2月27日にシリーズ最新作『Pokémon LEGENDS Z-A』の発売が決定し、ポケモン熱が白熱していると思います。しかし、「ポケットモンスター」シリーズは多数ソフトが発売されており、「どれからやればいいか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ニンテンドースイッチで遊べる「ポケモン」シリーズを紹介したいと思います。どれも粒ぞろいの名作となっているので、ぜひプレイしてみてください。
◆広大なパルデア地方を冒険しよう!『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』

『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』はメインシリーズの最新作です。本作はオープンワールド制を採用しており、前作『ポケットモンスター ソード・シールド』のワイルドエリアではできなかった、ジャンプなどを駆使して自由自在に飛びまわるアクションなどが可能となっています。その他にも、シリーズ初となる大胆な仕様変更が行われています。例えば、「目と目が合ってもバトルが始まらない」や「ストーリーの進める順番を自由に決められる」など過去作では考えられなかった変更が行われました。

ストーリーも今までのポケモンから進化しています。本作は完成度の高いシナリオが3つ用意されており、それらをプレイヤーが自由に選択して進められます。さらに、広大なマップをお気に入りのポケモンと一緒に冒険したり、ピクニックなどで触れ合うことができるなど、ポケモンとさらなるコミュニケーションが取れるようにもなりました。
対戦面でも大幅に進化しました。新システム「テラスタル」でポケモンのタイプを変更し、不利な状況をひっくり返したり、有利な状況で圧倒したりなど、よりダイナミックなバトルが楽しめます。
まだまだ盛り上がりを見せるシリーズ最新作、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』をぜひプレイしてみてください。
◆‘‘おっさんピカチュウ’’が帰ってきた!『帰ってきた 名探偵ピカチュウ』

『帰ってきた 名探偵ピカチュウ』はニンテンドー3DS向けに発売されていた『名探偵ピカチュウ』の続編で、最大の特徴は激渋ボイスのおっさんピカチュウです。また、本作はアドベンチャーゲームとなっており、主人公であるティムと相棒のおっさんピカチュウが、行方不明の父ハリーを探しながら、街で起こる事件を解決していくという物語が展開されます。
謎解きアドベンチャーゲームにありがちな探索パートですが、本作は一味違います。相棒がポケモンということもあり、街の人間にはティムが聞き込みを行い、街のポケモンにはピカチュウが聞き込みを行ったりします。さらに、一部のポケモンは特技を活かして調査を手伝ってくれるなど、このゲームでしか楽しめない要素がちりばめられています。
また、ピカチュウにヒントを聞くことができる「ピカチュウヒント」や推理パートや現場検証などでどれが正解かを教えてくれる「正解表示機能」などあまり謎解き系のジャンルが得意ではない方でも安心してゲームをプレイする事が出来るようになっています。

激渋ボイスのおっさんピカチュウが大活躍する『帰ってきた名探偵ピカチュウ』をコーヒー片手に楽しんでみてはいかがでしょうか。
◆パシャリ、パシャリ、またパシャリ!『New ポケモンスナップ』

本作はニンテンドー64向けに発売されていた『ポケモンスナップ』の新作となっています。前作の発売から実に22年、ファン待望の発売となりました。撮影できるポケモンの数も前作の63種類から大幅にパワーアップ進化を遂げ、234種類のポケモンが登場。様々なロケーションでポケモンの愛らしい姿を撮影できます。

プレイヤーはポット型の乗り物に乗り込み、ポケモンたちが生息するマップを自動で移動しながら撮影を行います。元から姿を見せているポケモンもいますが、なかには移動している途中で出てくるポケモンもいます。空から突如として現れることもあれば、目立たないところでひっそりと身を潜めていることも……。千差万別な姿を見せてくれるので、同じマップでも冒険するたび新たな発見が待っていること間違いなしです。

22年ぶりに帰ってきた『New ポケモンスナップ』でポケモンのまだ見ぬ姿を写真に収めてみませんか。
◆あの感動をもう一度!『ポケットモンスター ブリリアントダイアモンド・シャイニングパール』

本作はニンテンドーDS向けに発売された『ポケットモンスター ダイアモンド・パール』のリメイク作品です。ファンの間ではかれこれ10年ほど「リメイクはまだか、リメイクはまだか」と言われ続け、満を持して登場となりました。
オリジナル版のいいところはそのまま、UIの進化などによって不便に感じてしまうようなところは改善。ストーリーはかわっていないので、あの頃の思い出を振り返りながらより快適に遊べます。

さらに、ストーリー以外でも楽しめる要素がたくさん存在しており、貴重などうぐやここでしか見られないポケモン達と出会える「地下大洞窟」や、バトルではなくポケモンのかっこよさなどで競う「スーパーコンテストショー!」など、多彩な楽しみ方が用意されています。

ファン待望のリメイクである『ポケットモンスター ブリリアントダイアモンド・シャイニングパール』で、新たに作り直されたシンオウ地方を味わってみてください。
◆新たな「ポケモン」を切り開いた名作『Pokémon LEGENDS アルセウス』

『ポケットモンスター レジェンズアルセウス』は大昔のシンオウ地方、「ヒスイ地方」を舞台にしたゲームとなっています。本作は今までのポケモンからゲームシステムを大幅に変更した、新たな体験を味わえるのが特徴です。
例えば、あまり描かれてこなかったポケモンの危険性であったり、ポケモンでは行われてこなかったトレーナーによるアクションなど、ポケモンの新たなる一面をしっかりと描き切っています。こうした誰も見たことのない‘‘新しい’’ポケモンを楽しめるのは本作ならではの魅力です。
バトルも過去作とは大きく異なっています。ポケモンのバトルといえばターン制で、自分も敵のポケモンも1ターンに1回行動するのが基本でした。しかし、本作ではポケモンのすばやさによって1ターンに2回行動するなど、新しい挑戦が行われています。

これらの要素は、ポケモンバトルがスポーツとしてまだ発展していなかった時代を表現するのにマッチしており、独特のバトル体験を生み出しています。
ストーリーでも、「あれ?もしかしてこのキャラ、○○の祖先じゃない?」と過去作に出てきた人物を彷彿とさせるキャラクターが登場するなど、しっかりと往年のファンを喜ばせる演出があり、見どころとなっています。原作をやったことない人にもはっきりと魅力が伝わる良作となっています。

『Pokémon LEGENDS Z-A』の発売も決定し、シリーズに対する熱も高まっているので、ぜひ本作をプレイしてみてはいかがでしょうか。
以上、ニンテンドースイッチで遊べる「ポケットモンスター」シリーズの紹介でした。筆者は『ポケットモンスタースカーレット・バイオレット』で対戦、それもダブルバトルに興味を持ってくれると嬉しいです。ポケモンは数々のタイトルが発売されているので、自分に合ったタイトルを探してみてはいかがでしょうか!