■「子供が欲しがっても、買うのは難しい」など、厳しい意見も

ここからは、回答者から届いた生の声をお届けします。まず、「PS5 Pro」の価格について「高すぎる」と答えた人のコメントは、「買わせる気がないなぁと感じました」、「親として子供が欲しがっても、買うのは難しいと思います」、「ディスクドライブ無しで10万以上は想定外だった」といった、厳しくも率直な意見が目立ちました。
また、価格帯を鑑みてPCと絡めてコメントした人も多かったものの、「すでにデスクトップPCを持っているのならこの価格を出すならGPUを差し替える選択もあると思う」、「高いけど、昨今のグラフィックボードに代表されるPCパーツの価格高騰高止まりを考えれば選択肢にはなりうる…かなぁ?」と、意見の方向性は様々です。
このほかには、「発売時期を逸した」とリリース時期に問題があるといった声や、「PCと比較すると安いが、ソフトラインナップが少ないのでそこまでの価値があるか微妙」のように、「PS5 Pro」そのものよりもゲームソフトの選択肢に問題があるとの指摘も届きました。
【回答者のコメント】(一部抜粋)
・今後PS5Pro並のスペックを要求される事があるのならば、さすがにゲーミングPCの購入を検討する。PS5に比べて汎用性も拡張性も高いので。
・PCでいいです。PS4は持っていますがnasne専用でPSでゲームはもう10年していません。PCとSwitchが基本になっています。
・そもそものPS5の価格設定にも言える事ではありますが、ゲームが高級品となる事により、ゲームをする機会それ自体が奪われていると思います。
PS5の価格がもっと手頃ならばPS5のゲームを買おうかな、と思う人が増えて売上の増大に繋がると考えます。
このままではPSでゲームをする人口それ自体が減り、他のコンソールに流れたり、ひいてはゲーム文化の衰退に繋がるおそれもあると思います。
・スペックで見る分には価格も納得できるものの、円安の影響で国によって価格差が出ている分があるので、そこを考えると納得できない気持ちが強いです。また、少しでも高額なイメージを抑えたいのか、外付け可能なディスクドライブは別売りにして、ディスクレスのみのラインナップにしている点も歯痒いところです。
・性能を上げれば高くなる。これは当たり前。だけども昔はゲーム専用機として許される価格帯というものがあって、それに収まるように作られていた。PS5は無印も含めてその価格帯を超えてしまっていると思う。
おそらくもうプレステは、家庭用ゲーム機ではなくゲーマー向けゲーム機にターゲットを絞ったのだと思います。ライトユーザを根こそぎかっさらっていった初代PSの時代では無いと。(まあスマホに奪われちゃったんですけどね)
・ドル円の関係性や世界情勢による部品や輸入に関する高騰など仕方がないと思いつつも、待ち望んでいたProの発表前にPS5が高めに価格改定されたことで半ば予想できたことではありますが、正直なところがっかりしました。
性能面のみで考えれば、同等性能のPCなどと比べれば適正以上に安いと見ることもできますが、これまでのPS製品の経年による価格推移と、PS4・PS4 Proの価格比などを鑑みて考えると、やはり「家庭用ゲーム機にしては高価過ぎる」という印象しか抱けません。
もしもドル円・世界情勢などの影響がなければ……と考えてしまうと、PS5の発売からの経年や技術的な進歩によって順当に安価な価格帯に推移できていればもっと手頃な価格になっていたのではないか? と思えてならないですね。