作中で「ロリ巨乳」のあだ名を持つヘスティアは、三大処女神の一柱であり、主人公ベル・クラネルが仕える女神。
小柄ながらも豊満な胸囲の持ち主で、清潔感のある白一色の服装なのだが、青いリボンが胸元から背中までをぐるっと囲んで二の腕で結ばれている。
それは、あたかも巨乳を支えているかのような強烈なインパクトで、2015年のアニメ化時にはSNSで話題となり、東京都・秋葉原などでは青い紐だけを売りに出す店もあったほどだ。

「なぜ紐は存在するのか?」「紐にはどのような効果があるのか?」。多くのファンが議論してきたが明確な答えは出ていないように思える。
そこで、劇場版『オリオンの矢』公開を記念し、コスプレイヤーの涼本奈緒さん(@naosuzumoto)を通して検証してみた。ヘスティアに扮した彼女には、青い紐を使った場合と使わなかった場合で写真を撮らせてもらい、様々なポーズを通して効果を体感してもらった。
果たして、“例の紐”はどのような視覚効果をもたらしているのだろうか――。
■正面


「紐」を胸囲の強調のためとするか、白無地のアクセントとするかで見方は変わってくる。
正面から見た場合であれば、「紐」を使っていても、使っていなくてもそれほど大きな差はないのではないか。
■真横


真価を発揮したのは横から撮影した時だった。胸囲の強調だけでなく、くびれの強調にも繋がった。
ただし、それも胸元が隠れている場合は、白無地の清潔感だけで十分な気がしなくもない。


■座り




座りポーズでは下半身を写す場合は、「紐」がないと素足に目が行きがちではあった。
ここでは、「紐」がある種のブレーキの役割を果たしている。


→次のページ:うつ伏せになってみたら?