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『マール王国の人形姫』本日12月17日で20周年─「女は行動力」なミュージカルRPGに、ちょっと嬉しい新展開が!

新規IPの創出を意欲的に行うと共に、様々なシリーズ作品でも知られている日本一ソフトウェア。『流行り神』シリーズなどのホラー作品も扱う一方で、『魔界戦記ディスガイア』のような可愛いSDキャラが活躍するゲームも多数リリースしています。

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新規IPの創出を意欲的に行うと共に、様々なシリーズ作品でも知られている日本一ソフトウェア。『流行り神』シリーズなどのホラー作品も扱う一方で、『魔界戦記ディスガイア』のような可愛いSDキャラが活躍するゲームも多数リリースしています。

日本一ソフトウェアは当初、花札や麻雀、ジグソーパズルをモチーフとしたゲームをリリースしていました。色々な意味で個性的過ぎる『炎の料理人クッキングファイター好』などもありましたが、割合としてはテーブルゲーム関連の比率が高めでした。


そんな同社が、1998年12月17日にプレイステーションソフト『マール王国の人形姫』を発売。どこか童話を思わせるような優しい絵柄で描かれた世界の中で、キュートなキャラクターたちが冒険やバトルに立ち向かう健気な姿が実に印象的でした。

多くのユーザーに支持された『マール王国の人形姫』は、続編『リトルプリンセス マール王国の人形姫2』と共に、同社のプレイステーション時代を代表するシリーズへと成長。PS2でも『天使のプレゼント マール王国物語』を展開するなど、次世代への橋渡しも行いました。

そんな人気シリーズの原点となる『マール王国の人形姫』が、本日2018年12月17日で20周年を迎えました。楽しく可愛いRPGの幕開けを、この記念すべき日に振り返ってみたいと思います。

◆グラフィックが可愛い! シナリオも気になる! 音楽も魅力的と、三拍子揃った『マール王国の人形姫』



日本一ソフトウェアのゲームには、『htoL#NiQ -ホタルノニッキ-』や『夜廻』といった、デフォルメテイストで描かれたキャラが活躍するゲームが多数あります。また、キャライラストなどは高めの頭身ですが、バトルシーンのキャラはSDで描くといった手法を、『魔界戦記ディスガイア』や『クリミナルガールズ』で行っています。そして、この流れの転機を作ったひとつのきっかけが、『マール王国の人形姫』でした。


主人公を務める素朴な少女・コルネットや彼女の一番の仲良しな人形・クルルなど、イラストで描かれる彼女たちも実に魅力。そしてゲーム内では、3頭身のデフォルメなコルネットたちが、恋や冒険に大活躍します!

マール王国の王子・フェルディナンドに惹かれたコルネットが、王子を救うべくクルルと一緒に旅立ちを決意。モンスターと戦ったりライバルのエトワールに立ち向かうなど、波乱に満ちたその旅路と結末を、鮮やかなドットグラフィックで表現しました。



しかもコルネットを始めとするキャラクターたちは、感情表現も実に豊か。メッセージには台詞に応じた表情が表示され、デフォルメキャラも可愛らしいアクションで華を添えます。そのドット絵だけでも感情が伝わるほどで、雄弁な表現力に当時驚かされました。

またRPGと言えば戦闘が欠かせず、本作もモンスターと戦います。が、そこに殺伐とした雰囲気はなく、時には戦ったモンスターが仲間になってくれます。新たな仲間を鍛えていると更にモンスターが仲間になったりするので、ついつい育成を繰り返してしまうことも。また、シナリオを進めていくと人形たちが仲間に加わるので、好みのパーティ編成が組めるのも嬉しいところです。


柔らかなグラフィック、多彩なキャラが活躍するバトルと、様々な魅力を持つ『マール王国の人形姫』ですが、一番大きな特徴を挙げるならば、やはりミュージカルでしょう。ストーリーが盛り上がる要所で、コルネットなどが歌を通してその感情を顕わとするミュージカルシーンが登場します。しかも、各声優陣が歌も担当しているので、雰囲気を損なうこともありません。豊かな表現を見せるデフォルメキャラと、声優陣の確かな歌声が相乗効果となり、忘れがたい臨場感を体験させてくれたのです。

シナリオの根幹は王道的な物語ですが、悩みや葛藤を窺わせる展開もあり、ストーリー全般の質もかなり高め。その感情の揺らめきや決意を、印象的な台詞や見事なミュージカルで表現した『マール王国の人形姫』は、目だけでなく耳にも残る名作RPGとして輝く一作です。弱音を見せるコルネットに対して、「女は行動力!」と力強く背中を押すクルルの言葉は、プレイヤーの心にも強く残ったことでしょう。

◆『マール王国の人形姫』を今遊ぶには? そして、新たなテーマやアバターが本日登場!



先日発売された「プレイステーション クラシック」には残念ながら収録されませんでしたが、ゲームアーカイブス版が配信されているので、PS3やPSP、PS Vitaで遊ぶことができます。価格も617円(税込)と手軽なので、懐にも優しめ。『リトルプリンセス マール王国の人形姫2』も同じ環境・価格で楽しめるので、一気に遊ぶのもお勧めです。

また、2008年に発売されたタイトルとなりますが、ニンテンドーDSソフト『マール王国の人形姫 天使が奏でる愛のうた』でプレイする手もあります。シリーズ作『天使のプレゼント』の一部シナリオが収録されているのも嬉しいポイント。ただし、キャラクターデザインが変更されているので、その点は留意しておきましょう。

そして、20周年を迎えたこのタイミングで、PS Storeにて『マール王国』シリーズのPS4用テーマとアバターの配信がスタートしました。『マール王国』シリーズのイラストやBGMが楽しめるテーマで、PS4を彩ってみてはいかがでしょうか。意外なキャラまで網羅しているアバターもお見逃しなく。

【PS用テーマ概要】
・コンテンツ名:『マール王国の人形姫』PlayStation 4用テーマ(300円 税込)




【アバター 概要】
・コンテンツ名:『マール王国の人形姫』20周年記念アバター(全39種類)(各50円 税込)
・コンテンツ名:『マール王国の人形姫』20周年記念アバターセット(全3種類)(各200円 税込)




魔も色褪せない名作シリーズの幕開けを飾った『マール王国の人形姫』。20周年を記念する配信も嬉しい話ですが、更なる続報に期待したいところです。優しさと面白さを合わせ持つミュージカルRPGの新作を、是非とも・・・!



(C)1998,1999,2001,2006 NIPPON ICHI SOFTWARE INC.
※現物の画像は、『マール王国の人形姫+1』のものです。



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