
これまでインサイド編集部は、地球上の地形や天候を忠実に再現したマイクロソフトの航空シミュレーター『Microsoft Flight Simulator』を使って、『Ghost of Tsushima』の舞台である対馬に聖地巡礼をしたり、台風8号を観察したりと様々な特集記事を掲載してきました。

そんな折に編集部は、スコットランドのスカイ島が、コジマプロダクションのオープンワールド型アクションアドベンチャー『DEATH STRANDING(以下:デススト)』の舞台に似ているとの情報をキャッチ。

早速、写真フリー素材サイト「オーダン」で検索すると、『デススト』に登場しそうな景色の写真がいくつも出てきたのです。

この写真の地形なんてハシゴがないと絶対登れなさそうです。登った後は、ジップラインやロープを設置して他のプレイヤーの助けにするのもいいかもしれません……って思わずプレイヤー目線で語ってしまいました。
いずれにしてもスコットランドのスカイ島の地形が『デススト』の地形と酷似しているのがわかりました。
そこで今回も実際に『Microsoft Flight Simulator』で現地に向かい、本当に『デススト』の地形に似ているのか確認してきます!
確かに雰囲気が似ている!

それでは出発!
この「Custom Departure」がスカイ島の空港です。

おぉ……上空から見ると確かに『デススト』の地形に似てるような気がします。
ちなみに同作の舞台はアメリカです。「デス・ストランディング」と呼ばれる影響で地形が変化しているのか、あまり見かけない風景になっています。

天気を雨に設定すると雰囲気も似てきました。
BTが出現しなければいいのですが……。

スカイ島には断崖絶壁の地形が多いため、このように天候を悪くすると良いバランスで地形の詳細が隠されて『デススト』のような雰囲気になりました。

やはり『Microsoft Flight Simulator』は、『DEATH STRANDING』と違って地面にある岩などの細かな地形を全て描写しているわけではないので、大地に近づけば近づくほど似ているかどうか怪しい気持ちに。
『Microsoft Flight Simulator』は、場所によっては地形の再現がいい加減なところがあります。例えば、飛行機型の建造物が空港の中にあったり、ヤシの木が建築物に替えられていたり、サッカースタジアムの中に建築物があったりと、まだまだ改善の余地があるのです。

せっかくなのでついでにスカイ島全体を探索することにしました。
起伏に富んだ地形だけではなく、平坦な地が広がっていることがわかります。どちらにしても美しい景色ですね~。

ところでスカイ島は、「ハリーポッターとアズカバンの囚人」をはじめとした映画の撮影でも使われている場所なのだとか。確かに幻想的な風景が広がっていてファンタジーやSF映画の撮影にはうってつけといえます。

もちろん、スカイ島には人里があるようです。一体ここの人達はどのような暮らしをしているか気になりますね。

『デススト』と地形の違いはあっても、曇りの天候だとどうしても『デススト』っぽい雰囲気が漂います。

あ……降る……時雨降っちゃう……。
BTも出そうで怖い……。
前述の通り、『Microsoft Flight Simulator』の地形は、衛星データやBingの航空マップを基にしたMicrosoft Azureの機械学習などによって忠実に再現されているとはいえ、100%完璧というわけではありません。

地面のテクスチャは、近づくと大雑把に描写されていることがわかるため、実際スコットランドのスカイ島の地形が『デススト』の舞台と酷似しているのかは確認できませんでした。しかし、天候を悪くして山々を観察してみると確かに『デススト』っぽい雰囲気が漂っているのです。これは日本の地形で同じことをやってもなかなか出来ないと思います。
『DEATH STRANDING』ではないゲームで、『DEATH STRANDING』の雰囲気を味わえたのは面白い体験だったのは確かです。本記事を読んでいるあなたも『Microsoft Flight Simulator』を起動してスコットランドのスカイ島を訪れてみてはいかがでしょうか。