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任天堂の“空間へのアプローチ”を振り返りながら『Nintendo Labo VR Kit』をプレイしてみた─これは「手が届くVR体験」

“ユーザーとゲームを繋ぐ空間”のアプローチを、長年続けてきた任天堂。その最先端とも言える『VR Kit』の魅力とは。

任天堂 Nintendo Switch
任天堂の“空間へのアプローチ”を振り返りながら『Nintendo Labo VR Kit』をプレイしてみた─これは「手が届くVR体験」
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◆最も手軽なVR体験「おためしVRムービー」は33本収録!「バーチャルボーイ」の映像も



VRと結びつく「Toy-Con」を作る楽しさ、「Toy-Con」を使って遊ぶ面白さなどが味わえる『VR Kit』。ですがもうひとつ、“VRを見る楽しさ”も用意されています。収録されている「おためしVRムービー」は、なんと33本。お試しなのでいずれも短めですが、操作の必要もなく、眺めるだけでVRの魅力を覗き見ることができるので、初めて体験する方への入り口としても良さそうです。

その33本の中で、肩の力を抜いて気軽に楽しめるお勧め映像を、こちらでピックアップさせていただきました。『VR Kit』をお持ちの方は、よければご視聴をどうぞ。

■「口を開けて見てて!」

任天堂の顔とも言えるマリオが、VR映像に登場。タイトルの意味は、この映像を味わっただけが分かる特権です。それにしてもこのマリオ、なかなか過激なことをしてくれます。

■「鹿」

公園にいる鹿に、鹿煎餅をあげる。言ってしまえば、ただそれだけの映像ですが、群がってくる鹿の臨場感はVRならでは。やけに欲しがる鹿がいるのも、なんだか微笑ましいかぎりです。

■「さくらんぼを探せ その2」

リンゴやトマトなどの中に紛れたさくらんぼを探す、参加型の映像。「その1」もありますが、こちらの方が難易度は上。ネタバレになるため詳しくは語りませんので、是非自力で見つけてみて下さい!

■「オオサンショウウオ」

このムービーに限らずですが、なんの制限もない状態で水中の様子が見られるのは、映像の利点のひとつですね。それがVR体験となれば、臨場感もたっぷりです。「おためしVRムービー」には、ペンギンなどの映像もあるので、そちらも合わせてご覧ください。

■「バーチャルボーイ」



前述した「バーチャルボーイ」を体験できる映像も、本作に収録されています。まず実機が登場し、そこから『マリオテニス』の起動画面に。「実際とは多少見え方が違いますが」との注釈付きですが、ゲームファンとして味わっておきたい映像のひとつでしょう。

■「クラゲ」

こちらも、漂うクラゲをただただ見つめるだけの映像。ですが、これが実にいい。お試しなので短時間なのがもったいないほど。1時間くらいの長尺で見ていたい・・・。

■「天井に立つ」

シンプルに言えば逆さの状態で撮影した映像に過ぎませんが、VRとして見るとちょっと不思議な体験に早変わり。主観ですが、下から上に“落ちていく水”が見られるのは、こういった映像ならではでしょう。




任天堂は、“ゲームと人を結びつける空間”へのアプローチを長年続けてきました。今回発売された『Nintendo Labo Toy-Con 04: VR Kit』が、その歩みの先端であることが窺えます。

『VR Kit』のVR体験は、リッチさという点だけで見れば、他のVR作品に及ばない点も多々あります。緻密な描写や、ゲーム部分のボリュームなどは、どうしても一歩譲らざるを得ません。

しかしその一方で、“一ユーザーがVRに対して気軽にアプローチできる”作品は、非常に稀有とも言えます。VR機器の多くは、ゴーグルを装着するだけでも一手間ですが、『VR Kit』はスイッチとJoy-Conを「Toy-Con」につけ、顔に付けるだけ。操作も直観的で分かりやすく、アクセスの手軽さは他の追従を許さないほどです。


人とゲームの空間を、新たなステップに導いてくれた『VR Kit』。これは、最も分かりやすい“誰でも手が届くVR”だと、筆者個人は強く感じました。リッチなVR体験ではないものの、「VRは楽しい」「もっと身近な存在でいい」と、知らず知らずのうちに教えてくれる──そんな『VR Kit』の最大の魅力を、機会があれば是非味わってみてください。

(C)Nintendo

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