動向

まずは、発売日までの大きな流れを時系列に沿って簡単に紹介します。本作は、ニンテンドースイッチとWii Uにリリースされましたが、発表当初はWii U単独でのリリースを予定していました。というのも、『ゼルダの伝説 BotW』の発売は2016年を予定していたためです。
ですが、2016年4月に『ゼルダの伝説 最新作』の延期を発表(当時はまだタイトルも未定)。このタイミングで、ニンテンドースイッチ版の開発が進んでいることも明かされました。ただし、ニンテンドースイッチという正式名称が決まったのも更に後日。この時はまだ、「NX」という開発コード名で呼ばれていました。

そして2016年6月に、『ゼルダの伝説 最新作』のタイトル名が決定し、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』に。美しく鮮やかな世界を切り取った1stトレーラーも公開され、大きな話題となりました。米任天堂のYoutubeチャンネルでお披露目された映像が、公開からさほど日を待たずに約650万もの再生回数を記録したことからも、その注目度の高さが伺えます。
発売日からこれまでの1年を振り返る!