
「Wii U ゲームパッド」内部にニンテンドースイッチ Liteを内蔵する改造を施し、Wii U ゲームパッドのフォルムでニンテンドースイッチをプレイできるようにした海外ユーザーが現れました。ちなみにここで言う改造とは、物理的な移植での“改造”です。
◆「アルティメット スイッチU コンソール」爆誕!?
改造したのは、YouTubeで活動しているKOUZEXさんです。海外メディアなどでも取り上げられ話題になっています。
同氏が目指したのは「Ultimate Switch U console(アルティメット スイッチU コンソール)」とのこと。Wii U ゲームパッドのエルゴノミクスには素晴らしいものがあると述べ、ネット上で多く評価される「スイッチの携帯性」と「Wii U ゲームパッドの持ちやすさ」の両立を目指したと言います。
そんな改造の手法は、“ニンテンドースイッチ Liteの内部を、Wii U ゲームパッドの中に搭載する”という、シンプルですが技術がなければ成せない荒業です。
改造の経緯も収められている動画内では、Wii U ゲームパッドの内部に収まるようにニンテンドースイッチ Liteの各部品を加工しつつ、配線などを繋ぐ様子が確認できます。
ちなみに、改造に使用したニンテンドースイッチ Liteは来日時に購入したジャンク品(11,000円)とのこと。通電確認済みとは書かれているものの、Lスティックに動作不良がある中古品のようです。
とはいえ、Wii U ゲームパッドのスティックに繋げるには問題なし。同氏はニンテンドースイッチ Liteの単純な移植にとどまらず、さらにクオリティを上げたいと考え、画面をOLEDに換装するなどのアップデート(?)を施しました。

その結果出来上がったのが、従来のニンテンドースイッチ Liteよりも高性能で、Wii U ゲームパッドのエルゴノミクスを持つ「アルティメット スイッチU コンソール」。
カートリッジスロットがなく、音量ボタンなどは電源カバーの裏側に配置せざるを得なかったと言いますが、その結果Wii U ゲームパッドの外見をそっくりそのまま維持しています。また「実際に持ち運べる頑丈さでなければならない」というのも、KOUZEXさんのこだわった点とのこと。まさしく職人芸が光る改造となっています。

完成後は「温度は標準より5度ほど高い」とし、改造第2弾も検討しているようですが、現在は他のデバイスを改造する作業に取り掛かっているとも続けました。動画は「空港のチェックを通れるかどうかには関わらず、海外に行くときにはこれを持っていく」と締めくくられています。
もし今後、日本でWii U ゲームパッドを遊ぶ海外の方を見かけたとしても、実はそれは「アルティメット スイッチU コンソール」なのかもしれません。











