「普段と違う何かになりたい」っていう欲求って、ありますよね。そういった欲求に対してビデオゲームは「伝説の勇者」「プロスポーツ選手」「宇宙海兵隊」「バールを振り回す物理学者」など、さまざまなかたちで答えてくれました。
なので「2.5頭身のゆるふわ動物になって、ぶん殴り合いで一位を決めたい」という欲求にも、必ず答えてくれるゲームがあるわけですね。今回はそんなゲーム、ふわふわ動物たちが繰り広げる物理演算大乱闘バトルロイヤル対戦アクション『Party Animals』のプレイレポです。
Steamのストアページで動画を見ていただくと一目瞭然ですが、本作は『Gang Beast』のフォロワー作品と言って差し支えないと思います。ガッツリと物理演算を使って作られた世界で殴る蹴るの大乱闘、相手を場外に放り投げれば勝ち、という基本ルールはだいたい一緒。そこにおさとう、スパイス、すてきなものをいっぱいブチ込んで煮詰めたことによって、カワイさの化学変化が起きています。
とりあえず操作キャラクターたちを見てほしい。かわいいから。
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はぁ~~~~~♡もこもこ♡
種類の違うかわいさにも対応。万能かよ♡
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さらには衣装チェンジも可能です。
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あら~~~~~♡♡♡♡可愛いの着せてもらって~~~~~~♡♡♡♡
散歩中の犬を見かけたマダムみたいになってしまったので、ゲームの紹介に戻りましょう。
『Party Animals』の可愛さ以外も知ろう
ルールは3つのカテゴリが用意されており、MAPはルールに合わせた専用のものがそれぞれ用意されています。最大4チーム計8人が入り乱れる基本の乱闘モード「LAST STAND」。2チームに分かれて目的を達成する「Team Score」。チーム共有のライフを削り合う「Arcade」。操作方法を一通り教えてもらえるチュートリアルステージも完備しています。
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チュートリアルステージでブロックをつかんで投げ、対岸に飛ばそうとしているところ。この動き、とっても大切なんです。
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「LAST STAND」のルールは、チームメンバー以外をすべて戦闘不能にすること。相手を倒すには、パンチやキックで気絶させ、崖になっているステージ場外に落とす必要があります。「つかんで、投げる」の動きはここで重要になってきます。
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場外に落とされてもすぐに戦闘不能になるわけではありません。このステージでは場外がガスだまりになっており、長く留まることで戦闘不能になってしまいます。つまり気絶が治ったら急いで壁を登れば戦線復帰も可能なわけです。ただし、気絶回数が多くなると意識を取り戻すまでの時間が長くなってくるのでじわじわと不利になっていきます。さらに、バトルが長引くとガスはじわじわとステージを侵食していき、最終的にはステージをすべて覆ってしまいます。
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ステージが変わるとギミックも変わりますが、やはり「場外へ落とす」が基本です。このステージは吹雪舞う屋外。中央にあるたき火の近くのみ安全で、離れると氷漬けになってしまい戦闘不能に。いくつか用意されているたき火も、時間とともにひとつふたつと消えていきエリアが狭くなるため、戦闘が激化するわけですね。
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個人的に気にいっているのはこのステージ。浮上中の潜水艦の上で戦います。ハッチが開くとミサイルが飛んでいき、近くにいると爆風で海へ放り出されてしまいます。
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時間経過でまさかの潜航開始。必死に少しでも高いエリアを目指すもこもこ動物が見たい時はこのステージで遊びましょう。
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バトルエリアには一定時間ごとにアイテムが降ってきます。これは吸盤を打ち出すクロスボウ。ちょっとだけノックバックします。崖際の相手に有効。
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バット。シンプルな暴力。
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1000tハンマー。気絶はさせられませんが、ノックバックが異常に強く、相手を吹き飛ばせます。
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テーザーガン。骨が見える強さの電気が流れます。
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ビリビリ中の敵に触れるともちろん「こう」なります。どのアイテムも凶悪な使い方をしているはずなのに絵面がどうやってもかわいい。
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「Team Score」はさらにバリエーション豊かなルールで遊べます。このマップはステージ中央に鎮座したアーケード筐体を触り、巨大モニターで行われているゲームに勝つのが目的です。操作中のキャラを敵チームに蹴飛ばされたらその時点で操作は中断されてしまうため、チームメイトの援護が必須なルールです。
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敵チームの筐体を操作することもできます。この場合はゲーム内ゲームで爆弾を拾うなど、敵チームのスコアを引き下げるような行為で邪魔をしましょう。
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アイスホッケー、アメフト、サッカーなどの球技も揃っています。どの種目も初手で狙っていくのは相手の気絶という大変暴力的なスポーツ。
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爆弾をカタパルトで飛ばし、相手陣地で爆発させるとポイントになるマップ。カタパルトに乗って相手陣地へ飛び、邪魔をすることもできちゃいます。というか基本戦術。物騒すぎる。
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バトルが終わるとリザルト画面へ。ある意味ここが一番の白熱ポイントです。
なぜならば、記念撮影のタイミングまで自由に動けるから。
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もっちゃもっちゃと相手を押しのけ…。
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パシャっと記念撮影。カッコよくカワイく写りたいのでみんなやたらと真剣になります。写真の左下のアイコンを押せば画像データを出力してくれるのもありがたいです。
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勝利者などいない。
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お立ち台を無視して前方に駆け寄ることで大きく写るライフハック。背景のバトル描写が良すぎる。モーションブラーが一番効果的に使われていると言っても過言ではないですね。
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ちょっと通りますよ。
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ギュッ。
真剣にバトるもよし、どうぶつたちのかわいい仕草を中心に楽しむもよしの『Party Animals』はPC(Steam)/Xbox Series X|S/Xbox Oneで好評配信中、価格は2,800円です。
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)