◆スマホ『マリオカート ツアー』のレインボーロード

そして、『マリオカート ツアー』に登場したのも初代のレインボーロードをアレンジしたコースです。基本的にはニンテンドースイッチ版がベースになっていますが、背景が宇宙空間のようになっていたり、一部が簡略化されています。
まずコース中盤のハイリスク・ハイリターンなジャンプ台がなくなっており、このショートカットはできなくなっています。また、終盤のドッスン回避ルートはアイテムがなくても進める親切設計になっているのです。

何より驚くべきポイントは、コースの外周に見えない壁があるらしく本当に落下しないこと。それこそ一切操作しなくても安定してゴールができてしまいます。これにはショックを受けるかもしれませんが、実は簡単なレインボーロードというのは過去にもあったのです。
◆スイッチ『マリオカート8 デラックス』のレインボーロード(64)

ニンテンドウ64の『マリオカート64』にもレインボーロードが登場するのですが、こちらは初代で反省したのかかなり簡単なコースになっています。『マリオカート8 デラックス』でもリメイク版が収録されており、同じようにのんびり走れるコースとなっています。
道幅がとても広いうえに一部には柵があるので落下はしづらいですし、カーブもだいぶゆるやか。最後のダッシュボードを踏もうとするとリスクが出てきますが、おおむね優しいと言っても問題ないでしょう。
『マリオカート ツアー』のレインボーロードは確かに驚くべき親切さですが、そもそもすべてのレインボーロードが非常に難しいというわけでもありません。時代やハードによって、レインボーロードもさまざまな形に変化するということがよくわかりますね。
■関連記事