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『ペルソナ5 タクティカ』は、単なる“心の怪盗団+シミュレーションゲーム”じゃない! ターン制RPGでは味わえない「1MORE」の奥深さに感嘆【プレイレポ】

この冬にじっくり遊べる『P5T』の魅力を、発売に先駆けていち早くチェック! プレイ体験を通してそのt特徴に迫ります。

ゲーム プレイレポート
『ペルソナ5 タクティカ』は、単なる“心の怪盗団+シミュレーションゲーム”じゃない! ターン制RPGでは味わえない「1MORE」の奥深さに感嘆【プレイレポ】
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アトラスの代表的なRPGのひとつ『ペルソナ』シリーズは、1996年から始まる長い歴史を紡いできました。特に00年代後半からシリーズ展開が活気づき、初期作の再展開やスピンオフ作品のリリース、クロスオーバーなどを含め、従来の枠に止まらない様々な魅力を見せています。

特に見逃せないのが、『ペルソナ5』(以下、P5)に関連するスピンオフ展開です。2016年に本編が登場した後、『P5』のメンバーも登場するダンジョンRPG『ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス』が2018年にリリースされました。

そして翌年の2019年には、三学期などの新要素を加えた『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』が発売され、さらに2020年になるとシリーズ初のアクションRPG『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』(以下、P5S)がリリースされるなど、『P5』は従来の枠に止まらない魅力を提供し続けています。

ですがその躍進はまだ終わらず、シリーズ最新作の『ペルソナ5 タクティカ』(以下、P5T)が2023年11月17日に発売されます。当然本作にも、『P5』でお馴染みの「心の怪盗団」が登場。ただしそのジャンルは、SLGとRPGを融合したようなゲームシステムに一変しています。

『ペルソナQ2』ではダンジョンRPG、『P5S』はアクションRPGと、派生作が出るたびにジャンルも少しずつ変化してきましたが、今回はタクティカルなSLG要素を採用。『P5』ファンを驚かせる進化を遂げました。

果たして、「心の怪盗団」とSLG要素はどのような化学反応を見せてくれたのか。新たなゲームシステムは、『P5』ファンの心をくすぐるのか。発売に先駆けて『P5T』を遊ぶ機会に恵まれたので、『P5』ファンのひとりとして、数々の気になる点をチェックしたプレイレポートをお届けします。

なお『P5T』は、ニンテンドースイッチ/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Xbox Game Pass/Windows/Steam向けにリリース予定ですが、今回プレイしたのはPS5版となります。またネタバレを考慮し、物語を紹介するのは序盤のみなのでご安心ください。


■帰ってきた心の怪盗団、今度の舞台は「キングダム」!

過去のスピンオフでは、「パレス」や「ジェイル」などの異世界で、怪盗として活躍してきましたが、今回の舞台は「キングダム」と呼ばれる異世界。世界そのものが違うのは当然ですが、過去作との大きな差は、現実世界と行き来するわけではなく、ずっと「キングダム」に捕らわれている点です。

これまで以上に謎めく「キングダム」からの脱出を目指すため、主人公のジョーカーをはじめとする「心の怪盗団」は、現地で活動する「革命軍」のリーダーを務めるエルと協力関係を結び、様々な敵と戦います。

このような設定のため、『P5』や『P5S』にあった“日常と非日常の交差”はなく、基本的にバトルとその幕間が主軸となります。“普段の彼ら”が顔を覗かせるのは、戦いの合間に過ごす(なぜかこちらの世界にもある)「純喫茶ルブラン」でのひとときだけです。

そのため、日常的な描写は過去作と比べるとやや少な目ですが、全キャラ新規描き下ろしのキャラクターたちは表情が豊かで、動きも大きめ。立ち絵の変化からムービーのアクションまで、言葉以外の部分でも彼らの個性を雄弁に語ってくれます。

また、ルブランで頻繁に発生する「TALK」では、怪盗団同士やエルも交えたやりとりを通して、それぞれの個性がうかがえます。魅力的な掛け合いが存分に楽しめる部分なので、控えめな日常部分を補うに十分な役割を果たしているといえるでしょう。

『P5T』はシミュレーション要素が大きく、物語全般も「支配者との戦い」が根幹となるため、過去作と比べて日常パート的な要素は少なめ。ですが、その分ポイントを絞って集中的に用意されているので、怪盗団同士の掛け合いが好きな方もきっと満足できるはずです。


次ページ:変わったのは見た目だけじゃない!「1MORE」で広がる『P5T』の戦略と面白さ

《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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