『ONE PIECE とびだせ海賊団!』(PS)

『ONE PIECE とびだせ海賊団!』は、2001年にPlayStation向けに発売されたRPG。同作は他のタイトルとは一味違い、なんと主人公が“あなた自身”。プレイヤーが海賊となり、ルフィたちと関わりながら自分だけの海賊団を作っていく…というユニークな作品でした。
自分の船は自由に能力をカスタマイズできる仕様で、海賊旗のエディット機能も搭載されています。自分だけのシンボルを掲げて「東の海」を冒険できるため、夢にまで見た『ONE PIECE』の世界に入り込めるはず。
バトルでは白兵戦だけでなく、海賊らしく船同士を戦わせる海戦も行われるため、まさしく海賊としての腕を試されるゲーム性と言えるでしょう。
もちろん、原作でお馴染みのキャラクターも多数登場。アルビダなどの敵海賊だけでなく、フーシャ村のマキノ、シロップ村のカヤといった非戦闘員が出てくるところが同作ならではの面白さです。
『ONE PIECE ドラゴンドリーム!』(GBA)

劇場版ばりの重厚なストーリーを楽しめるのが、2005年にGBAで発売されたRPG『ONE PIECE ドラゴンドリーム!』。それ以前にPSでプレイできた『ONE PIECE オーシャンズドリーム!』のリメイク版です。
同作はなんといっても、ゲームオリジナルのストーリー展開でしょう。記憶を失ったルフィたち「麦わらの一味」は、記憶を取り戻すため、冒険の旅に出ることに。自分の名前すら思い出せない状態から始まり、“刀を3本持っている”自分に驚くゾロなど、このゲームでしかお目にかかれない一幕も。
ちなみに作中で重要な役割を果たすのが、意外なことにMr.2ボン・クレー。お互いの顔さえわからなくなってしまったルフィたちを導き、記憶を取り戻す手助けをしてくれます。その先には、ゲームオリジナルストーリーと侮れない、「ONE PIECE」らしい重厚なストーリーが待ち受けていました。
どれもアクションゲームではないものの、記憶に残る名作ばかり。最新作『オデッセイ』もファンの心に残る作品となってくれることを期待しましょう!