体験版では、主人公・ジルが、カルロスらU.B.C.S.隊員(アンブレラの私設部隊)と協力し、ゾンビで溢れた死の街「ラクーンシティ」から脱出しようと模索するシーンをプレイすることができます。
男勝りな性格であり、どんなに困難な状況にも負けない強さを見せるジル。ゲームプレイ中にはゾンビたちからの恐怖に怯えつつも、彼女の持つ魅力に癒され、励まされたプレイヤーは多いのではないでしょうか?
本稿では、そんなジルの雄姿をスクリーンショットにまとめてみました。どう猛なゾンビに囲まれるといった絶望的な状況下でも美しく、気丈に振舞うジルの姿をご紹介しましょう!

グラフィックの美しさに気をとられていると、大変なことに……!?
ジルの雄姿を収めたスクリーンショットをご紹介!
体験版は、U.B.C.S.デルタ小隊長であるミハイル、同隊員のカルロス、ラクーン市警のジルとの会話シーンからスタート。U.B.C.S.隊員とジルは、地下鉄にいる生存者を救出するという目的で一致し、ラクーンシティからの脱出に向け、互いに協力することになります。
協力関係にあるとはいえ、ゾンビ騒動の中でU.B.C.S.のメンバーは散り散りになっているうえ、ミハイルは重傷を負っているなど、街を脱出するにはかなり不利な状況です。
そんな絶望感が漂うシチュエーションにも挫けず、持ち前の明るさを発揮するジル。ゾンビパニックによる恐怖やプレッシャーに飲み込まれてしまいそうな状況下において、生存者たちに希望を与えてくれるムードメーカーのような存在でもあります。



無線連絡にも明るく対応するジル。
警察署や研究所といった密室での恐怖が描かれた前作『バイオハザード RE:2』に比べ、屋外の開けたマップが多い本作。ラクーンシティの街並みが、REエンジンによりフォトリアルなグラフィックで再構築されています。
そんなラクーンシティを彷徨うゾンビたちは、一般市民や警官などバリエーションがかなり豊富。個体によって移動速度や体力も違うため、それぞれの戦いが印象深く、ドラマが生まれます。



街の喧騒から一転して、静かで緊張感が高まる演出は、ある種の美しさすら感じさせます。

マップ探索中は、きらびやかに光るネオンサインや魅力的なデザインのポスターが気になり、ついつい目を奪われがちに。街のあちこちから聞こえてくる悲鳴など喧騒にも気を取られ、気付かぬうちにゾンビの大群に囲まれていたという場面も……!



窓をよく見ると、実際のフィギュアが飾られているのが分かります。
体験版の終盤では、本作を代表するクリーチャー・ネメシスが登場。高い機動力を持つネメシスは、ジルの逃げる方向へ先回りしたり、触手を伸ばしてジルを転倒させたりと、あらゆる手段で行く手を阻もうとしてきます。




触手攻撃だけでなく、自身の一部を使って新たなクリーチャーを生み出すといったトリッキーな戦法を見せる場面も。オリジナル版と比べ、よりアップデートされた恐怖を見せてくれました。


ネメシスからは基本的に逃げることになるのですが、十分な弾薬と強力な武器があれば撃退することも可能です。緊急回避と身を屈めながら移動するステップを駆使すれば、アクション映画のようなダイナミックな動きで相手を翻弄する、ジルの雄姿が堪能できます。


また、リメイク元の『バイオハザード3 LAST ESCAPE』では、プレイ中に何も操作しないまましばらく放置をしていると、ジルが眠たそうにあくびをするという小ネタがありました。
あくびシーンがどのようにリメイクされているのか楽しみにしていたのですが、残念ながらそのようなモーションは用意されていないようでした……。もしかすると、放置以外に特別な条件が必要だったり、本編のイベントシーンの仕草として組み込まれているのかもしれません。

体験版では姿を見ることができませんでしたが、本編には人間を丸呑みしようと襲い掛かってくるハンターγや、グロテスクな容姿のドレインディモスなど、様々なクリーチャーが登場します。
絶望的なシチュエーションが次々と降りかかる中、ジルはどのように行動し、問題を解決していくのか……?本編の発売を、今から期待せずにはいられません!