12月9日に『ドラゴンクエスト』シリーズのスピンオフ最新作、「トレジャーライフRPG」という新たなジャンルを冠した『ドラゴンクエスト トレジャーズ 蒼き瞳と大空の羅針盤』が発売されました。
『DQ11』で主人公の最初の仲間となる頼れる相棒「カミュ」と、その妹「マヤ」の兄妹を主人公に、今までのドラクエシリーズには無かった「宝探し」要素をメインに据えた本作。本稿ではプレイレポとともに、「気になるポイント」を紹介していこうと思います。
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物語は『DQ11』の舞台でもあった、命の大樹が浮く世界「ロトゼタシア」から始まります。
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『DQ11』では主人公の最初の仲間として活躍したカミュ、そしてその妹マヤ。今作は彼らが幼少期にバイキングに拾われ、雑用をこなしていた頃のお話です。
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ある夜、バイキングが捕まえた「珍しい動物」ことミューシャとトンブーに導かれて冒険の旅へ。
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『DQ11』のオマージュが含まれているシーン、良いですよね…。
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小舟で辿り着いた小島で謎の短剣を手にしたところ、2匹の言葉がわかるように。
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2匹は「かの地」への扉を開き、カミュたちは吸い込まれるように中へ。
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謎の洞窟でマヤが目覚めるとカミュやミューシャ達の姿は無く……。異世界での冒険が始まります。
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紆余曲折あってカミュと合流、ミューシャ達に「はてしなき竜の大地」と呼ばれるこの世界で「七つの竜石」を探す手伝いをして欲しいと頼まれます。
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チュートリアル的な部分が終わると、大陸を移動できるようになりました。カミュたちの目標は大きく分けると下記の2つです。
トレジャーを探してカミュたちの「団」を大きくする
ミューシャ達が探している「7つの竜石」を集める
「大目標は用意しておくので自由に冒険を楽しんでください」の、いわゆる「オープンワールド」風味なスタイルは『ドラクエ』シリーズでは珍しいかも。
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この世界は各地にトレジャーが埋まっており、トレジャーに近づくと仲間モンスターがアイコンで教えてくれます。ある程度近づいた段階で「お宝コンパス」を使うと…。
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このように、モンスターの視点でトレジャーの位置が確認できます。あとはこれらを参考に埋まっている正確な場所を見つけましょう。
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隣接するくらいの距離まで近づくと地面が大きく光るので、トレジャーを掘り出します。この他にも、ある程度近づくだけで地図にアイコンが表示される「ジャンク」と呼ばれるものもあります。
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拠点まで持ち帰ると、お宝鑑定タイムです。トレジャーとして埋まっているものはどれもドラクエシリーズに関わり深いアイテム。
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てつのつるぎや
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とうぞくのかぎといったアイテム類。
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登場人物の像。これは『DQ8』で初登場し『バトルロード』シリーズでも大活躍のキャラクター「モリー」ですね。
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『ライバルズ』シリーズのカードまで埋まっています。
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中には、サントハイムの蹴破られたカベや、くさったパンまで発見できるため、ドラクエシリーズを長く遊んでいるプレイヤーはニヤニヤできるポイントが非常に多いです。ちなみに、これらのトレジャーは拾った時点の品質によって価格が上下します。このくさったパンの場合ならば品質が「天下一品」のため、標準より価格が上回っているわけです。しかし、「天下一品のくさったパン」とは……?
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さらに、有名なアイテムの贋作までもが埋まっています。これは最強格の武器「グリンガムのムチ」……ではなく、グリーンのガムのムチ。ムチの部分がガムでできているため武器にはならないそうです。なんだコレ!
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……とはいえ、お宝としての価値はもちろんあります。これらのトレジャーを集めていくと団のランクが上昇します。ボーナスとして探索がしやすくなる効果が付与されたり、仲間の派遣といった新たなアクションが使えるようになるので、どんどん宝を集めて団を大きくしていくべき。
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お宝探しでフィールドを探索する際、大事なのは仲間モンスターです。最大3体を連れ歩くことができ、戦闘もオートで行ってくれるのはナイスなお手軽さ。敵モンスターに向かって突撃させる「行け!」とカミュの元へ集合させる「あつまれ!」という最低限の指示出しも可能です。
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戦闘でモンスターたちがダメージを与えるとカミュの「ロマンゲージ」が溜まっていきます。これを消費して行えるのが、モンスターにそれぞれ設定された「ロマン技」。同レベル帯の敵なら一撃で吹き飛ばせる威力。ゲージは3本までためておけるので、連発すれば格上相手でも勝利できるほど。
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もちろん、カミュやマヤ自身が直接攻撃を行うことも可能です。ただ、カミュたちの戦闘時の役割はもっぱら「スリングショット」を使用した特殊攻撃になります。弾薬を消費し、遠距離から攻撃を行えるスリングですが、つるぎ弾やハンマー弾(物理属性別の弾)、メラ弾やザバ弾(魔法属性別の弾)などを用意すれば、相手の弱点に合わせて大ダメージを狙えるため、ゲーム的に言えば高性能なダメージディーラーに変貌します。
加えて、特定の順番で属性攻撃を当てることで追加でダメージを与える「スキルチェイン」というシステムがあるのですが、仲間の攻撃に合わせてスリングショットの各属性弾を使うことで素早く大ダメージが狙えます。少しテクニカルな動きにはなりますが。
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さらに、ホイミ弾やマホイミ弾によるHP・MPの回復、スカラ弾・バイキルト弾でのバフ撒き係もできちゃいます。このアイテム、『DQ11』でも持ってて欲しかった……!カミュ一強になっちゃうけど。
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モンスターを仲間にしたいときに便利なアイテムが「スカウト弾」。敵を倒す前に使っておくと、スカウトの確率が上がる便利アイテムです。これを活用すればレベルがかなり上のモンスターでも、スカウト弾を打ち込む→ロマン技で無理やり倒して仲間に。といったこともできてしまいます。
こういったやり方で高レベルモンスターを仲間にできるのは「あくまでこのゲームのメインコンテンツは宝探し」という割り切りかも知れませんが、筆者的にはちょっとした裏技感も感じられて好きなポイントです。
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そして、カミュたちにもロマン技は存在します。その名も「ビーストモード」、こんな幼少期から使えたんですね、さすが未来の勇者の相棒。使用すると攻撃力など、すべての能力が大幅に向上します。攻撃スピードも上がるため、近接攻撃でズバズバ敵を倒せて爽快感MAX。
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かなり自由度が高く、自分の好きな順番で物語を進められる本作。ストレスもそう感じずに素直にプレイできるため、年末の空いた時間にプレイするのにもってこいな1本ではないでしょうか。『ドラゴンクエスト トレジャーズ 蒼き瞳と大空の羅針盤』はニンテンドースイッチ用に7,990円で発売中です。