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リメイク版『ドラクエ7』体験版で感じた「不安」に、なぜ期待が高まるのか─丁寧な難易度調整や“1時間→5分”の大胆改変にも驚かされたプレイレポ

リメイクで生まれ変わる『ドラゴンクエストVII』への期待が高まる結果となった、体験版のプレイレポを届けします。

ゲーム 特集
リメイク版『ドラクエ7』体験版で感じた「不安」に、なぜ期待が高まるのか─丁寧な難易度調整や“1時間→5分”の大胆改変にも驚かされたプレイレポ
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本稿では、『ドラゴンクエストVII Reimagined』体験版の一部ネタバレが含まれます。

2000年にPlayStationで発売された『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』をベースに、グラフィックやシステム、演出を大胆に再構築した『ドラゴンクエストVII Reimagined』(以下、ドラクエVII R)の体験版が、2026年1月7日に配信されました。

PS時代に名を馳せた『ドラクエVII』を現代にどのような形で蘇らせるのか、『ドラクエVII R』には多くのゲームファンが注目を寄せています。

その魅力を探るべく触れた体験版のプレイレポートをお届けします。なお、体験版で描かれる物語や展開に関するネタバレがあること、あらかじめご了承ください。

■温かみのあるジオラマ世界と、プレイヤーに寄り添う難易度設定

体験版を遊んでまず目を引くのは、シリーズのイメージを保ちつつも大胆に刷新されたビジュアルです。キャラクターや街並みは過去作から一変し、さながら人形のように見える“ドールルック”へと一新されています。また、建物やフィールドは箱庭的なジオラマ感があり、精巧な模型を覗き込んでいるかのような感覚すら覚えるほどです。

“ドールルック”という表現は賛否が分かれるかもしれませんが、柔らかい色使いと立体感のある背景は、リアルとは違う異世界の実在感を十分演出しており、没入感を促進する一助として大いに役割を果たしていると受け止めました。

また、ビジュアルと同じくらい印象的だったのが、ゲームバランスを調整できる幅の広さです。戦闘中の速度変更といった定番の快適機能に加え、敵から受けるダメージ量や与えるダメージ、獲得経験値やゴールドの倍率、さらには戦闘終了時にHPが回復するかどうかまで、任意で細かく設定できます。

こうした配慮のおかげで、プレイヤーごとに分かれるであろう快適なプレイスタイルを、自分の好みに合わせてセッティングすることが可能です。「歯ごたえのある冒険をじっくり味わいたい上級者」から「RPGに不慣れでも物語を最後まで楽しみたい初心者」まで、しっかりとカバーしてくれることでしょう。

難易度の調整が、よくある「イージー/ノーマル/ハード」の選択だけに留まらず、プレイヤー自身が冒険の感触を細かくデザインできる点は、令和に登場するRPGとして非常に好感が持てます。

■賛否分かれた構成を大胆に再設計

また、配慮という視点で見ると、序盤の再構成にも驚かされました。主人公たちが最初に冒険する謎の遺跡(神殿)は、オリジナル版だと結構なボリュームがあり、挑戦からクリア後に迎える初戦闘(対スライム戦)まで、プレイスタイルによって変わるものの概ね1時間ほどの冒険が待っています。

しかし『ドラクエVII R』の場合、遺跡に入ってからスライム戦に至るまでにかかった時間は5~6分程度。会話のスキップなどは用いず、焦らず遊んでもあっという間にスライム戦までたどり着けます。

オリジナル版の遺跡はギミックを攻略する謎解きなどがあるため、道のりにそれなりの手応えがありました。その時間は、仲間(キーファ)との絆を深める一助になっていましたが、序盤が長すぎるといった感想を持つ人も一部いました。

『ドラクエVII R』では遺跡の展開そのものを再構成し、オリジナル版にあった冒険の流れをを大胆に変更。人によっては中だるみと感じた部分を、テンポ良く次のシーンへと切り替えています。

この変更を是とするか否とするかは、人によって意見が分かれるところです。感じ方は人それぞれですが、過去作で不評が出た部分と向き合い、より良くしようと試みたのはおそらく間違いないでしょう。

本作がどのような姿勢で開発されたのか。謎の遺跡の再構築で、そのその一端を垣間見られたように思いました。あくまで印象の話に過ぎませんが、こうした作りが全編にわたっているのでは──と、期待を持たせてくれるプレイ体験だったと記しておきます。



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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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