
今回プレイするのは、レベルファイブが贈る『二ノ国II レヴァナントキングダム』です。本作は、エバンとロウランのふたりの主人公が理想の国家を造るために冒険をしていく、寄り道要素満載のファンタジーRPGです。
以前、「こんなにゲームやってたら吉田おじさんだけでゲームオブザイヤー出来そう」というコメントを読者からいただいたところ、ゲムスパが「吉田オブザイヤー」に乗り気になりまして、それなら上半期にプレイしそこなった高評価のゲームも絵日記で取り上げようという理由で、発売から数ヶ月経っている本作をプレイする事になりました。
このプレイ絵日記では珍しいRPGというジャンルになりますが

小さい頃からRPGばっかりやってたからね!だって……

友達居なくても1人で遊べるし……悲しい吉田少年。
そんな切ない過去はさておき、早速プレイ開始です。
なんだかジブリっぽい雰囲気のRPGだ!

機械文明が発達した、現代の地球に似た世界、一ノ国。

一ノ国大統領のロウランは車で移動中、ミサイルの爆撃に巻き込まれ意識を失い……目を覚ますと、そこは別の世界である二ノ国の城の中で、自身の姿も20歳の若者になっていた。

「この国の王だ」と言う獣のような姿の少年エバンと出会うが、その直後クーデターによりエバンとロウランは国を追われてしまう。

命からがら脱出した二人は「誰もが笑っていられる王国を作る」という事を決意したのだった。

弱き国が強き国に淘汰され……力を持ったいくつかの大国が残り、それぞれが互いににらみ合う歪んだ世界。そんな世界を変えた偉大な王の物語である……。
というのがストーリーで、このゲームは、元スタジオジブリスタッフの百瀬義行がキャラクターデザインを、これまでジブリ作品の音楽を手がけてきた久石譲がBGMを担当する、ジブリっぽい大作RPGなのだ!
挙動不審になるほど寄り道がめっちゃ出来る!

エバン君が偉大な王になり巨悪を討つ……というのがストーリーの本筋なのだが、これでもかという程に寄り道要素が散りばめられている。

ワールドマップやダンジョンにはそこかしこにアイテムが落ちており、バトルの報酬でもこれでもかと言う程にアイテムが入手出来る。

本当にあっちこっちに落ちてるので全部拾い集めていると、酔っぱらってフラフラしてるみたいに蛇行して進んでしまう。
ひとつひとつは大した事のない素材アイテムなのだが、これだけ大量に手に入るとパチンコでフィーバーした時のような感じで、めっちゃ射幸心が煽られるのだ!

石ころひとつ拾っただけでこのアガりよう!
パチンコやった事ないからよくわからないけど、恐らくこんな感じなのだろう(多分違う)

その他にも、軍隊を率いて敵軍と戦う進軍バトルや、サブクエストも豊富でボリュームがヤバイくらいにあるぞ!
王国建設モードで紛争勃発の予感……

物語中盤になると、キングダムモードという王国建設モードが開放される。最初は何もない土地だが、武器工房や魔法研究所、畑や商業施設などを建てる事により、武器防具の生産や新たな魔法の習得などが可能になる。
建設には王国資金が必要なのだが、王国資金はリアル時間の経過によって入手出来る。何もしなくてもお金がどんどん集まってくるのだ。

悪王誕生の予感……!
しかし、いくら施設を作っても人材がなければ何も出来ない。

町や村でサブクエストをクリアする事により、新たに人材をスカウト出来るぞ。

さあ、みんな!おじさんの国に集まれ~!
しかしエバン君、争いのない国を目指すって言ってたけど……こんだけ他所から優秀な人材を引き抜きまくってたら絶対争い起こるで……

そんなキラキラした顔で言ってもあかん……!
可愛いぞ、ケモミミのエバン君!

まるでジブリ映画の中を歩き回っているような気分になれる本作だが、一番の魅力はそのジブリっぽさではなく、主人公であるエバン君の可愛さなのは間違いないだろう。
序盤のお気に入りエバン君スクショを何枚かご紹介しよう。

敵兵に囲まれて猫のようなポーズでビビるエバン君。可愛い!

イラストCGに至っては、これ完全に美少女やんけ……可愛い!

おじさんもニッコリだ!

イカサマされても全く疑う事なく何度も挑むエバン君、可愛い!

完全に運否天賦で打っているエバン君にざわ…ざわ…となる。借金が膨らんで地下強制労働施設に送られないようにね!
……というわけでそんな寄り道要素満載な本作。現在、キングダムモードにがっつりハマってしまっております。『アクトレイザー』とか、こういう建国シミュレーション要素があるゲーム大好きおじさんにはどストライクでした。
ストーリーは古き良きJRPGといった王道な感じで、シンボルエンカウントなのでザコ敵との戦いを自由に避けられたり、マップからのワープ移動があるのでストレス無く遊べます。先ほども言った通り、寄り道要素も満載なので、ガッツリRPGにハマりたいという人にオススメです。
『二ノ国II レヴァナントキングダム』は、PlayStation4/PCを対象に8,000円+税で発売中です。
吉田輝和のプロフィール:17年以上にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」をはじめとした人気漫画のモブキャラとして登場しており、日々その存在感が高まっている。ちなみに、巨大な食べ物を作っていく企画でカルト的な人気を誇る個人ホームページ「吉田が巨大な物を作ってますよ」も運営中。