
2022年に初開催された「hololive SUPER EXPO」を今年も開催!昨年はミニアニメ『ホロのぐらふぃてぃ』に登場するホロライブ事務所をはじめ、衣装展示、ホロライブID(インドネシア)・ホロライブEN(イングリッシュ)、ホロスターズの個別ブースなどを設け、ホロライブの基本的な世界観が体感できました。
そして今年の3月18日、19日の両日に渡って開催された第2回目の「hololive SUPER EXPO」では、「ホロライブ運動会」「ホロライブ・ホスト」「ホロライブ・サマー」など人気配信企画をモチーフにしたブースを多く出展。ホロライブメンバー(以下ホロメン)がおこなってきた企画が疑似体験できる、昨年よりも世界観の広がる展示で楽しませてくれました。
そこで本稿では、数々の展示に目を奪われた「hololive SUPER EXPO 2023」の「ここがよかった!」という部分を軸に現地より詳細レポート!全体ライブ「hololive 4th fes. Our Bright Parade」と、人気クリエイター「DECO*27」さんがプロデュースする「holo*27 stage」についても別の記事でそれぞれお届けします!

◆YAGOOの登場に拍手喝采!「オープニングセレモニー」
今年の「hololive SUPER EXPO」は内容充実! 展示内容も協賛企業ブースも増え、昨年よりもホールをひとつ多く借りるという豪華さです。その様はまさに公式ハッシュタグの #ひろがるホロライブ を感じさせる内容でした。
そのトップバッターを飾ったのは、1日目の10時30分よりスタートしたオープニングセレモニーです。司会進行を務めるのはホロメンとも共演したことがあるウェザーニュースキャスターの檜山沙耶さん。ゲストは白上フブキさんのコスプレをした人気コスプレイヤーの篠崎こころさん。ホロライブからは、ときのそらさん、夏色まつりさん、天音かなたさん、博衣こよりさん、そして「YAGOO」の愛称でファンからもホロメンからも愛されているカバー株式会社CEOの谷郷元昭さんが登壇。昨年のEXPOでも協賛企業としてブース出展した、もはやホロライブとの定番コラボ企業としておなじみの「明利酒類」の酒樽で鏡開きをしました。





◆直筆メッセージに熱視線!「セレモニーゲート」
来場者を真っ先に迎えるセレモニーゲート&ロードには、所属グループの歩みを年表化したものや、ホロメンやホロスタ(ホロスターズ)の面々が記した直筆メッセージがびっしり!ひとつひとつを読むだけでもお腹いっぱいになるほどです。そのほか会場の各所には隠しメッセージがあり、発見した来場者が足を止めては興味深げにカメラを向けていました。
直筆メッセージは、前日までリハーサルをしていたというホロメンが会場を見学した際に自由に記したとのこと。その楽しそうな様子もホロメンがツイッターで報告しており、ファンの間では話題になっていました。そのほか各ブースの等身大パネルや「あん肝バルーン」の台座などにも直筆サインが記されていました。





【セレモニーゲートの直筆メッセージを全掲載!】



























■私物展示でより身近に!「ホロスターズ・ペンタグラム」
ホロライブプロダクションの男性アイドル部門「ホロスターズ」も今年は展示内容がさらに充実!メインブースとなる「ホロスターズ・ペンタグラム」では、各メンバーが「MUSIC」「GAME」「TALK」「CREATIVE」「ACT」の5つの分野に分かれて私物を公開していました。実際にレッスンで使用しているシューズ、ヘアケア用品、愛用ののど飴などなど……。またブース入り口には直筆サインとメッセージが添えられており、女性ファンがぬいぐるみ片手に記念撮影をしたり、うっとりと眺めていたりしていました。
なおEXPOではほかにも「ホロスターズ」「ホロスターズEnglish -TEMPUS-」と一緒にプリントシールに収まることができる「スタプリ」コーナー、「ホロスターズ」「UPROAR!!」のメンバーと1対1でおしゃべりできる特別有料コーナーもあり、ホロスターズの勢いを感じさせる盛況ぶりでした。



























■つねに大行列!「ホロライブ・サマー2022」
「hololive SUPER EXPO 2023」で人気だったブースといえば、やはり人気企画をモチーフにした体験型の各ブースです。中でも行列が絶えなかったのは、2022年に待望の復活を果たした「ホロライブ・サマー2022」です。
水着姿となったホロメンの等身大パネルが勢ぞろいする華やかなブースには、キーパーソーン4名にインタビューした限定のスペシャル映像、グッズギャラリー、各種映像などがズラリ。とくに面白かったのは、企画のバックストーリーに登場するサングラス「ホロフラージュX」の展示です。解説パネルには制作裏側を伝えるインタビューもあり、もう一度配信を見返したくなる内容でした。





そのほか会場には様々な人気企画のブースを設置。「ホロライブ運動会」では2021年に実施された競技「鳥人間ダーツR」をモチーフにしたダーツゲームが遊べ、クリアすると景品がもらえる面白いアトラクションとなっていました。



「ホロライブ幼稚園」も今年の2月24日に続編が実施されたばかりの人気企画です。ホロメンが赤ちゃんになるという、いわゆる地獄企画ですが、会場にはその幼稚園をイメージしたブースが設置され、遊具のモニュメント、イラスト、メッセージなどが展示されていました。






「ホロライブ・ホスト」も地獄企画のひとつです。ホストに扮したホロメンがほかのホロメンやゲストのVTuberをもてなすという企画なのですが、ブースでは6期生「鷹嶺ルイ」さんが書き下ろしたシナリオをもとにホロメンが来場者をもてなしていました。



そのほか「大空警察」をもとにした「ホロライブ警察」、昨年も単独ブースを出展して好評だった「hololive ERROR」、グッズやアニメーション原画などを展示する「HOLOLIVE ALTERNATIVE」など、配信企画のみならずゲーム展開やメディアミックス企画も単独ブースでその存在感を発揮していました。





また「#全人類兎化計画」の一環で制作された日本人形スタイルの「兎田ぺこらフィギュア」は、「顔が命」でおなじみの老舗人形メーカー「吉徳」と、さまざまなイベントで1/1スケールフィギュアを手がけるメーカー「デザイン・ココ」がタッグを組み、本物の着物を着せるという驚きの仕様で注目を集めていました。



■コンセプトが楽しい!ホロライブID、ホロライブENの単独ブース
ホロライブIDのブース「ホロライブインドネシア~id:entity Record~」は「収録スタジオ」がテーマです。等身大パネルと撮影できるフォトスポット、収録で使用している機材の展示、リリース遍歴に加え、ブース裏側にはIDメンバーが登場!普段の配信やコラボでは大騒ぎする楽しい彼女たちですが、アーティストとしての一面をプッシュする展示だったこともあり、改めてその才能に惚れなおすブースとなっていました。






ホロライブENがお届けする「hololive FRIED CAFE」ブースは、チキン料理を提供するカフェをイメージした展示内容です。コンセプトは「小鳥遊キアラさんが店長となり、ENメンバーが店員として働く」というもの。店内にはENメンバーによるボイスドラマが流れており、楽しい雰囲気がブースの外まで聞こえていました。
もともとキアラさんは「ファストフード店の店長になりたい」という夢を持っており、今回はその夢が実現した形です。しかしキアラさんは不死鳥……。ブースの詳細を知ったホロメンに、配信で「闇が深い」とネタにされていました。












■協賛企業ブースでは新製品・新コラボ情報が!
近頃は企業コラボや関連商品のリリースが爆発的に増えており、いつも新商品情報に接しているような錯覚さえ覚えてしまうホロライブ。「hololive SUPER EXPO 2023」でもさまざまな新情報が公開されていました。
ブシロードは2023年リリース予定の新たなTCG商品のほか、サイン入りカードを含む過去にリリースしたTCGコレクションを展示。めったに見られないカードコレクションをカメラに収めようとするファンが長い列を作っていました。



バンダイは商品紹介ブースのほかにガチャポンブースも設置。ガシャポンの先行販売に加え、食玩フィギュアのサンプル展示、一番くじの新商品、EXPO会場限定の「hololiveウエハース2」の無料配布などで人気でした。










グッドスマイルカンパニーは「ねんどろいど」ほか新作フィギュアがズラリ!ホロライブ全メンバーのねんどろいど化企画が進行中であることをアナウンスするとともに、ねんどろいど、figma、POP UP PARADEの原型や彩色サンプルなどをお披露目していました。























タイトーのブースは音楽ゲーム『グルーヴコースター ワイワイパーティー!!!!』のコラボが楽しめる試遊ブースです。オリジナルステッカーの配布も行っており、ここにも長蛇の列がありました。


そのほかムービックは、5月15日よりスタート予定のアニメイトフェアにまつわる展示を実施。「不知火フレア」さん、「星街すいせい」さん、「さくらみこ」さん、「尾丸ポルカ」さん、「白金ノエル」さんによる「不知火建設」をモチーフにしたコラボで、トラベルシーズンにまつわる新作グッズを販売する予定です。




フレグランスブランド「Anideal」(ウエニ貿易)のブースでは、「白銀ノエル」さん、「大空スバル」さん、「天音かなた」さんがプロデュースする香水を展示。実際の商品デザインをお披露目するとともに、ほのかに漂う上品な香りがブースを包んでいました。


■個性的なアートが大集合!「ホロライブ・アートフェス」
ホロライブのJPメンバー、IDメンバー、ENメンバーが制作した手作りアートを展示する「ホロライブ・アートフェス」も初日から大行列! コメントつきで展示されたアートの数々はそれぞれ個性が光るものばかりです。しかし個性が強すぎて、展示物のひとつがゴミと間違えられて捨てられてしまうハプニングも……!
ホロライブ公式チャンネルで3月20日に配信された振り返り感想会では、その「たった1日しか公開されなかった幻のアート」について言及されているので、ぜひ視聴してみてください。
なお1日目は待機列が形成された本ブースですが、2日目は混雑の解消を目的にブースの敷居を撤去。出入り自由のフリー入場にするなど、イベント運営チームの対応力にも驚かされました。以下、その「幻のアート」を除く全アートを写真で紹介します。



























































■四季折々のホロメンに会いに行こう!「hololive park」
「hololive park」は春・夏・秋・冬の4コーナーで構成されたブースです。それぞれモニターでミニドラマを流し、普段のわきあいあいとするホロメンのようすを楽しませてくれました。





そのほか会場には、歴代の公式グッズを集めた「OFFICIAL-GOODS SHOWROOM」、会場の各所に設置された問題をツアー形式で解いていく「謎解きラリー」、コスプレイベントなどをおこなった「パフォーマンスステージ」、休憩スペースにもなっていた「フリーステージ」、事前決済型の新アプリ導入で混雑解消された「グッズエリア」「フード&ドリンクエリア」など、1日で見て回れるかどうか不安になるほどのボリュームでした。





2日目は混雑解消のために開場時間を前倒しした本イベント。両日ともに全体ライブ「hololive 4th fes. Our Bright Parade」をもって公演が終了したわけですが、「hololive 4th fes. Our Bright Parade」終了後はスムーズな帰宅および海浜幕張駅までの誘導として、イベントスタッフの皆さんが陸橋まで来場者をお見送りしてくれました。
どこまでもファン・ファーストであることはもちろん、混雑の中でも笑顔でプレス対応してくれた会場スタッフのみなさんに感謝します。そして2024年にもきっとあるだろう「hololive SUPER EXPO」も期待しています!
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