2025年2月28日に発売されたシリーズ最新作『モンスターハンターワイルズ』。本作に関して「捕獲アンチ」という言葉がSNSを騒がせているようです。
そもそも『モンスターハンターワイルズ』における「捕獲」とは、体力をある程度減らしたモンスターを罠にかけて捕獲用麻酔玉などを使用すると、狩りを終了させられるというシステム。最後まで体力を削りきる必要がなく、剥ぎ取りができない分捕獲報酬として素材を追加で受け取ることができます。

デメリットとして、罠や麻酔玉などが必要、部位破壊をするための時間が不足する、一部素材の入手確率が変化する可能性があるなど挙げることはできますが、メリットを打ち消してしまうほどではありません。『モンハン』シリーズにおいても古くから存在し、「捕獲クエストなのに討伐してしまった!」という経験のあるハンターも少なくないはずで、色々な意味でシリーズを代表する要素の一つといえるでしょう。

そのため、X上でも「捕獲アンチって何?」といったようにそもそも捕獲を嫌う理由がよくわからないという反応が多数。「捕獲アンチ」という言葉で指しているのは「マルチプレイで他のプレイヤーに対して捕獲をしないでと強要する、あるいは捕獲をされたときに怒るプレイヤー」であるようですが、実際にそのようなプレイヤーに出会ったという報告などはほぼ見られませんでした。
捕獲が嫌いだとの意見を持つプレイヤーも見られましたが、ソロでプレイするときは捕獲しない、マルチプレイでも自分から捕獲することはないといった程度の様子。わざわざ捕獲用のアイテムを整えるのが面倒、討伐して剥ぎ取りまでの流れを楽しみたいなどが理由のようです。また、マルチプレイ中に捕獲してほしくない理由としては、部位破壊で入手できる素材を狙って狩猟中だったからなどが挙げられていました。

「捕獲アンチ」と呼称されている、マルチプレイで捕獲を絶対に許さないプレイヤーが存在しないと言い切ることはできませんが、非常にその数が少ないであろうことは確かな様子。X上で話題となっているのも「捕獲アンチ」という言葉を見た人々が驚きの声を上げているのが中心でした。「姫プレイ」(『ワイルズ』特有とはいえませんが)、「傷口マナー」などと同じく実態が不明瞭なまま一人歩きしている用語という印象です。
日々様々な言葉が話題となる『モンハンワイルズ』。多くのプレイヤーが狩りを楽しんでいる注目作ならではの現象といえるのではないでしょうか。