任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」(以下、スイッチ2)は、2025年6月5日に販売を開始。そして本日12月5日に、早くも半年が経過しました。
何かと話題に上ることが多いスイッチ2ですが、実際の販売実績はどのくらいなのか。また、どんなタイトルが展開されているのか。この半年間の歩みを辿り、人気ゲーム機の“今”に迫ります。
■スイッチ2の累計販売台数、わずか4ヶ月で大台に

発売日前の予約申し込みの段階で、希望者が殺到するほどの人気ぶりを見せたスイッチ2。この時点では正確な販売台数は明かされていなかったものの、発売から4日間の世界販売台数が350万台超えと後日発表されました。
この数字は、歴代の任天堂ゲーム専用機と比べても突出しており、同社史上の記録を塗り替える快挙となります。
しかし、スイッチ2の好調な動きは、滑り出しだけに留まりません。11月4日に公開された2026年3月期第2四半期の資料にて、発売から9月末までの約4ヵ月間の累計台数が1,036万台と判明。この勢いを受け、当期の予想販売数量は1,500万台から1,900万台へ引き上げられました。
■独占タイトルが存在感を放つ
ゲーム機の魅力は、本体そのものの性能もさることながら、どんなゲームが遊べるのかも重要です。特に、他のゲーム機やPCで遊べない独占タイトルの存在は、ゲーム機の購入を大きく後押しします。
任天堂はいくつもの人気IPを抱えているため、いつの時代も多数の独占タイトルでユーザーを魅了してきました。その傾向はスイッチ2でも変わらず、発売日と同時にリリースされた『マリオカート ワールド』が人気と注目を集めました。
価格的にお得な同梱セットもプラス材料となり、『マリオカート ワールド』の販売本数は9月末時点で957万本に。本体の販売台数が約1,000万台なので、本体所持者の9割以上が『マリオカート ワールド』を手に入れた計算になります。この装着率の高さは、異例と言ってもいいほどです。
また、7月に発売された『ドンキーコング バナンザ』は、約2ヶ月半で349万本もの売れ行きを見せました。『マリオカート ワールド』と比べると少なく見えますが、これは『マリオカート ワールド』の記録が桁外れなだけで、『ドンキーコング バナンザ』も大成功と称して間違いありません。
スイッチ2を彩る独占タイトルは、直近にも登場しており、11月だけでも『ゼルダ無双 封印戦記』と『カービィのエアライダー』が相次いで発売され、こちらも大きな話題となっています。









