
『STEINS;GATE』(以下『シュタゲ』)は2009年にアドベンチャーゲームとしてリリースした後、“あったかもしれない世界線”を描いたスピンオフ『STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん』と『STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム』を展開。さらに第1作目から分岐する形で前日譚を描く続編『STEINS;GATE 0』を発売しました。
また2018年には、テレビアニメ版のビジュアルを下敷きにした全編フルアニメーションの『STEINS;GATE ELITE』も制作。テレビアニメ版で使用したカットのひとつひとつを再構成しつつ、テレビアニメ版では省略された分岐ルートを新規アニメで描き起こし、「アニメのビジュアルに寄せたアドベンチャーゲームとしてのシュタゲ」を作り上げました。
2026年8月20日にリリースされる最新作『STEINS;GATE RE:BOOT』は、『ELITE』のシナリオに、次世代アニメーションツール「E-mote」を使用した新規ビジュアルでお届けする、文字通り『シュタゲ』のリブート版。声優陣のボイスも新規収録となっていて、「今のシュタゲ」がギュギュッと詰まった最新作となっています。
ファンを驚かせたのは、その最新作に収録される新規ルートでした。なんと『RE:BOOT』では、原作ゲームでもアニメでも触れられていなかった新たな世界線「γ(ガンマ)世界線」が登場することに!
「γ世界線」と言えば、「ドラマCD γ『暗黒次元のハイド』」が初出の世界線で、いわば“シュタインズ・ゲート ザ・ダーク”とも言うべき暗黒世界線です。『RE:BOOT』では設定が異なると思いますが、ドラマCDでは主人公の岡部倫太郎が闇落ちしたような世界となっていて多くのファンに衝撃を与えました。
さてそんな『シュタゲ』ですが、新作リリースの足音が迫る中、ホロライブ所属の白上フブキさんと星街すいせいさんが、『リアル脱出ゲーム×STEINS;GATE 繰り返す死の運命からの脱出』に挑戦! 早くも『シュタゲ』熱を再燃させてくれました。
そこで本稿では、大トラブルが発生して“リアル・シュタゲ”になったその配信のもようをお届けするとともに、過去に同時視聴を実施した大空スバルさんと兎田ぺこらさんの、初見勢だからこそ見ることができた微笑ましいリアクションをお届けしたいと思います。
◆2つの視点で挑むタイムトリップアドベンチャー!!
フブキさんとすいせいさんが挑んだのは、PCのブラウザでおこなう2人プレイ専用の『リアル脱出ゲーム×STEINS;GATE 繰り返す死の運命からの脱出』。制作したのは、これまで数々のリアル脱出ゲームを手がけてきたSCRAP。
プレイヤーはラボメンの新メンバーとなり、ひとりが牧瀬紅莉栖のアドバイザーとして、もうひとりが椎名まゆりのアドバイザーとなり、連携して謎解きをおこなっていきます。謎の組織のアジトに囚われてしまった紅莉栖とまゆりを救うべく、お互いの状況が分からない中、つねに情報交換をして、同じ問題を2人で取り組まなければなりません。
たとえば両者に同じようなメッセージが提示されたとして、そのどちらも情報が欠けた状態になっており、手元にあるメッセージを相手に伝えながら2つのメッセージが示す答えを導き出します。

クリアしたフブキさんによると難易度は並み程度。ただし最後は難易度が格段に上がっているようで、初心者が気持ちよく謎解きしつつ、最後には山場が待っている……!! リアル脱出ゲームの入り口として設計されたような、初心者でも楽しめる難易度のようでした。
当初は、すいせいさんが「オレ、鳳凰院凶真さんに憧れてラボに入ったらしいぞ(笑)」と冗談を言いあい盛り上がっていましたが、問題が提示されると双方真剣に取り組みます。失敗すれば紅莉栖もまゆりも即、絶命。見慣れたまゆりの死にざまに、フブキさんも「画面がキツいよー!」とトラウマを呼び起こされていました。
本作はただ謎解きをするだけでなく、時間を巻き戻したり、過去にメールが送れる「Dメール」を駆使したりする、『シュタゲ』らしいタイムトリップアドベンチャーです。時間軸に干渉することで目指す未来を掴むところはまさに『シュタゲ』。それだけでラボメン気分ウッキウキでした。
◆フブしぃのブラウザ、止まっちゃってる……。
さてそんなフブキさんとすいせいさんですが、ゲームスタートから1時間ほどが経過したところで画面が固まるハプニングが! タイムリープする時間をずらしてみたり、キャッシュをクリアしてみたり、ブラウザを変えてみたり……。しかしどうやっても同じ場面でフリーズしてしまいます。
フブキさんが次につながるよう願いを込めて「跳べよおおお!!」と叫びながら復帰作業をしても手応えはなし。まるで何度やっても止まってしまう、まゆりのカイチュー(懐中時計)です。最終的には最初からゲームを再プレイしてようやく正常に戻ったわけですが、「見たかこれがリーディングシュタイナーの力」とすいせいさんがコメントしていたように、何度もチャレンジするあたりが『シュタゲ』を連想させました。


こうしてゲームをクリアしたフブキさんとすいせいさんは大満足。フブキさんは『シュタゲ』本編を履修済みだったこともあり、「おもしろかったわ、シュタゲしてたね!」とコメント。まだアニメ第9話までしか視聴していないすいせいさんは「これを機に全部観たいと思います」と頷いていました。
フブキさんも「見てほしい。ビックリするからホント!!」と激推ししていましたが、どうせ体験するならゲーム本編をプレイしてほしいところ。原作ゲームではケータイメールのやり取りによってルートが分岐する特殊なシステムとなっており、その結果によって異なる結末へとたどり着きます。
各ルートは各キャラクター固有のエンディングに繋がっているのですが、ひと言でバッドエンドとは言いたくない辛い事情が描かれていたりして、そのたびにプレイヤーは岡部とともに各キャラの想いを背負うことになります。その“失敗”のつみ重ねこそがテレビアニメ版では描けないプレイ体験であり、映像化されなかったエピソードでもありました。
◆『シュタゲ』初見勢の反応にニヤニヤ
「記憶を消してもう一度プレイしたいゲーム」として有名な『シュタゲ』ですが、それができない現状、近い感覚を味わえるのが同時視聴です。

兎田ぺこらさんは2023年6月5日に『シュタゲ』のプレイ実況(許諾を得た冒頭部分のみ)を実施。その際、「この続きが知りたい!」と、6月8日よりアニメ版の同時視聴をスタートしました。ネタバレになるので途中の感想を割愛しますが、同時視聴の最終回では「おい最高かよ!」と約20分熱弁を展開。1話で岡部に「この厨二病ヤバくない?」と言った自分を反省し、「バカやろう! オカリンは本当にかっこいいんだ!」と自分自身を叱りつけていました。
またすべての伏線がきれいに組み上がっていく爽快さ、そしてまゆりを救おうとする岡部の覚悟を絶賛します。とくに最後の逆転劇ではずっとテンションが上がっていたそうです。
さらに「なんで今まで観てこなかったんだ?」「神アニメだとみんなが言うのが納得できた」と発言し、「ぺこーら、オカリンがかっこよく見えてきた。今まで見てきたどのアニメの主人公よりかっこいい。これ惚れるな。とんでもなくかっこいい。イケメンとかじゃない。ひとりの人間としてかっこいい」と目を輝かせつつ、「これ以上ないエンディングだった」と巧みなストーリー構成に惚れ込んでいました。

2022年7月8日より同時視聴を開始した大空スバルさんは、ていねいにその内容を咀嚼しながら視聴を進めます。そして最終回視聴後は「マジかよ! 自分も救うの!? 神なんだけど!! オカリン、すごいよ本当に! ここまで完璧な世界作ってくれんの!?」と絶賛し、この状態で第1話を振り返りたいと、そのまま第1話を再視聴しました。
「常軌を逸した覚悟じゃないと。普通じゃいられないよね」。第1話再視聴を終えたスバルさんは、再び神妙な面持ちでリスナーに感想を語ります。
「22話辛かったな。悲しい愛の物語じゃんって思って見てた。紅莉栖もまゆしぃも優しいじゃん。紅莉栖が自分を犠牲にする選択を、自分の口から言いだしたところが本当にキツかった。紅莉栖はけなげだよね、本当に。自分が好きな人に、まゆしぃを救ってあげて欲しいって自分から言ったりとか」。つねにほかのホロライブタレントを気づかっているスバルさんならではの感想です。
「オカリンが諦めなかったのも凄いけど、痛々しさがどんどんなくなっていったのも良かった。19話あたりからすごい痛々しかった。折れた方が楽なのに、でも折れないんだよね。なんとか救おうと思って。いやあのビンタ、いいビンタだったな」
そしてこう続けます。
「1周目と2周目でこんなに印象変わる主人公はいないなって思った。オカリンめっちゃ好きになった。めっちゃ迷ってたんよ、オカリンのアクスタを買うか否か(笑)。オカリンはマイナスのスタートがけっこう強かったんよ。イタタタ、もうやめなよ!みたいな(笑)。その分、後半の揺り戻しが凄かったね」
「これハッピーエンドで終わるって、絶対思わなかったの、スバル。でもハッピーエンドが見れて、めっちゃ良かった」。そしてパズルのピースがピタリとハマッていく感覚に「伏線のプロがいたんだな!」と、クリエイターの力量にも感嘆のため息をついていました。
最新作『STEINS;GATE RE:BOOT』のリリース日は2026年8月20日。まだ『シュタゲ』を体験していない人は、この機会にぜひ。
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