■「価格」や「転売対策」にも、ユーザーが高い関心を示す

スイッチ2に向けられた視線の中では、価格への関心も高めでした。全般的に物価高が続き、円安の影響も身近で受けているため、スイッチ2の価格が気がかりなのも無理のない話です。
他社のゲーム機と比べると、子供世代への訴求力も高いため、遊ぶ本人たちはもちろん、買い与える立場になることも多い親世代も、スイッチ2の価格に関心を示しています。届いた意見の多くは、「なるべく安く」「(お年玉などを貯めて)子供でも買えるくらいで」「プレゼントで渡せる範囲にして欲しい」といった声が主でした。
【回答者のコメント】
・とにかく購入価格。子供が買える値段でないと。
・約4万円程度で買えたら最高ですね。私は5万円以上でも買う予定ですが、ライトユーザーが手に取りやすい価格帯(2~3万円台)で発売したほうがヒットする可能性が高い 気がするので、任天堂の戦略に注目したいところです。
・希望込みで39,980円(税込み)にしてもらえないかな…または35,000円前後に抑えれないかなと思っている。
・うちは「自分が買う」のではなく「子供に買ってあげる」方ですが、現行スイッチの3万円超えの価格ですら高価なのに、4万円5万円などという価格になると子供に買ってあげられる玩具としては考えられません。

自由記入の回答では「Joy-Conの改善・耐久性」に多くのコメントが集まりましたが、それを上回る勢いだったのが、「転売対策」を期待する声でした。
転売問題は、ゲーム業界に限らず広く起きている問題ですが、近年では一時期品薄だったPS5の転売が大きな話題となり、当時のような状況をスイッチ2で招かないようにして欲しい、と願うのも無理のない話でしょう。
また、「Nintendo Switch Online加入者を優遇する」「ニンテンドーアカウントのプレイ時間によってオンライン予約ができるようにする」など、具体的な転売対策の案を綴る意見も多くありました。一方で、企業努力だけでは限界があるといった指摘の声も。
転売はユーザーに直接影響を及ぼす深刻な問題ですが、その線引きは難しく、一企業では手に余るほど大きな難問でもあります。
【回答者のコメント】
・徹底した転売対策。
・小売店に対する転売対策を講じてもらいたい。
・転売は任天堂直販のみで、1人1台で良いのでは。
・転売対策に尽きる。おそらくレートより安い値付けをしてくると思われるので、主に中国に流れないような対策が求められていると思う。
・転売対策。本当に欲しい人に届けて欲しい。
・転売ヤーに負けずに、本当に欲しい人に行き渡るようにして欲しいです。

また、「購入」に関する希望も数多く寄せられています。転売問題を抜きにしても、発売日に買えるかどうかは大事な点のひとつ。欲しいユーザーの大半、理想を言えば全員が購入できるような流通と在庫を望む人も少なくありません。
どれだけスイッチ2が魅力的でも、買えなければ絵に描いた餅も同然。「発売日に買えること」「入手しやすさ」「十分な在庫の確保」「やっぱり欲しい時に買いたい」といった要望も、切実と言えるでしょう。
【回答者のコメント】
・発売日に入手できること。
・マイニンテンドーストアなどで受注生産販売にして欲しい。
・売り切れで買えないという状況にならないこと。
・クレカ必須などではなく、どこでも誰でも買えるような増産体制。
・予約したみんなが買えるようにしていただきたい。
・気軽に店頭に買いに行けるような潤沢な在庫。
・一般ユーザーが欲しいときに買える状況づくり。
ユーザーがスイッチ2に求める性能や期待は、傾向こそあれ、人によって意見が異なります。こうした要望に、任天堂がどのような答えを出してくれるのか。まずは、4月2日に行われる「Nintendo Direct: Nintendo Switch2」で続報を確認しましょう。