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『ロマサガ2 リベンジオブザセブン』はオリジナル版から何を「受け継ぎ」、どこを「進化」させたのか【プレビュー】

『ロマサガ2 リベンジオブザセブン』が2024年10月24日に発売されます。その登場に先駆け、一部のイベントを先行体験したプレビューをお届け。本作の特徴や魅力の一端に迫ります。

ゲーム プレイレポート
『ロマサガ2 リベンジオブザセブン』はオリジナル版から何を「受け継ぎ」、どこを「進化」させたのか【プレビュー】
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1993年12月に発売された『ロマンシング サ・ガ2』(以下、ロマサガ2)は、『ロマサガ』シリーズの中でも独自性が高く、個性派の作品として好評を博しました。

その人気の高さを受け、携帯電話向けのアプリ版や、スマホ・PCを含めた現行機向けのリマスター版などがリリースされ、平成初期の名作は時代を超えて今も愛されています。

そして2024年10月24日、この名作を新たに蘇らせる『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』(以下、ロマサガ2R)が、ニンテンドースイッチ/PS5/PS4/Steam向けに登場します。

本作は、『ロマサガ2』の初フルリメイク作品であり、オリジナル版の特徴を受け継ぐと共に、これまでになかった進化も遂げています。今回、ゲーム内容の一部(「ゴブリン襲来」と「沈没船」)に触れる機会に恵まれたため、本作のプレイ体験を通して、その特徴に迫るプレビューをお届けします。

◆プレイヤーが選んだ「帝国の歴史」を刻む『ロマサガ2R』

『ロマサガ2』が特に個性的だったのは、ひとりの主人公だけを描くのではなく、“長きにわたる帝国の歴史を紡ぐ”という視点で構成されていたことでしょう。『ロマサガ2』で描かれる物語は何世代にもわたる壮大なスケールで展開するため、代々の皇帝が主人公の座を受け継ぎ、そして次世代へとバトンを繋げていきます。

また、帝国が紡ぐ歴史は不変ではありません。例えば、他国の王位継承問題に対し、帝国がどのような判断を下すかで、内乱によってその国が滅んだり、帝国の支配下に置かれたりと、結果が大きく変わります。

皇帝の座を受け継ぐ「皇帝継承」と、プレイヤーの意志で過程や結果が変わる「フリーシナリオ」で、帝国の歴史が流動的に変化しながら、複数の世代にわたって形作られていく──それが『ロマサガ2』が持つ大きな魅力のひとつです。

しかも、「皇帝継承」は全てのプレイアブルキャラクターが対象となるため、状況をうまく当てはめれば、自分好みのキャラを皇帝に据えることが可能です。世代交代は必須なので、ずっと同じキャラで遊び続けることができませんが、選び続ける楽しさが長く味わえるのも特徴的な要素と言えます。

「皇帝継承」や「フリーシナリオ」は、残念ながら今回のプレビューには含まれていませんが、『ロマサガ2R』にもしっかりと搭載されているのでご安心ください。また、『ロマサガ2』から引き継いだほかの魅力は、今回しっかりと味わうことができました。

◆「閃き」はやっぱり楽しい!『ロマサガ2』の特徴は本作でも健在

特にじっくり味わえたのは、広がりと奥深さのある戦闘システムです。使用できる武器は「剣」「大剣」「小剣」「槍」「斧」「棍棒」「弓」「体術」の8系統。さらに、「火術」「水術」「風術」「地術」「天術」「冥術」と、6系統の術も用意されています。こうした選択肢の多さも、『ロマサガ2R』にも確かに受け継がれていました。

また、今や『サガ』シリーズの代名詞ともいえる「閃き」も健在です。「閃き」とは、武器や術を使うことで、戦闘中に新たな「技」を習得するシステムのこと。一般的なRPGはレベルアップする際に新たな技を覚えますが、『ロマサガ2』は戦闘中に「閃き」を通じて身に着けるため、「確実にこのタイミングで覚える」といった決め打ちがありません。

一見不便に思えるかもしれませんが、「特定の技がないと倒せない」といった制約はなく、他の技で代用できる場合も多いので、不安や不満には繋がりません。また、「閃き」のおかげで戦闘を通じた成長要素にも自由度が生まれ、その結果が受け継がれていくのも醍醐味のひとつと言えるほどです

ちなみに「閃き」では、「技」だけでなく、特定の攻撃を回避する「見切り」も習得できます。閃くことでこうした恩恵を受けられるため、「閃き」が発動するたびにテンションも上昇。小さな喜びが戦闘中に発生するたびに、プレイ意欲を後押ししてくれます。

また、戦闘における特徴的な点といえば、「LP(ライフポイント)」の存在も外せません。戦闘中にHPが0になっても復活できますが、倒れるたびにLPがひとつ減ります。そしてLPが0になると、そのキャラクターは復活できなくなって死亡します。

仲間が死亡するのも一大事ですが、皇帝が死亡すると「皇帝継承」になるため、その時の攻略にも大きな影響を及ぼします。LPは基本的に回復できず、減ってもそのまま。この緊張感が、戦闘に絶妙なメリハリをもたらしてくれます。

このほかにも、シンボルエンカウント制や「陣形」による効果など、『ロマサガ2』が持つゲーム的な要素は、一部形を変えているものもありますが、ほぼ全て『ロマサガ2R』に継承されています。



《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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