今回プレイするのは、Shawn Hitchcockが手がけるPC向け『Pacify』。幽霊屋敷を探索し、襲いかかる謎の少女から逃げつつ超常現象を調査する、探索型ホラーゲームです。
そう……またホラーゲームです。やはり確実に僕をビビらせて亡き者にしようとするゲムスパの作戦なのは間違いないでしょう。
本作は、シングルモードだけではなくオンラインマルチプレイモードもあり、フレンドや見知らぬ誰かと一緒に幽霊屋敷探索が出来ます。……という事で今回は、いつもプレイ絵日記の編集を担当してくれているゲムスパの中の人(以下:中の人)と一緒にプレイする事になりました。

まさか直接命を狙いにきた!?
おじさんVS謎の少女!

ゲームを始めると古びた館の前に立っていた。どうやらこの館を調査するのが、このゲームの目的のようだ。

玄関の扉が開かなかったので地下から侵入する。それにしても薄暗い……一応ライトを持っているのだが、照射距離が短くて目の前しか照らせないのだ。

僕の自転車についてるライトの方が明るいくらいじゃないか。
「幽霊と対峙するのに、こんなんお前、絶対準備不足やで……オバキュームとかプロトンパックとか持ってこいよ!」と毒づきながら館を探索する。

地下から2階に上がり、不気味な人形を発見する。
やめてよ、ほんとそういうのめっちゃ怖い……なんで便所のタンクの上に人形置いてるの……意味わかんない……
この人形、用途は不明だが取得出来るようだ。館内には人形の他に薪やカギなどのアイテムが取得出来る。使用方法は後々わかるのだが、この段階では何に使うのか全くわからないので「カギは施錠された扉があるのでわかるけど、薪は何に使うんだ。館を燃やしちゃうのかな」などと考えていると……

で、出た~~!貞子的なビジュアルの少女が出た~~!

もういやだ!早く殺してくれ!僕を殺してもう終わらせてくれ!と恐怖のあまり命を手放そうとしたのだが……

僕が先程まで所持していた人形を抱いて大人しくなる少女。これはもしやゲームクリア!?

勿論そんなわけはなく……大人しくなったのは一瞬で、少女は再び牙を剥いたのだった……
おじさんたちVS謎の少女!

館にはこの少女について書かれたメモがいくつか配置されていた。
情報をまとめると、幽霊屋敷内には呪いの人形9体があり、それをボイラーで焼くのがこのゲームの目的のようだ。僕が所持していた普通の人形は、一度だけ少女から身を守ってくれる身代わりアイテムらしい。
よし、攻略法はわかった。今回はゲムスパの中の人と協力プレイでやっていく。

中の人はもう既に何度かシングルモードでプレイしていたらしく、軽やかな足取りで館を探索している。
身代わり人形は一度に一つしか持てないが、僕が少女に襲われた際に中の人を身代わりにする事により、僕の残機は+1されるのだ!

「ふふふ、僕の身代わりになる事を知らずに元気に走り回っとるわ……」などと悪どい事を考えていたせいか……少女に捕まってしまった。

どうやら協力プレイ時では小さい人形にされるだけで命までは取られないらしい。

人形になるとなぜかジャンプ力がアップする。元に戻るには人形を燃やすボイラーの中に飛び込む必要があるのだ。

人形化と復帰を繰り返しつつ、順調に印のついた人形を燃やしていく。
シングルモードでは少女に見つかってしまえば為す術無く殺されてしまっていたが、協力プレイでは片方が囮になって相棒を逃がすなど、少女のヘイト管理が出来る。
一人じゃないって素晴らしいよね……。
燃やす人形は残りひとつ。人形を燃やすたびに幽霊の移動速度が上がっていくのだが、残りひとつになると瞬間移動並みの速度で襲ってくる。

超サ◯ヤ人2のようにスパークし、シャア専用カラーになる少女。カンカンやん……。

その後、無事に全ての人形を燃やし尽くし、少女を無力化させる事に成功した。
調査のために少女を連れ出す事になった。肩にかついで外まで連れて行くのだが……

完全に通報案件……!

意識のない少女を車に積み込んでクリアした!でも、やっぱり絵面最悪……

その後、野良で4人プレイをやってみたのだが、マンパワーのおかげで人形たちがあっという間にボイラーの中に……。調子に乗った4人は「いかに少女に近づけるか」という度胸試しをはじめた!
以下がその度胸試し大会の模様だ。

「お!少女おるやん!お前ちょっと行ってこいって!」

逆に少女を驚かしていくスタイル。

高鬼気分。

荒ぶる鷹のポーズで威嚇!(この後普通に殺された)

愉快な仲間たちとともに記念撮影……!
いやあ、本当に怖かったです。初プレイ時は恥ずかしながら「キャッ!」などと悲鳴を上げてプレイしておりました。グラフィックがちょっと荒いところも良い具合に恐怖度が増していたように思います。
オンラインマルチはシングルモードとは打って変わって、別のゲームのようにワイワイと楽しめます。まるでお化け屋敷に入ってはしゃぐ不良のように度胸試しをしたり、少女と記念撮影をして遊んでました。
オンラインマルチは協力プレイの他に、人形を燃やしてハイスコアを競い合うPvPモードもあるのですが、やる事は結局「人形を見つけて燃やす」だけなので、単調に感じました。ですが、520円という価格を考えれば十分に楽しめると思います。
『Pacify』はPC向けに配信中です。日本語にも対応しています。
吉田輝和のプロフィール:19年にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、2018年にはアニメ作品に2回登場した。何故こんなに漫画登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら。