■可愛さを全て打ち消す「鉄鍋」が無骨を極める

ここまでは、可愛さや凛々しさ溢れる衣装を紹介しましたが、最後にまったく逆方向の頭部衣装を紹介します。それは、無骨にもほどがある「鉄鍋」です。


鍋と銘打たれていますが、縦長の鉄バケツを連想してもらう方がイメージしやすいかと思います。鉄板を繋ぎ合わせて作られており、しかも完全なフルフェイス。視界を確保する隙間すらなさそうですが、とりあえず問題なく動けるようです。

他の衣装はどれも、アリサの可憐さが溢れるものばかりでしたが、これは完全に魅力を封じ込めており、夜道で出会ったら間違いなく悲鳴を上げて命乞いをしたくなる様相です。

この異様な有様で襲いかかれたら、敵もさぞ驚くことでしょう。その場にいる者を全て斬り伏せていく姿は、どう見ても殺人鬼。間違いなく通報案件です。

ちなみに「鉄鍋」は、この世界で実際に鍋として使われています。貴重な(しかしマズイ)食料である「ゾルダマ」を煮込む時に使用するもので、スカベンジャーたちがこれを被る時は、その内側を舐めて空腹を紛らわすとのこと。見た目の恐ろしさ以上に、こんな悲しい事情もありました……。
■もはや人じゃない……!? 異様も過ぎる「ソーンヘッドギア」

しかし、この「鉄鍋」すら上回るほど異常なのが、「ソーンヘッドギア」です。その見た目は、もはや“名状しがたきもの”としか呼べないほどですが、敢えて表現するなら“球形のキノコが大小無数に寄生し、頭部を完全に覆い尽くした状態”という感じでしょうか。


「鉄鍋」はまだ殺人鬼止まりでしたが、「ソーンヘッドギア」は宇宙人か寄生体。人間以外の生命体にしか見えません。もちろん、性能としてはただ見た目が恐ろしいだけの衣装なので、おかしなデメリットはありませんが、プレイヤーの精神に影響を与える可能性は否定しきれません。


敵と戦う姿は、どう好意的に解釈しても、人類への侵略行為。もしかして、こいつらが文明を滅ぼしたのでは……と錯覚してしまいそうです。

最後だけ方向性が真逆でしたが、予想外のものも含め、『AI LIMIT 無限機兵』には様々な衣装が登場します。見た目の変化がプレイ意欲をかきたててくれるので、強敵との戦う際には絶望に負けない後押しになってくれることでしょう。
可憐で一途なアリサを華やかな衣装で彩り、荒廃した世界を逞しく駆け抜けてください!