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世界の『Apex Legends』ファンが熱狂した5日間の舞台裏―世界大会「ALGS」ブランドマーケティング責任者が語る、札幌開催の戦略と成果【インタビュー】

今後の日本開催はあるのか?スポンサーにとってどのようなメリットを提供しているのか?札幌で開催されたALGS決勝大会の会場でインタビューを実施しました。

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世界の『Apex Legends』ファンが熱狂した5日間の舞台裏―世界大会「ALGS」ブランドマーケティング責任者が語る、札幌開催の戦略と成果【インタビュー】
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2025年1月29日から2月2日にかけて、北海道札幌市の大和ハウス プレミストドームにて、バトルロイヤルゲーム『Apex Legends』の公式世界大会「Apex Legends Global Series(ALGS) Year 4: 2024 Championship」が開催されました。

ALGS史上初となるアジア地域でのオフライン開催となった本大会では、北米、南米、EMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)、APAC North(日本・韓国を含む北アジア太平洋地域)、APAC South(南アジア太平洋地域)、中国の6地域から計40チームが参戦。

2023年から運用が開始された札幌ドームの新システムを活用し、試合会場とファンゾーンを分離した史上最大規模の会場設営で、世界王者の座を賭けた熱戦が繰り広げられました。

今回は、エレクトロニック・アーツ(EA)にて本大会のブランドマーケティングを統括するJasmine Chiang氏にビジネス目線でのインタビューを敢行。グローバルeスポーツイベントとしてのALGSの魅力や、日本市場での展開戦略、そして今後の展望について話を伺いました。

運営として、そしてファンとして──ALGSを支えるブランドマーケティング責任者の想い

──本日はよろしくお願いします。まずは、ALGSにおけるJasmineさんの役割を教えてください。

Jasmine Chiang氏(以下、Chiang)私はALGSのブランドマーケティングを統括し、配信、ソーシャルメディア、ウェブサイト、その他ALGSに関連するすべてのコンテンツを担当しています。私たちのチームメンバー全員が『Apex Legends』のファンであり、仕事以外でもゲームを楽しんでいます。

私自身が2019年から取り組んでいるメインゲームでもあり、プロプレイヤーのストーリーを伝え、ファンとして見たいコンテンツを作れることに、大きなやりがいを感じています。

──ご自身が『Apex Legends』の大ファンなのですね!今回、ALGS史上初となるアジア地域での開催となりましたが、特に力を入れたポイントはありますか。

Chiang今回のイベントでは、会場内でのファン向けの体験コンテンツに特に力を入れました。近年のeスポーツイベントは、単に試合を観戦して帰るだけでなく、オリジナルグッズの購入や新しい友人との出会い、実際にゲームを体験できる場として進化しています。

そのため、私たちは意図的にApexの世界観を現実に持ち込むことを心がけました。例えば、ゲーム内のアイテムを実物大で展示したり、「ミラージュボヤージュ*」をモチーフにした特別なスペースを会場最上階に設置したりしました。

ゲーム内で見ていた世界を実際に見て、触れて、体験できる。そういった特別な体験を通じて、忘れられない思い出を作っていただけたら嬉しいです。

※『Apex Legends』に登場するエリアのひとつ。空中に浮いているのが特徴。「Apex Legends Global Series(ALGS) Year 4: 2024Championship」では、大和ハウス プレミストドーム内の展望台を活用して再現された。

今後もALGSの日本開催を検討していく

──札幌開催ということもあり、日本のファンが全国各地からALGSに来場していますが、日本のコミュニティについてどのような印象を受けましたか。

Chiang日本のコミュニティの素晴らしさを実感する出来事が、滞在中に数多くありました。例えば、コンビニエンスストアやバー、タクシーの中でも、『Apex Legends』のTシャツを着ているだけで「『Apex Legends』が大好きです!」と声をかけていただける。そんな温かい交流が日常的に生まれています。

ゲームに携わる者として認識された瞬間から、すでに深い敬意と愛情を持って接していただけることに、本当に感銘を受けています。このような密接なコミュニティの存在は、『Apex Legends』の大きな強みの一つだと考えています。

だからこそ、今回のような大規模イベントはもちろん、より小規模なコミュニティイベントも継続的に展開していく予定です。

──国境を越え、心が通じ合う素敵な体験ができたんですね。日本市場での今後の展開について、現在話せる範囲でお聞かせいただけますか。

Chiang私たちは各地域に専門チームを配置しており、日本を含むAPAC地域でも現地のエキスパートと密接に協力しています。日本のファンコミュニティの特徴的な点は、熱量の高さです。

日本のチームだけでなく、Alliance、100 Thievesといった海外チームのファンも多く、選手との交流会やチームマーチャンダイズの販売は常に大きな人気を集めています。

今回のような大規模イベントの成功を受けて、今後もALGSの日本開催を検討していきたいと考えています。

また、Crazy Raccoonとの「Crazy Raccoon Cup Apex Legends」や、RAGEとの「APEX LEGENDS ASIA FESTIVAL」のような地域密着型のコミュニティイベントも継続的に展開し、日本のファンの皆さまとの接点を増やしていく予定です。

グローバルブランドとしてのALGSの展望

──最後に、大会やチームのスポンサー企業にとって、『Apex Legends』やALGSの魅力はどこにありますか。

ChiangALGSの最大の強みは、先ほども触れたグローバルな展開力です。世界中どの地域に行っても、『Apex Legends』への愛を感じることができます。そして、他のどのゲームコミュニティとも異なる、温かく包容力のあるコミュニティの存在も大きな特徴です。

私はこれまでeスポーツやゲーム業界で様々な経験をしてきましたが、『Apex Legends』のコミュニティほど温かいコミュニティは他にないと感じています。現在スポンサーになっていただいているRedBullやINZONE(ソニーのゲーミングデバイスブランド)といったブランドとも、このコミュニティの特性を活かした魅力的な企画を多数実現できています。

私たちは常にイベントの質の向上を目指しており、今回実現できた会場でのファン体験は、その一つの到達点だと考えています。ゲームそのものの競技性の高さや、他のゲームには見られない洗練された動作システムと相まって、今後もコミュニティとともに成長を続けていきたいと考えています。

取材後記

インタビューの中で、Chiangは「私は今の仕事を2年間続けていますが、すべての瞬間が最高です」と、目を輝かせながら語ってくれました。その言葉通り、彼女の情熱は会場のあらゆる場所に表れていました。

60台を超えるゲーミングPCの設置、実物大のレプリカ展示、そして会場最上階に再現されたミラージュボヤージュまで。すべての企画に「ファンに特別な体験を届けたい」という想いが込められていました。

特に印象的だったのは、日本のコミュニティについて語る際の彼女の表情でした。

タクシーの運転手さんから声をかけられた話を嬉しそうに語る姿からは、各地域のコミュニティに深く寄り添おうとする、Chiangの姿勢が感じられました。

運営チームの熱意は、ファンに届いています。

会場では、日本のチームはもちろん、海外チームのユニフォームを着た観客も数多く見かけました。選手との交流会には長蛇の列ができ、ファンゾーンは終始賑わいを見せていました。

ALGSが目指しているのは、単なる世界大会ではなく、『Apex Legends』を通じて世界中の人々が繋がり、共に熱狂できる特別な場所づくりです。

今回のインタビューを通じて、その背景にある運営チームの情熱と、きめ細やかな取り組みを垣間見ることができました。次回の日本開催が、今から待ち遠しいです。

《Ogawa Shota》
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