人生にゲームをプラスするメディア

ディズニーゲーム部門に元ブリザードやユービーアイのベテランが参加―自社開発の体制強化か

これからはフランチャイズのみならず、自社開発にも一層の力を入れていくかもしれません。

ゲーム ビジネス
ディズニーゲーム部門に元ブリザードやユービーアイのベテランが参加―自社開発の体制強化か
  • ディズニーゲーム部門に元ブリザードやユービーアイのベテランが参加―自社開発の体制強化か

ウォルト・ディズニー・カンパニーのゲーム部門(Disney Games)が、大手ゲームスタジオのベテランクリエイターたちを新メンバーとして迎えたことが明らかになりました。Game Developerなどの海外メディアが報じています。

ゲーム部門を支えてきた幹部が昇進し外部からベテランクリエイターを招聘

まず、ゲーム部門のトップであるSean Shoptaw氏が、同部門の執行副社長に昇進。さらに、Marvel Gamesを10年にわたって率いてきたJay Ong氏がディズニー グローバルゲーム ライセンス事業のリーダーに就任しました。Ong氏の後任は、ポートフォリオ戦略を担当していたHaluk Mentes氏が務めます。

外部からは、Blizzard Entertainmentで『オーバーウォッチ』や『ディアブロ3』の共同開発リーダーを務めた実績を持つRay Gresko氏が製品開発担当の上級副社長に就任。さらに、ユービーアイソフトで『ディビジョン』や『Just Dance Now』の開発に携わってきたBjorn Tornqvist氏も所属したと報じられています。

自社開発も視野に入れた、ゲームビジネスへの能動的な姿勢の表れか

ディズニーが有するIPのゲームフランチャイズは大きな収益を上げていますが、フランチャイズは利益をライセンサーとライセンシーで分配する性質上、両社が額面そのままの利益を得るわけではありません。それを受けてか、エレクトロニック・アーツは大規模なレイオフ計画とともに、子会社のRespawn Entertainmentが手がけていた「スター・ウォーズ」フランチャイズタイトルの開発中止を決定。



ディズニーとは関わりがない話ではありますが、中国大手のテンセントも収益性の観点からIP戦略から脱却するきざしを見せています。



一方で、ディズニーは2月にエピック・ゲームズと協業し、15億ドルという巨額を投資して複数年にわたるプロジェクトを進行すると発表しました。それに続く形となる今回の発表は、開発を手がけるゲームスタジオにライセンスを供与するだけでなく、自社開発をも視野に入れてゲームビジネスに前向きに携わっていくという意思の表れなのかもしれません。


《蚩尤》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ゲーム アクセスランキング

  1. 『シヴィライゼーション(世界啓元)』が配信開始も評価は真っ二つに―次なるヒット作を探せ!日本未上陸の注目ゲームアプリ3選【2024年7月21日】

    『シヴィライゼーション(世界啓元)』が配信開始も評価は真っ二つに―次なるヒット作を探せ!日本未上陸の注目ゲームアプリ3選【2024年7月21日】

  2. 【EVO 2024】『スト6』優勝はPunk選手!“無冠の帝王”と呼ばれ続けた男の目に、涙が光る

    【EVO 2024】『スト6』優勝はPunk選手!“無冠の帝王”と呼ばれ続けた男の目に、涙が光る

  3. 『ポケカ』新CMで未発表カード「ニンフィアex」と「ソウブレイズex」をチラ見せ!ニンフィアは“相手ベンチ2匹バウンス”の強力効果持ち

    『ポケカ』新CMで未発表カード「ニンフィアex」と「ソウブレイズex」をチラ見せ!ニンフィアは“相手ベンチ2匹バウンス”の強力効果持ち

  4. 『FF14 黄金のレガシー』で、「光のお父さん」原作者・マイディーさんに酷似したNPCが発見される―ヒカセンたちが想いを伝えるフォトスポットに

  5. 『スト6』で描かれる「テリー」を見よ!最新映像で「バーンナックル」や「OK!」の勝利ポーズがお披露目

  6. 初登場の色違いと激レアボーナス継続がアツい!「シビシラス」コミュデイ重要ポイントまとめ【ポケモンGO 秋田局】

  7. 『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』ではゼルダ姫だけでなくリンクも操作可能?ESRBレーティング評価から判明

  8. 『ELDEN RING』DLCで「無限復活するツリーガード」の発見報告相次ぐ―とある手段を踏むことで再出現

  9. 格闘ゲームの祭典「EVO」、2025年はなんと4回も開催!アメリカにフランス、そして日本も

  10. 「ロックマンっぽい曲作ってみた」が200万再生超え―『ロックマン3』や『ファイナルファイト』など参加の作曲家・藤田晴美氏のTikTokがバズる

アクセスランキングをもっと見る