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【ゆく尻くる尻】2023年の『勝利の女神:NIKKE』はどんなニケを実装したのか? 印象的な1年を“射撃姿勢”と共に振り返り

ストーリーが充実し、ゲーム性も高いと、プレイ満足度が高い『勝利の女神:NIKKE』。果たしてどんなニケたちが本作を彩ったのか、2023年を通して振り返ってみました。

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■オーナー&仲居で魅せる「ルドミラ:ウィンターオーナー」と「ミカ:スノーバディ」

1周年を超え、2度目のクリスマスを飾る「NEVERLAND」では、温泉地で過ごすひとときが描かれました。ここのオーナーとして振る舞い、施設の再建に向けて尽力したルドミラは、「ルドミラ:ウィンターオーナー」となって装いも新たに実装。

ドレスと着物を組み合わせたような服装は実にゴージャスで、気品と風格を感じさせます。空いた胸元や覗かせる太ももなど露出面もそれなりに広いものの、堂々とした振る舞いはさすがの一言。抱いてしまった邪な気持ちを、恥じるばかりです。

そして「NEVERLAND」ではもうひとり、ミカが着物に着替えた「ミカ:スノーバディ」も実装されました。和装にエプロンという仲居スタイルは、限りなく露出が押さえられており、ミカ自身の可愛さがそのまま花開いたような装いになっています。

その射撃姿勢は、まさに「一生懸命」といった風情で、健気さが髪や帯と共に揺れているかのようです。「ルドミラ:ウィンターオーナー」なども同様ですが、期間限定なので今現在入手する手段がなく、後悔している人もいることでしょう。

■2023年と2024年を繋いだ紅蓮:ブラックシャドウ」

魅力的なニケが多数登場した2023年も終わりに近づいた頃、昨年と今年を繋ぐイベント「NEW YEAR, NEW SWORD」が始まりました。「OVER ZONE」や「RED ASH」と同じく、かつて何が起きたのか、その過去の片鱗を覗かせます。

「NEW YEAR, NEW SWORD」の主役は紅蓮……ですが、このイベントで語られたのは過去の姿。当時の彼女は、姉と共に実験的な近接部隊に所属し、人類側の身勝手な判断に振り回され、とある過酷な結末を辿りました。

姉を尊敬し、そしてより強くあろうとしたあの頃の紅蓮──「紅蓮:ブラックシャドウ」が、2024年の初実装を飾る形で登場。1月1日早々に、彼女を手に入れた人も多いことでしょう。

武器が刀なのは今の紅蓮と変わらずですが、当時の性格が影響しているためか、待機姿勢はどことなく好戦的。自然体の紅蓮もいいものですが、寄らば斬るといった「紅蓮:ブラックシャドウ」も悪くありません。また攻撃姿勢は、腰をやや浮かせており、彼女も美しい曲線を浮かび上がらせています。

バーストスキルのカットインは、全てを一刀で切り伏せる雄々しい姿が印象的。力強く構えた両脚のほどよい力みに、美しさと艶めかしさが潜んでいます。2024年初の実装という大役を過不足なく果たす、素晴らしいニケでした。


「モダニア」から始まった2023年を、2024年の「紅蓮:ブラックシャドウ」が受け継いだ1年間。この期間に実装されたのは、今回紹介したニケだけではありません。「ジャッカル」や「D」、「マスト」に「マルチャーナ」など、挙げていけばキリがないほどです。

今年は、指揮官たちがどんなニケと出会うのか。『勝利の女神:NIKKE』の新たな飛躍に、期待が高まるばかりです。ちなみに本作は、今から始めても十分楽しめるゲームなので、この2024年に始めてみるのも一興です。ぜひ、お気に入りのニケを見つけてください。


《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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