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PCで遊べる3DダンジョンRPG20選!冬の夜長は迷宮で……【年末年始特集】

日本でカルトな人気を誇って来た「3DダンジョンRPG」。本特集では、その「3DダンジョンRPG」の中からPCで遊べるもの20本を、Steamタイトルを中心にご紹介いたします。

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百鬼城 公儀隠密録




開発・販売:ハピネット
発売年:2017


妖怪変化に魑魅魍魎、瘴気渦巻く悪の城に潜入するは、侍、天狗、鬼に猫又

珍しい和風のリアルタイム3DダンジョンRPGであるのが本作、アートスタイルも和を意識した空気が魅力です。そんな本作ですが、戦闘バランスについてはアクション要素の非常に強いスタイルであるのが特徴で、真っ向から攻撃を受ければ雑魚でもあっという間に全滅……といったケースも数多い形。不利にならないように立ち回るのが重要です。

また、本作の大きな特徴は、パーティーを2つに分割できること。これによってのみ進行可能な場所や攻略が容易・可能になる敵も用意されており、通常のダンジョンRPGのプレイ感とはまた違った感覚でゲームを楽しむことができます。オリジナル版は2017年にリリースされていましたが、2018年に配信された新バージョン『百鬼城 公儀隠密録』では多くのバランス調整・仕様変更が施され、大きく遊びやすくなっているのが特徴です。

限界凸記 モエロクロニクル




開発:コンパイルハート・アイディアファクトリー  販売:アイディアファクトリー
発売年:2017


モン娘達をこすってつまんで……紳士向けな手堅いダンジョンRPG

本作は2014年にPS Vita向けに発売されたタイトルのPC移植版。主人公の、貯まる己の煩悩に悶々とする少年イオが、突如として凶暴化したモン娘たちの謎を解き世界を救う冒険へと突如として放り込まれるところから物語が始まります。全体的にはギャグ調で展開する本作は、ジョークに両足を突っ込んでいるような惜しみないお色気要素が特徴で、衣装破壊や各部揺れアニメなどは勿論、ステータスも一般的なRPGで見られるものとは別に、ゲーム上の効果もある様々な“萌え属性”まで完備。下着の交換要素なども。

また、モン娘達を仲間にする際に必要なスクラッチではモン娘達のあちこちをつまんで擦って、一定の条件を満たせば局部をハート状の“謎の光”で隠した姿まで脱がせることができたりも。ダンジョンRPGとしてはシンプルに基本を抑えながらもやりこみ要素を含めて完備されており、難易度調整システムも。基本の難易度もそう難しくはないため、下ネタやお色気要素が苦にならないならばプレイしやすい入門用の作品に仕上がっています。

Wizardry 6・7・8




開発:Sir-Tech 販売:GMOインターネット、Nightdive Studios
発売年:1990(6)、1993(7)、2001(8)


言わずと知れた古典的名作。特に8の作り込みは必見

「3DダンジョンRPG」、その言葉を聞いた時に『Wizardry』を思い出す人は少なくないでしょう。その「3DダンジョンRPG」の原点とも言える『Wizardry』ですが、様々な問題により日本で人気の高い1~5までは全世界で長らく再販がなされていません。しかしながら、6以降、最終作8までの3部作については、今日でもSteamなどで購入することができます。


6で従来のクラスのみであったキャラクターシステムを大幅に刷新。更に、ゲーム開始時にメイクした固定メンバーでの展開かつ舞台も終始ダンジョンの中のみとなるなど、大きな変化を遂げた同作は、次作へと繋がる形となる、あるエンディングとともに、当時多くの驚きを持って迎えられました。7は6を継ぎながら、6のエンディングで示された通り大きくSFファンタジーへとジャンルを変更。広がった世界観と共に、フィールドエリアの導入などがなされています。


そして最終作8は、更に大きく変わった作品となっているのが特徴です。クラスは更に個性が出るように特殊能力の追加を含め改善され、「3DダンジョンRPG」を代表するような形態であったマス目式の移動の廃止とともに、戦闘も過去のどの作品とも違った姿に生まれ変わっています。新たな流動的なフォーメーションの要素や、詳細な設定や判定などなど、非常に細かい作り込みのもとに成り立つ同作は2018年に遊んでも色褪せることのない魅力を醸し出しています。また、それ以外の面でも作り込まれたオールドスクールな洋RPGとしての側面は大きい本作の魅力です。惜しむらくは、既にベースのプログラム自体が古くなっていることと、日本語版ではないという点ですが、それでも触れて見る価値はあるのではないでしょうか。

ウィザードリィ・外伝 ~五つの試練~




開発:有限会社59 販売:株式会社イード
発売年:2006


旧い『Wizardry』を色濃く残すPC向け最後の末裔、エディタツールも大きな魅力

『Wizardry』といえば1~5が日本では非常に知られていますが、その空気を今でも楽しむことができる作品が存在しています。『Wizardry』の日本独自展開として制作された「外伝」シリーズの、本作『ウィザードリィ・外伝 ~五つの試練~』はそのうちの一つです。その名前の通り5つの独立したシナリオで構成された本作は、前作『ウィザードリィ・外伝 ~戦闘の監獄~』『ウィザードリィ・外伝 シナリオ ~慈悲の不在~』を継いだ、過去の『Wizardry』的かつ快適な基本システムはそのままに、様々な冒険を行うことができます。なお、ゲーム中見る機会はほぼないものの、48x48のbmpファイル形式でキャラクター画像の設定も行えます。

そして本作の最大の特徴としては高機能なエディターが別途配布されている(要ユーザー登録)ということ。非常に膨大なボリュームの冒険を作成することも可能な同エディターでは、既に多くのユーザーシナリオの制作が行われており、存分にそれぞれを楽しむことが可能です。

2017年には『ウィザードリィ・外伝 ~戦闘の監獄~』iOS版の大幅アップデートが行われた他、2018年には『ウィザードリィ・外伝 ~五つの試練~』PC版インストーラーのバグフィックスアップデートが実施されています。しかしながら、依然としてWindows10での動作は可能ながら公式発表上は対応していません。また、コア向けPCゲーム販売の主流もここ10年でSteamに移行して久しいところですが、残念ながら……非常に残念ながら記事執筆時点ではWindows 10正式対応版およびSteam版の発表予定はまだないとのことです。
《Arkblade》
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