人生にゲームをプラスするメディア

『マリーのアトリエ Remake』先行プレイーほんわかタッチで描かれる元祖・錬金術士ライフ

冒険者ハレッシュの必殺技「面倒くさくて名前がない」や、いつも飛翔亭にいるのんだくれのおじさんなどを見て、あまりにも懐かしくなってしまいました。

ゲーム プレイレポート
『マリーのアトリエ Remake』先行プレイーほんわかタッチで描かれる元祖・錬金術士ライフ
  • 『マリーのアトリエ Remake』先行プレイーほんわかタッチで描かれる元祖・錬金術士ライフ
  • 『マリーのアトリエ Remake』先行プレイーほんわかタッチで描かれる元祖・錬金術士ライフ
  • 『マリーのアトリエ Remake』先行プレイーほんわかタッチで描かれる元祖・錬金術士ライフ
  • 『マリーのアトリエ Remake』先行プレイーほんわかタッチで描かれる元祖・錬金術士ライフ
  • 『マリーのアトリエ Remake』先行プレイーほんわかタッチで描かれる元祖・錬金術士ライフ
  • 『マリーのアトリエ Remake』先行プレイーほんわかタッチで描かれる元祖・錬金術士ライフ
  • 『マリーのアトリエ Remake』先行プレイーほんわかタッチで描かれる元祖・錬金術士ライフ
  • 『マリーのアトリエ Remake』先行プレイーほんわかタッチで描かれる元祖・錬金術士ライフ

◆異世界の苦学生気分を味わう「通常モード」のススメ

前述したように、本作はゲーム開始時に卒業試験の期限(5年間)が設けられるオリジナル版準拠の「通常モード」と、期限を気にせず遊べる「無期限モード」を選択してスタートするようになっています。

しかし「アトリエ」シリーズは作品を追うごとにこうした期限の概念は薄くなっていき、ゆるりと遊べるようになっていきました。シリーズファンの好みや時代性に合わせていった結果といえるでしょう。

それでもあえて言ってしまいますと、一度は「通常モード」で遊んでみてもらいたいなというのが筆者の感想です。本作はリメイクにあたり新規イベントも追加されていますが、それでもおそらくは、近年のシリーズ作品と比べると全体的に薄味感は否めないかと思います。

飛翔亭の依頼は毎月1日・11日・21日に更新されるので、通常モードだと「依頼が更新されたからチェックしに行かなきゃ」という動機付けがより強くなり、没入感が増します(筆者の場合は)

そして、それを補えるのが期限の概念だと筆者は考えています。期限がある(≒早く結果を出さねばという気持ちが芽生える)からこそ、"今すかんぴんになってでも高い参考書や道具を買うか"で悩めたり、"成功率が高いとはいえない高難度の調合にあえて挑む"こともあったりして、それが今でいうナラティブ(≒プレイヤー個々人による異なるゲーム体験)につながると思うからです。

そうした選択の積み重ねがマリーの落ちこぼれ錬金術士としての日々とリンクし、彼女の紡ぐ日々をより濃密で、より忘れがたいものにするのです。

決してやらなければならないモードではありませんが、そんな要素も含めて成り立っており、評価されたのがオリジナルの『マリーのアトリエ』だったことは知っておいていただければ幸いです。

◆ザールブルグの美女こぼれ話1・アカデミーのアウラさん

アカデミーの売店を訪れると、第1期の卒業生でもあるアウラさんが対応してくれますが、品ぞろえをながめただけで何も買わずに立ち去ろうとすると実に悲しそうな顔をします。

優等生だけどイヤミったらしいマリーの後輩・クライスの姉でもあります

彼女は商売人が本職というわけではない(ので、営業スマイルに徹することもない)」というキャラ描写の一環だと筆者は感じましたが、オリジナル版の発売当時は「なんだか申し訳なくなってしまった…」という感想を述べる人もチラホラ。

めちゃくちゃガッカリされた…ごめんなさい、苦学生でお金がないんです…

ちなみに、リメイク版でも同じことをしたら実績「ウィンドウショッピング」を取得できました。よし、アウラさんの悲しそうな顔を見てこよう。これは実績のため、実績のため……。

◆ザールブルグの美女こぼれ話2・飛翔亭のフレアさん

飛翔亭では、ごくたまに店主ディオの愛娘であるフレアさんがカウンターに立つ姿が見られます。その際は店に集まる依頼を彼女から受注できますが、実際にやり取りをしてみると彼女とディオは明確に異なる点があるのが分かります。

それは「どんなに難しい依頼も、右から左へさらっと受注させてくれる(受注させてくれてしまう)」こと。ディオはマリーの実績や実力を鑑みて「この依頼なら安心して任せられる」「その依頼はまだ早い」などと親身なアドバイスをしてくれますが、フレアさんにはまだそこまでのことができないようです。

「フレアさんと接することでディオの経験にもとづく助言が身に染みる」という優れた演出です

細かいけどいいキャラ描写だな…と感心すると同時に、筆者はディオが恋しくなったのを覚えています。できそうなのかムリそうなのか、アドバイスをください!

でも依頼達成時の笑顔があまりにまぶしいので、やっぱりフレアさんも好き!
《蚩尤》

汎用性あるザク系ライター(が目標) 蚩尤

1979年生まれのファミコン直撃世代。スマホゲームもインディーズも大型タイトルも遊びますが、自分と組ませてしまって申し訳ないという気持ちやエイミングのドヘタさなどからチーム制のPvPやFPS、バトロワが不得手です。寄る年波…! ゲームの紹介記事に企画記事・ビジネス寄りの記事のほか、アニメなど他業種の記事もやれそうだと判断した案件はなんでも請けています。任天堂『ガールズモード』シリーズの新作待機勢。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲーム アクセスランキング

  1. 『ウマ娘』新育成シナリオ「豊食祭編」を先行プレイ― 野菜収穫に畑作り、料理作り!

    『ウマ娘』新育成シナリオ「豊食祭編」を先行プレイ― 野菜収穫に畑作り、料理作り!"いっぱい食べる推し"は強い

  2. 【週間ニュースランキング】発売日が明かされたHD-2Dリメイク版『ドラクエIII』、PVに映った“謎の職業”が話題を呼ぶ!

    【週間ニュースランキング】発売日が明かされたHD-2Dリメイク版『ドラクエIII』、PVに映った“謎の職業”が話題を呼ぶ!

  3. 20年以上も前のカードがなぜ?『遊戯王OCG』次回改訂で「カタパルト・タートル」「カイザーコロシアム」が使用禁止に

    20年以上も前のカードがなぜ?『遊戯王OCG』次回改訂で「カタパルト・タートル」「カイザーコロシアム」が使用禁止に

  4. 最大86%OFF! 1,000円を切る『アライアンス・アライブ HD』や、オープンワールド2作品がセットで3,000円以下【eショップ・PS Storeのお勧めセール】

  5. HD-2D版『ドラゴンクエストIII』に「見知らぬ職業」が映り話題!リメイク版ならではの“追加職業”として登場か

  6. 『パルワールド』近いうちにPS5版が発表されるかも?開発元スタッフの“意味ありげな投稿”が憶測を呼ぶ

  7. 「初めての出会いを台無しに…」未公開情報のリークで『恋と深空』運営チームが声明―「悪意にペースを乱されない」とし、新キャラ予告PVを正式公開

  8. ニンダイで発表の新作『ゼルダの伝説』、PVで過去作と「地形が似ている」と注目集まるー舞台は『神トラ』のハイラル?ひと目で判別できる特徴的なマップが話題

  9. ある店舗が『ポケカ』公式イベント大会で「ヨマワル」を禁止にするハウスルール適用―大不評の“サマヨール先行ワンキル”に独自対策

  10. 『Nintendo Switch Sports』に新種目「バスケットボール」が追加決定!バスケの動きをジョイコンで体感【Nintendo Direct 2024.6.18】

アクセスランキングをもっと見る