
こんにちはSUKESANです。
海外版ファミコンであるNintendo Entertainment System(ニンテンドーエンターテインメントシス テム)、通称「NES(ネス)」 のソフトを紹介する本記事。今回のテーマは、『キャプテン翼』です。
筆者も大好きなファミコン版の『キャプテン翼』。当時、サッカーゲームといえば選手をちょこちょこと操作するアクションが主流だったのですが、テクモが出した本作にはかなりの衝撃を受けました。まるで漫画やアニメを見ているかのような演出、レベルアップの要素、魅力的な必殺シュートにも感動したものです。

原作の『キャプテン翼』を知っていればいるほど本作にも感情移入できました。現在もスマホで、その流れを汲むアプリがリリースされているのも凄いことですよね。
そんなファミコン版の初代『キャプテン翼』ですが、実は海外版でも『Tecmo Cup-Soccer Game』としてリリースされていました。…が、海外でリリースするには版権という大きな壁があり、当時は今よりもその壁が高かった…。そのため、システムはそのままだったものの、キャラクターは差し替えられて発売されたのです。

こちらが皆様ご存知の翼くんの笑顔が印象的なオープニング。

こちらがNES版。「誰なんだろう」という感じですが、版権の問題なので仕方ありません。このオリジナルキャラが主人公です。その名も「ロビン・フィールド」くん。くん、というか、さん付けしたくなる感じ。
基本的に原作の『キャプテン翼』に登場するキャラは全てオリジナルに差し替えられています。

翼くんと恋仲になるマネージャーちゃんもこのような形に。

個人的に「こいつは……」と思ったのは、空手ディフェンスで有名な若島津くん。原作では三角飛びという秘技を披露して当時の少年たちを熱狂させた彼ですが、NES版では差し替えられて、ちょっと面影ある感じに。

しかも、三角飛びも差し替えられ、どういう過程があったのかは分かりませんが、「wolf(オオカミ)キャッチ」という必殺技に。映像も実際にオオカミに変身してしまうんです。

他、日向くんも立花兄弟も、全員、原作を脳内イメージしていると抱腹絶倒のオリジナルキャラになっています。中でも衝撃的なのが、翼の親友であり永遠のライバルでもある岬くん。なんというか、ちびまる子ちゃんの「大野くん」「杉山くん」的な感じに。

心臓病を抱えるフィールドの貴公子、三杉くんのマネージャーはなんだかハウス名作劇場に出てきそうな少女になりました。

そして片桐さんは、セクシーな女性に。

と、原作を知っていれば知るほどそのギャップがクセになる『キャプテン翼(Tecmo Cup-Soccer Game)』。なかなかプレイする機会はないかもしれませんが、もし発見したらぜひやってみてください。
The LEGO Nintendo Entertainment System! Now you're playing with power...and bri.https://t.co/rC5mjFfJvo pic.twitter.com/ZGgBll0N4w
— LEGO (@LEGO_Group) July 14, 2020
レゴとのコラボも決定し、なんだか盛り上がりつつあるNES。次回は日本未発売の名作をご紹介します(※でもどこか、シュールだったりするんですけれどね…)。
それではまた!SUKESANでした。
ちなみに、現在私SUKESANは普段はとっても真面目な広告動画クリエイター等をやっているのですが、なぜか現在、色々な意味で話題のTKO木下さんと彼のYouTubeチャンネル内において、ゲームコンテンツに出演、ディレクションをしております。よろしければご覧ください。
■著者紹介:SUKESAN

元ファミ通の編集者、現在はCM、番組ディレクター・プロデューサーとして活動中。新垣結衣をはじめ、アイドルやタレントのピアノ・歌の講師でもある。
《SUKESAN》