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「格ゲーの大会」という非日常―プロゲーマーの緊張感を擬似体験することで感じた面白さ

俺よりも強いやつらがワンサカいる。

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「格ゲーの大会」という非日常―プロゲーマーの緊張感を擬似体験することで感じた面白さ
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1月21日、梅原大吾選手やふ~ど選手といった有名プロゲーマーも参加する『ストリートファイター6』のオンライン大会Beast Cup」が開催されました。

本大会は、一般のプレイヤーでも自由に参加可能。格ゲーに人生を賭けているトッププレイヤーが集う大会に一般人である筆者も参加し、その熱を肌で感じ取ってきました。その時の様子を振り返っていきます。

◆出場までの流れ~ワクワクとドキドキの数日間~

本大会には、チームメンバーを探していた友達に誘われたことが切っ掛けで参加しました。3on3チーム制で行われる本大会は、個人で参加するよりも心理的なハードルが低いのが良いところですね。

オンラインの大会なので、出場予約もオンライン上で済ませます。自分のIDや現在のランク帯を入力し、Discordチャンネルに入って参加要項を読んだら、もうあとは当日を待つだけ!思っていたよりもずっと簡単でしたね。

筆者は以前、DetonatioN Focus Meが主催するオンライン大会にも出場しましたが、ほとんど同じような流れでした。ただし大抵のオンライン大会では、エントリーまでにカスタムルームの作成を行うなど、ゲーム内の操作を多少求められるので、当日は早めに準備しておきましょう。

また、Beast Cupは、プレイヤーそれぞれが到達した最高ランクごとに区分してトーナメントが開かれます。「まだランクが低いから…」という人でも、自分の実力に合ったランク帯で試合が行われるため、大会の緊張感や醍醐味を充分に味わうことができるんですよね。もちろんマスター帯の人は無差別級に放り込まれ、猛者たちとぶつかりますが!

さて、出場予約が済んだら、あとは当日までひたすらチーム練習をするのみ!大会という目標ができると、いつもはのんべんだらりとプレイしていた格ゲーが、全く違ったゲームに見えてきます。

こういうところは直せるんじゃないか、こんな風にプレイしてみたらどうかという前向きな意見がチーム内で飛び交い、気分はまるでトッププロの控室にいるようでした。皆と同じゲームを買って遊んでいるだけなのに、こういう楽しみ方もあるとは今まで考えもしなかったですね。

◆大会当日~張り詰めた空気の中で行う一戦~

というわけで、運命の大会当日……カスタムルームに入ります。

本大会はプロゲーマーはもちろん、釈迦さんやハイタニさんといった有名ストリーマーから、グラビアアイドルの倉持由香さん、にじさんじ所属のVTuber奈羅花さんといった錚々たるメンバーが参戦しており、上手いこと勝ち進めば彼らと配信台でぶつかるかもしれません。これはテンション、上がりますよね!

試合が始まるまで、チームメンバーとギリギリまでトレーニングモードで作戦会議をし、既に発表されている相手チームの対策を練ります。やがて大会進行のアナウンスが来て、いよいよスタート。試合は3on3の勝ち抜き戦となり、筆者は先鋒(キンバリー)として出ます。

後ろに控えるチームメンバーのために先陣を切る緊張感はなかなかのもの。肝心の試合は何もわからない状態で、本番の悪魔により普段のコンボすらままならず……。しかし、それはお相手も同様だったみたいで、その細かいミスを見逃さないよう確実にコンボを決めていくことを意識しました。ランクマッチで勝つために必要なスキルとはまた違った、真の実力が求められる戦いといった感じがしましたね。

また、自分が負けてしまった後も、その試合内容を踏まえてチームメンバーと次の作戦を話し合うのもとても楽しいポイントです。相手は飛びが多いとか、待ってみたらいいとか、アレコレ皆で考えつつ、それが功を奏したり裏目に出たりするのが良いですよね。

それこそ、ストリートファイターリーグでプロ選手たちが行っているものと形としては一緒なので、ちょっとだけプロの気持ちがわかったような気さえします。

◆大会を終えて~真剣に遊ぶことと、1本のゲームを再解釈する~

筆者のチームは残念ながら予選リーグ敗退という結果に終わってしまいましたが、「悔しい!もう一度出たい!」という気持ちとともに、ゲームを見直す機会を得たことにも気付きました。

何よりもまず「目の前の相手をどう倒すか」という原始的な思考になれるのが素晴らしい点です。やはりランクマッチではポイントの上下が気になりますし、上がりやすい立ち回りばかりを練習してしまうのですが、こうして一回きりの対戦を用意されると、純粋に目の前の対戦相手と対話するほかないんですよね。

そして我々ゲームライターは、どうしても一本のゲームを遊んで紹介ないし評価し終えたら、次のタイトルへ取り掛かるために、熱中していたゲームから遠ざかってしまうことがあります。それこそメーカーがアップデートしたり、続編が出たり、アニバーサリー特集でも組まない限り、忘却の彼方……ということも有り得ます。

『ストリートファイター6』は多くの大会に恵まれ、ストリーマーやプロ選手からの視線も熱いため、日夜イベントが開かれているということもあり、振り返る機会が多々あることが嬉しいですね。

こうして大会に出ることで、素人なりに本気で戦い、ゲーム側が用意した普段の遊びから逸脱することで、1本の格ゲーが持っているポテンシャルの高さも感じ取れました。

この先にあるプロゲーマーという職種を選ぶ人は極稀かもしれませんが、ただのゲーマーである我々でも、彼らの世界をこうして垣間見ることで、普段のゲームライフでは絶対に味わえない特別な興奮を感じることができました。

『ストリートファイター6』に限らず、自分の好きなタイトルのオンライン大会が開かれたら、物怖じせずに思い切って参加してみることをお勧めします。あなたが定価で買った1本のゲームが、まったく別の輝きを見せるかもしれませんよ?


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《各務都心》

各務都心

マーダーミステリー『探偵シド・アップダイク』シリーズを制作しているシナリオライター。思い出の一本は『風のクロノア door to phantomile』。

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