!注意!グロテスクな表現や残酷表現が苦手な方、18歳未満の方は閲覧をご遠慮下さい。

吉田輝和のTGS絵日記の第3回目は、Playismから発売される『Ministry of Broadcast』。ちなみに開発元はタイトル名と同じで、チェコ共和国のインディーデベロッパーです!
本作は、謎解きやパズル要素が含まれた2D横スクロールアクション。ジョージ・オーウェルのディストピア小説「1984年」に影響を受けているそうです。

にわかSF小説好きの僕としてはプレイ必須のタイトルです!ディストピア大好き!
リアリティー番組を勝ち抜け!

本作の舞台は壁で分断された国。主人公は、離れ離れになってしまった家族と再開するために、リアリティー番組「ウォールショー」で勝利を目指す事になる。

とある一室で目を覚ます。ここからゲームが始まる。
基本操作はシンプルで、ジャンプ、ダッシュ、スイッチなどを入れるアクションだけだ。

ぶら下がりアクションが『プリンス・オブ・ペルシャ』っぽい。キビキビと動くので気持ちが良い。世界観に続いて操作性もなかなか僕好みだ。
少し進むと、ダッシュで駆け抜けないと落ちてしまう氷の池や、物音を立てると撃ち殺される通路など、即死系の罠が登場しだした。
おそらくもう既にリアリティー番組は始まっており、この様子を金持ちの権力者が眺めて楽しんでいるのだろう。なんという趣味の悪さだ。

ディストピアものが大好き過ぎて、思わず顔がほころぶおじさん。
建物の中に入ると3人の人間を発見。閉じ込められているところをみると、彼らもこのクソッタレな番組の被害者なのだろう。
扉の開閉スイッチを入れて彼らを解放したのだが……

その先には大きな穴が開いており、奥に行けないようになっている。
この大きな穴に足場を架け、彼らの脱出を手助けするのが目的なのだろう。

そして別の道で穴にリフトを降ろして塞ぐ事に成功。これで彼らを救える!
「さあ行け!このクソッタレな番組から逃げ出すんだ!」と格好良さげな事を思いつつ、最後の1人が渡りきったのを見届け、僕もあとに続くと……

今度は針山で串刺しになっていた。なんという事だ……

これらは針山に人間の橋を架ける事を目的としたギミックだったようだ。主人公の良心を巧みに利用した残酷ギミック……
人の命が軽い。いかにもディストピア~!(すごい嬉しげ)
本作をプレイした限りでは、プレイヤーは、ステージの随所に登場する謎解きやパズル要素に頭を捻らせながら進んでいく事になるようです。
初見殺しの即死系罠もふんだんに用意されているのですが、死ぬ少し前からサクッとリトライ出来るので、安心して死にまくれます。
主人公は「ウォールショー」の勝利のために数多くの罠を乗り越えていくのですが、単純に勝利すればよいわけではないと気付いていく……というのがストーリーのようです。
ディストピアものが好きな方には刺さるゲームだと思います。発売が楽しみですね!
『Ministry of Broadcast』は、PC/ニンテンドースイッチを対象に、今冬発売予定です。
吉田輝和のプロフィール:19年にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、2018年にはアニメ作品に2回登場した。何故こんなに漫画登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら。