ニンテンドースイッチ対応ソフト『ポケットモンスター ソード・シールド』の世界を舞台にしたオリジナルアニメ「薄明の翼」 に関して、第5話「秘書」が本日6月5日に公開されました。
第5話では、マクロコスモスグループ社長「ローズ」の秘書であり、同グループの副社長も務める美女「オリーヴ」を中心としたストーリーが描かれます。ゲーム本編ではスポットの当たる機会も少なく、クリア後もモヤモヤした部分が残ったオリーヴですが、第5話ではそれを補完するかのような内容が展開されました。
本記事ではそんなオリーヴの話題を中心に、第5話の注目ポイントを紹介します。
ゲームでは見られない“研究員スタイル”のオリーヴがかわいい!

ゲームではローズの秘書として、彼をサポートする冷静沈着な姿がメインに描かれていたオリーヴ。「薄明の翼」では、そんな彼女の過去や副社長として活躍する姿が描かれます。

特に過去のオリーヴは、白衣にメガネをかけた研究員スタイルで登場。髪型も前髪を下ろしたり、先をひとまとめにしていたりと、ゲームとは全く違います。なんなら、こちらの方が好きという方もいるでしょう。私もこちらの方が好きです。
ダイマックスバトル導入における影の功労者はオリーヴだった? 彼女の研究に注目

ガラル地方のジムバトルにおける目玉「ダイマックス」ですが、これはローズが本格的に導入したものであり、過去のガラル地方では取り入れられていませんでした。
「薄明の翼」第5話の冒頭では、研究員姿のオリーヴが空にのびる紫の柱――ダイマックスを研究している様子が見られます。周りの研究員からは「今度こそ実用化に・・・」なんて呟きも。つまり、この時点でダイマックスは実用化に至っていなかったことが分かります。

研究が上手くいかないのか研究員の数も減っていき、最後はオリーヴと「ヤブクロン」だけに。たった1人で研究を続けるオリーヴですが、そこへローズがやってきて会話を始めたところで話が現代に戻ります。

このシーンから考えるに、オリーヴの研究にローズが協力したことで、ジムバトルにダイマックスが導入できたのでしょう。同じダイマックスの研究者としては「マグノリア博士」もいましたが、ダイマックス導入における影の功労者はオリーヴだったのかもしれません。
オリーヴとヤブクロンは最高のパートナー

ゲームでオリーヴがポケモンバトルをする際は、手持ちが「ミロカロス」「ユキメノコ」など美しさを誇るポケモンがメインでした。しかし、キョダイマックスさせる最後のエースポケモンは「ダストダス」と、美しさとはかけ離れたポケモンを使用。
ダストダスでキョダイマックス技を撃つ際も「わたくしがイメチェンする前から得意だった技をおみまいします」と語っていたことから、今のオリーヴからは想像もつかない過去があったのではないか? と考察がされていました。

その過去が「薄明の翼」で明らかになったわけであり、研究を1人になっても続けたオリーヴの隣にはいつもヤブクロンの姿が。
ダストダスをキョダイマックスさせる際もギュッとボールを抱きしめるような動作をとっていたことから、“ホップ&ウールー”や“ダンデ&リザードン”と同じ相棒のような関係と見ていいでしょう。
マクロコスモスグループの職場状況も明らかに

ローズとオリーヴが働くマクロコスモスグループは、ガラル地方でもトップクラスの巨大企業として有名です。ゲーム内でも、ポケジョブで「マクロコスモス・○○」とさまざまな業種で名前を見せていました。
「薄明の翼」では、そんなマクロコスモスグループの職場状況が公開。建設業から採掘業、デスク作業にポケモンリーグの管理まで、本当にいろいろな業務を手掛けているのが分かります。






ゲーム内ではリーグ委員の服装をした社員が記憶に残っていますが、トレーナーではなさそうな一般人も含めて多数の社員が務めているようですね。
ジムリーダーたちもチラっと登場! 夢の親子対決も

第5話ではオリーヴ以外にも、エンジンシティのジムリーダー「カブ」や、スパイクタウンのジムリーダー「ネズ」といった主要キャラクターがチラッと登場しました。

カブはスタジアム内で特訓中のようですが、ネズはなんと街中に登場。シンガーソングライターとしても有名なネズが変装もなし・・・というかユニホーム姿のまま街中に繰り出したら、確実にファンから囲まれる気がします。


そして極めつけは、シュートスタジアムで行われているポケモンバトル。キョダイマックスした「セキタンザン」と「ラプラス」が戦っていますが、スクリーンに映るトレーナーはなんと「マクワ」と「メロン」です。
キルクスタウンのジムリーダーを務めるマクワ(『ソード』版)とメロン(『シールド版』)は実の親子。ゲームでは不可能な夢の対戦が実現したことになります。
最後はあの言葉で締め!

「薄明の翼」の第5話は、キョダイマックスをダイマックスと間違えたタクシー運転手に、オリーヴがその違いを詳細に解説するシーンで終わります。過去にキョダイマックスの研究をしていたからか、解説も怒涛の早口で進行。途中で耐え切れなくなった運転手が声を上げるほどです。
ここで飛び出したセリフこそ、オリーヴの名台詞「オリーヴ、キレそう」でした。このセリフを最後に持ってくるあたり、ちょっと感激ですね。
「薄明の翼」の第5話は、ゲームでは描かれなかったオリーヴのあれこれを多数補完した回となりました。第5話でオリーヴファンが増えたことは間違いないでしょう。
そして、今回のオリーヴを含めてさまざまな人物に明るい未来を指し示すローズにも注目が高まるところ。いつか彼の過去や苦悩も「薄明の翼」で描かれ、ゲームでの補完に繋がるかもしれません。・・・全7話なので、オニオンとダンデで終わる可能性もありそうですけどね。
■「薄明の翼」関連記事