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約12万円の「PS5 Pro」、“高すぎ”と“妥当”の声がせめぎ合う─「子供に買ってあげられない」「PCに匹敵するゲーム機が出る時代」など賛否【アンケ結果】

インサイド読者の意見を通して調査するアンケート企画。今回は、「PS5 Pro」の価格設定や購入意欲について訊ねた結果を発表します。

ゲーム 特集
約12万円の「PS5 Pro」、“高すぎ”と“妥当”の声がせめぎ合う─「子供に買ってあげられない」「PCに匹敵するゲーム機が出る時代」など賛否【アンケ結果】
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「PlayStation 5」の体験を更に向上させる新たな機種「PlayStation 5 Pro」が、2024年9月11日に電撃発表されました。PlayStation系列の「Pro」展開は、PS4の時代ですでに行われており、PS5でもその流れを踏襲した形となります。

GPUのアップグレードや2TBのSSDを搭載するなど、基本性能が向上しているため、必然的に「PS5 Pro」の価格は無印のPS5を上回っています。そのため、希望小売価格も119,980円(税込)と大台を突破。この価格設定は予想外という人も多く、発表当時驚きの声がSNSなどに相次ぎました。

約12万円もする家庭用ゲーム機は過去のゲーム史を紐解いても例がなく、「PS5 Pro」に関する意見には賛否が渦巻きます。そこで今回、ゲームファンの率直な声を浮き彫りにすべく、アンケートを実施して「PS5 Pro」に対する実感を募りました。購入意欲や価格面の印象、回答者の生の声など、率直な意見の数々をご覧ください。

■「買う予定はない」が過半数を占める結果に

まず「PS5 Pro」の購入意欲を訊ねてみたところ、最も多かった意見は「買う予定はない」という声でした。投票の割合は63.6%で、全体の半数を上回っています。

「PS5 Pro」で得られるゲーム体験は、かなり上質になると思われますが、プレイできるゲームタイトルそのものはPS5と変わらず、少なくとも現時点では「PS5 Pro」専用タイトルは予定されていません。

すでにPS5を持っているユーザーにとって、“1段階上のゲーム体験”と“12万円の出費”を引き換えるのは、なかなか難しい判断です。興味があったとしても、12万円という壁が高く立ちはだかったものと思われます。

また、PS5向けの独占タイトルとして登場した作品が、一定期間を経た後にPC版が作られるケースも増えてきました。そのため、十分な性能を持つPCユーザーにとって、「PS5 Pro」は魅力的に感じにくいのかもしれません。

割合は大きく下がりますが、次いで多かった意見は、13.6%の声が集まった「どちらとも言えない、検討中」です。数字上のスペックが判明しても、実際に蓋を開けてみないことには、どれだけ魅力的なゲーム機か判断できません。

加えて、今後の展開次第で購入する余地があるとし、今後の展開を見守る意味で「どちらとも言えない、検討中」に票を投じた人もいました。

「発売日に合わせて、ぜひ買いたい」ならびに「いずれは買いたい」という意見に集まった声は、同率でそれぞれ11.4%。約1割ずつの回答者が、即購入と今後の購入希望に票を投じました。

「PS4 Pro」やニンテンドースイッチの「有機EL」版といったハイグレードモデルは、一定の支持を集める一方で、通常機を上回るほどは普及しない場合がほとんどです。その視点で見れば、「ぜひ買いたい」と「いずれは買いたい」を合算して2割ほどのユーザーが高い購入意欲を示し、さらに1割強が「検討中」となれば、妥当な結果なのかもしれません。

とはいえ、6割強の方々が「買う予定はない」と早くも判断を下している点は、楽観視できる傾向とは言いかねます。ややネガティブ寄りの印象を、これから覆していけるのか。今後の展開にも要注目です。

■価格に対する意見は「高すぎる」と「性能を考えれば妥当」の二分

「PS5 Pro」の価格に対する印象は、「高すぎる」と「性能を考えれば妥当」に二分されました。この2つ以外にも「安い、買いやすい値段」という選択肢を用意しましたが、こちらに票を投じる人はおらず、届いた意見は「高すぎる」か「妥当」のみに分かれています。

2つの回答はいずれも多くの票を集めましたが、投票率56.8%を占めた「高すぎる」が上回る結果となりました。無効票もなかったため、「性能を考えれば妥当」への投票率は43.2%。13%ほどの差がつきましたが、大きな偏りには至っていません。

PlayStationシリーズを含め、これまでのゲーム機の価格帯を振り返ると、“12万円のゲーム機”を高額と感じるのはごく自然な話でしょう。円安などの影響があるとはいえ、単品の家庭用ゲーム機で6桁の大台に突入するのは異例の事態です。

12万円あれば、ゲーム向けの性能も備えたノートPCも購入できますし、大型家電並みの金額と言っても過言ではないでしょう。もちろん上を見れば12万円では足りませんが、TVや電子レンジ、洗濯機あたりなら十分な性能の機種が視野に入ります。

一方で、「性能を考えれば妥当」といった判断も納得がいきます。12万円でそれなりのPCは買えますが、「PS5 Pro」と同等の性能を欲した場合はとても足りません。近年の大作を快適かつ手軽に楽しみたいなら、「PS5 Pro」のコストパフォーマンスはかなり優れています。

物価の高騰、円安といった事情もあるため、12万円という金額に理解を示す声も一定数あり、「PS5 Pro」の価格設定については今後も意見が分かれることでしょうp。



《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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