■ハンター飯の基本にして王道の「こんがり肉」!

ハンターにとって最も身近で、調理の時間も短くて済む料理といえば、「肉焼き」に他なりません。焚き火料理のように手が込んでおらず、ひたすら肉を焼くだけというシンプル極まりない料理ですが、長年にわたってハンターたちの間で受け継がれてきた伝統的な食事でもあります。

この調理は場所を選びませんし、食材が調達しやすいのも嬉しいポイントです。狩りたての肉を手に入れれば、あとは携帯焚き火台で十分焙るだけ。食材となる部位はハンターであっても片手で持つのは苦労するほどのサイズ感なので、これを両手で持って火を通す様はそれだけで圧巻です。

ちなみに、古来から伝わるリズムに乗った焼き方では、こんがりと焼きすぎてしまうのでご注意を。禁足地周辺の動物は肉が柔らかめなのか、存外早めに火が通ります。歯ごたえが増すため、こげ肉を好きな人もいるかもしれません。しかし、ジューシーな柔らかさも味わいたいところなので、適切な焼き加減で食したいものです。


見極める上で大事なのは焼き加減。プロならもっと細かくこだわるのでしょうが、現地での調理なので「食べたい!」と思った色味で仕上げれば十分。実際、ほどよい色味で引き上げれば、アイルーやアルマが絶賛してくれます。

上手く仕上がったら、あとは骨に沿っての切り分け。ナイフがあっさり入るところを見ても、やはりこちらのお肉はかなり柔らかそうです。これなら、食べた時も肉がほぐれやすく、すんなりと胃袋に収まりそう。
ここからさらにひと手間加えるなら骨を外すのも手ですが、フィールドワークにハンティングと忙しいハンターにとって、食べやすさも重要なポイントです。骨が付いたままなら持ち手としてちょうど良く、片手だけで齧りつける利便性も◎。セクレトに乗りながらでも、問題なく食べられます。

ハンターにとって、まさしく携帯できる絶好の食料。素材の味と新鮮さを活かした味わいは野趣に溢れており、疲れた身体の隅々まで活力を与える格別の一品です。今日もこの肉を握りしめ、多くのハンターが禁足地を駆け巡っていることでしょう。
※料理や味に関する内容は全てフィクションで、現実や『モンハン』の世界とは異なるものです。
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