
「Re:ゼロから始める異世界生活」は異世界に召喚された普通の高校生ナツキ・スバルが、死ぬと時間が巻き戻る「死に戻り」の能力を得て、大事な人たちに起きる不幸な運命を変えるために何度も挑戦する「タイム・ループ」作品です。ファンタジーの世界観でありながら、真相を突き止めて死を回避するミステリー要素、ハーフエルフのエミリアや双子メイドのラムとレムといった魅力的なヒロインが人気を呼んでいます。
オリジナルストーリーと原作の追体験がどちらも楽しめる
本作の物語は、何者かにこれまでの記憶を奪われた主人公のスバルが、原作を辿りながら記憶を取り戻し、記憶を奪った犯人を見つけ出すために奮闘します。スバルが失くしてしまった記憶を取り戻すのを手助けする夢幻術師の少女・シオンにナビゲートされながら、記憶の世界を探索していくという流れです。
シナリオはオリジナルストーリーが展開する「追憶郷の探索(クエスト)」と、原作の追体験とIFストーリーが楽しめる「追体験(ストーリー)」があります。


・追憶郷の探索(クエスト)


スバルの記憶をもとに再現された世界では、失われた記憶を探すオリジナルストーリーが展開。そこでは、何者かによって、スバルを襲う存在に書き換えられた「改竄者」が現れ、スバルに襲いかかるといった状況に発展することもあります。画面上のキャラクターはLive2Dで表現されており、コロコロと表情を変えたり、髪の毛がユラユラと動くなどとても生き生きとしており、アニメのような立体感がありました。
・追体験(ストーリー)


原作のストーリーを追体験する形で進行します。アニメシーンが随所で見られるだけでなく、選択肢によって話は分岐するので、原作とは異なる物語が展開するIFストーリーも見られます。本来出会うことがなかったキャラクターに遭遇したりもするため、原作ファンならその違いを楽しむのもいいですね。
※リリース時点で開放されている話、IFルートには制限があります。今後のアップデートで追加、順次開放されていきますので、お楽しみに!


ストーリーでは度々選択肢を選ぶ場面が登場。左右にスワイプするだけの簡単操作で、スバルの行動を選び、物語を進めていきます。選択肢によってゲームオーバーということはないので、直感的に選びましょう。


さらに、各話に設定されているチャレンジをクリアすることでロックされた選択肢を解除する鍵を入手できる時があります。隠されたシナリオではどんな物語が描かれるのか……あなたの手で目撃してください!また、選択肢によって、「知識、勇気、ノリ、魅力」というパラメータが増減し、獲得できる評価(メモリーポイント)が変化します。


このメモリーポイントは、キャラクター強化するための「メモリーボード」開放に使用できるので、自分が上げたいパラメータに合わせて選択肢を選ぶのが重要です。これを育成していくと、後述しているバトルで優位に戦えるので、がんばって育てていきたいですね。


推しキャラクターが活躍するドリーミーバトル


本作のオリジナル要素のひとつは、もちろんこのバトルです。バトルシステムはシンプルで、最大5体までキャラクターを編成し、各3つまであるスキルを選択して攻撃対象を決定するだけ。必殺技スキルを選択するとオリジナルカットインを見ることができます!








スキルは攻撃だけでなく、バフやデバフ系もありますし、継続ダメージを与えるスキルも多い印象でした。カットインアニメーションは躍動感と迫力があり、見応え十分。属性の相性なども鑑みる必要はあるものの、やはり推しキャラクターたちを並べて戦いに挑みたいですよね!
キャラクター育成はイラストコレクションのように見た目も楽しい


本作のコレクション要素は、キャラクターと記憶結晶の2つが用意されています。キャラクターはバトルで戦うメンバーとして編成でき、記憶結晶はキャラクターを強化させる装備アイテムです。レアリティはそれぞれ1~3まであるのですが、どのレアリティであっても最大レベルまで強化することができるのは嬉しいですね。
原作で観られなかったシーンも含めてクオリティーの高いイラストで描かれており、強化していくとイラストが変化するのでコレクター要素満載です。

キャラクター強化方法は3段階あります。バトルで入手した経験値の書物を与える「LV強化」、LVMAXになったら素材を与えて進化させる「レベル上限開放」、ストーリーで得たメモリーポイントでメモリーボードのパネルを開放して強化する「メモリーボード強化」です。


さらに同一キャラクターのかけらを素材にすることで、メモリーボードで開放可能なパネルを増やせる「覚醒」もあります。キャラクターはどのレアリティでも最高レアリティまで育成することが可能で、節目節目でイラストが変化するのは必見。
以上、『Re:ゼロから始める異世界生活 Lost in Memories』のプレイレポをお届けしました。まるで『Re:ゼロから始める異世界生活』の世界をポケットの中にしまったような絢爛豪華さを感じられる作品でした。さらに、原作ではどうしても推しキャラクターにスポットが当りきらなかった部分も、本作でなら思う存分愛でられます。ぜひあなたの推しキャラクターとともに、たくさんの物語を紡ぎましょう!
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
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