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「Live2D」は海外ユーザーの需要が急増中―AI研究も語られた「alive 2023」基調講演レポート

Live2D社のクリエイター向けイベント「alive 2023」にて、2023年における「Live2D」の発展と今後が語られました。

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Live2D社は12月1日、主催するクリエイター向けイベント「alive 2023」にて、同社が開発・提供している「Live2D」に関する基調講演を行いました。本記事では、講演の中から「Live2D Cubism」の近況や今後の展開についてレポートします。

Live2Dは1枚のイラストから立体的な2Dアニメーションを作成する表現技術です。Live2D社が開発するソフトウェア「Live2D Cubism」を使用して、ゲームや映像制作、Vtuberの制作などで利用されています。

基調講演では、Live2D社のCEO 中城哲也氏をはじめ、Live2D Cubismや関連サービスの「nizima」「nizima LIVE」の担当者らが登壇。新機能や今後の開発について発表しました。

はじめにCEO・中城氏が、2023年におけるLive2D Cubismの利用状況を公表しました。Live2D Cubismの海外ユーザーはここ数年で増加しており、PROライセンス販売の約6割を占めているとのこと。今回のイベントも全セッションが日本語と英語の2か国語で開催され、海外需要の高まりを感じさせました。

またLive2D社の教育支援について、ライセンスを無償提供する教育支援プログラム「LEAP」が、これまでに世界中の344校、30,000名を超える学生に利用されていると発表。2023年の8月からは、支援対象を高校等の部活動へも拡大するなど若い世代のクリエイター育成にも注力し、「100年後も愛されるツールを目指す」と将来の意気込みを語りました。

続いて「Live2D Cubism」のプロジェクトリーダー・佐藤健一氏が登壇し、今後の実装予定機能についてアナウンスされました。
その中で佐藤氏は、Live2DにおけるAI機能の開発について「AIがクリエイターに代わる技術開発ではなく、AIがクリエイターを補助するアシスタントとしての開発を行っていく」と改めて表明。クリエイターが幸せになるようなAI研究を進めるとしました。

Live2D社が提供する、2Dモデル売買プラットフォームの「nijima」からは、登録者数10万人突破の報告と今後の機能追加が告知されたほか、トラッキングアプリの「nijimaLIVE」での英語対応の強化が発表されました。

最後に中城氏は、本イベントが今年で10年目を迎えることに触れ、「Live2Dと合わせて、このイベントも100周年を目指して皆さんと一緒に盛り上げていきたい」と今後への期待を話し、講演を締めくくりました。

© 2023 Live2D Inc.

《財仙》
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